2011年1月26日水曜日

PTがOTに近づいている

アニメソング唄えません.tomoriです.
宮古島は小学6年生までNHKしか写りませんでした.
だから,ニルスの不思議な旅 とか 三銃士(酒井法子の唄)なら知ってますけど.


さておき,去年bobath conceptという「PT」の本を友達の職場でみました.
斜め読みしてたら,4章(patient evaluation)で
OTではおなじみのCOPMとGASが紹介されていました.

ボバース・コンセプトでは,というかボバースさんは1977年の時点で
アウトカムを選ぶ際には個別性 individual を重視していたそうな.

たしかにその路線なら,COPMは使えるでしょう.
(最近読んだ論文で,GASは検査者間信頼性が低いのでもRCTには使えないかも,というのもありました)


ボバース関連の方は本当に勉強熱心だなと思います.
けっして排他的ではなく,良いと思ったものはどんどん取り入れていこう,
という気風があるような気がします.

そしてCOPMも良いと思ったから取り入れようとしています.
PTがOTに近づいてきています.

でも日本のOTはどうだろうか.
ボバースというか環境適応を熱心に勉強されていますが,
COPMをどれほどの方が組み合わせているでしょうか.

OTの強みを活かしてほしいです.


ちなみにADOCなんかも気軽に使ってみてほしいですね.

5 件のコメント:

  1. tomoriさん
    おひさしぶりです。うちでもぜひこの文献を
    回し読みしたいと購入しました!が、、、
    なんと英文なんですね―。

    ボバース以上に私には
    ハードル高かったです。
    得意な人に回し読みして
    教えてもらいます。

    ではまた yasu

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  2. yasuさん

    あ,すみません.購入されたんですか!
    PT向けの本なので,僕も4章以外は読んでないです.
    一応ボバースでは主流の本らしいですが,日本ではCOPMはそれまで普及していないとのことです.

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  3. tomori kounosuke先生 こんにちはthinkableと申します。


    先生のブログ読ませていただきました。


    すごく鋭い視点だったので、自分のブログで紹介させていただきました。

    僕はボバースを幹にしているOTで先生とは幾分方向性が違うかもしれませんが、Drが機能訓練をオーダーした時、No!!といえるって本当に作業療法のアイデンティティが確立されているなぁと感心しました。


    僕はまだその領域には至っていませんが、人間作業モデルの考え方はとても好きです。



    当院でもCOPMやGASを現在集計しています。


    meaningful goalは僕もつねに意識している”つもり”であります。


    今後もブログ読ませていただいて勉強させていただきます。

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  4. thinkableさま

    コメント消去されましたか?
    またメールください。
    お話伺いたいです。

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  5. はじめまして。tomori先生

    thinkableともうします。

    僕のブログで先生のブログを紹介させていただきました。


    先生のご指摘、大変鋭いです。


    僕はボバース概念を勉強中のOTで、急性期病院に勤めています。

    片麻痺患者さんにCOPM→GASという流れで現在集計しており、meaningful goalを意識した課題の中でリハビリを実施しています。


    Human occupational modelも現在、書籍レベルですが勉強中です。


    先生のブログ、大変勉強になるので、ちょこちょこお邪魔させていただきます。

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