長い間ブログが書けませんでした.tomori です.
何か忙しいというのもありましたが,
面白いこと,ためになること書かないと,とか思うと書けないものですね.
見てくださった方々ありがとうございました.
さて,OT学会後から「小児版ADOC」のプロジェクトを立ち上げています.
学校でOBPを実践している作業療法士をチームリーダーに,
小児領域のOTや教員経験がある方をメンバーにむかえて,
ディスカッションを繰り返す中で,ようやくアウトラインがみえてきました.
とにかくコンセプトは
将来のために今する作業を整理することが大きな目的です.
子どもを支援するにあたり,
「まず大事なこと(本当に必要なこと)とそうでないことを見分けることが出来ること.
そして,大事なことに焦点を当て,そうでないことをいかに見過ごせるか」
というベテラン教員の意見を参考に,
将来を見据えた上で,障がいではなく作業に焦点を当てて,今何を優先すべきか,
をガイドしてくれるような機能を考えています.
また,基本的に教員や支援員が使えるようにとデザインしています.
教員の方々には,たとえ障がいがあったとしても子どもをしっかり教育する力があります.
その力を小児版ADOCでサポートできればと思います.
子どもと親,教員が主役で,OTは黒子,というイメージです.
子どもと教員で作業に焦点をあて,作業を可能化するプロセスで
難しければ作業療法士に相談してもらえれば,というスタンスです.
そんなことできるのか?と思うでしょうが,
イラストが作業しかないので,作業が目標になるのがADOCの良いところです.
自傷行為に焦点を当てるのではなく,
学校で皆と仲良く遊べないことに焦点が当たります.
聴覚過敏に焦点が当たるのではなく,
皆と歌が歌えないことに焦点が当たります.
面白いプロジェクトになりそうです.
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