2011年2月15日火曜日

ADOC in 45回OT学会(埼玉)

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夢見る少年 tomori です.

さて,今年のOT学会は埼玉です.
実行委員の皆様お世話になります.

私たち「ADOC project」では,9演題のエントリーです.
10が目標だったのですが,私のワークショップのみ不採択でした….
しかし大学院生が一人もいないのに9演題も出せたことは
自分でいうのも何ですが,よくやった! と思いますし,
ADOC projectの皆さんに心から感謝です.

さて,北は北海道,南は沖縄まで,
いろんな地域からエントリーしているのが分かります.
全てメールやSkypeでやり取りを行いました.
僕以外のメンバーは,別の地域の人と顔をあわせたことがほぼ無いです.
それでも研究はできます.

全体としては,ADOCの信頼性と妥当性を検証するために,
projectのメンバーで手分けしてデータ収集を行いました.
でもそれだけだと,ただの協力ですので,
研究や事例発表をしたい! という方々に対して,
微力ながらデザイン考えたり抄録のお手伝いをして,
こんなに沢山演題があつまりました.


ADOC project はオープンです.
ADOCを使って研究してみたい方,
研究まではできないけどもデータ収集は協力したい方
データ収集はできないけどもADOCに何か協力したい方,
こんな事やったらいいのに,と思っている方

どうぞご連絡ください.
今年も多施設間共同研究を検討しています.



以下,45回OT学会

齋藤佑樹 他 太田熱海病院(福島県)
内に秘めた輝きを再び
-失語症事例との意味ある作業の共有,ADOC(作業選択意思決定支援ソフト)の紹介-
6/24(金) 14-15時 研修室906

原田伸吾 他 ごきげんリハビリクリニック(沖縄県)
発症後16年の生活史に埋もれていた意味ある作業を発掘した事例
-ADOCの試用経験から-
6/25(土) 11-12時 研修室903・904・905

瀬下義正 他 デイケアさくら(北海道)
作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)満足度の妥当性の検証
6/25(土) 11-12時 研修室903・904・905

長山洋史 他 北里大学(神奈川県)
作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の内容妥当性の検討.
一般社団法人神奈川県作業療法士会平成22年度研究助成事業
6/25(土) 11-12時 研修室903・904・905

友利幸之介 他 神奈川県立保健福祉大学
作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の信頼性と妥当性
6/25(土) 11-12時 研修室906

田中裕子 他 ごきげんリハビリクリニック(沖縄県)
離床が目標だった重度用介護者が意味のある作業を語るまでのプロセス
-ADOCの使用経験から-
6/25(土) 14-15時 研修室903・904・905

村上典子 他 豊見城中央病院(沖縄県)
急性期作業療法における意味のある作業の実践
-作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の試用経験から-
6/25(土) 14-15時 研修室903・904・905

金城正太 他 釧路脳神経外科デイケアセンター(北海道)
作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の臨床有用性の検討
6/25(土) 14-15時 研修室906

上江洲聖 他 那覇市安謝複合施設(沖縄県)
作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の表面妥当性の検証
6/25(土) 14-15時 研修室906

2011年2月14日月曜日

I am an Occupational Therapist!

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バレンタインにもらったのはエビスのビールでした。tomoriです。
普段発泡酒なので,感謝です.


Anne G Fisher先生の言葉。

ドクターが立位訓練(機能訓練)をオーダーしてきた時、
あなたはドクターによく敬意を示した上で、

Noと言うべき。

私は作業療法士です。

私は彼にとって機能訓練が重要であることはよく理解しています。
しかしそれは私の役割ではない。それは理学療法のほうが良いと思うし、理学療法の仕事だと思う。私が焦点をあてるのは作業です。私たちはNoと言わなければいけない。それは簡単ではない。

非常に重度のうつ病のクライエント。ベッドで寝ていたいと希望する。
私たちは彼のそばにいって、作業に関する話を始めることができる。
私たちのゴールは、まず動けるようになったら何がしたいのか、寝たままでも何がしたいのか、その何かを見つけること。簡単ではない。でも私たちは信じている。時間をかけてクライエントを理解し、痛みを知り、尊敬すれば、クライエントが、もしかすると何かできるかもしれない、と言ってくれることを。それを知ることが出来れば、私たちは作業療法プロセスを始めることができる。それには良い治療関係が必要である。私たちは彼らを尊敬し、受け入れ、彼らの視点をできるかぎり理解することである。
もし彼がそれでも寝ていたい、死にたいと答えるならば。分かりました。また来ますとその場を去る。そして医師の薬物療法で二〜三日経過をみているうちに、何かできるかもしれないと言うかもしれない。

スウェーデンの文化ではドクターにNoということは非常に難しい。ごめんなさい。あなたの助けになることはできない。他所に行ってもらえますか? ということはかなり難しい。
おそらく日本でもそうだと思う。

でも私たちは強い意志を持ち、自分たちを信じて自信を持ち、私たちは作業療法士であるということを強く認識する必要がある。私たちはアートセラピストではないし、理学療法士でもない。簡単ではない。しかし私たちはそこがゴールであり、夢であり、そこに向かうことができる。

以上

NO というためには自分のなかで確固たるYESが必要だと 何かで見た.



私たちは作業の専門家であり、作業に焦点を当てる専門職。
それをセラピーと言えるのか?

僕は Yes と言える。
でももっと確信を持てるように研究をしていきたい。
皆さんも一緒にやりましょう。

皆さんはどうですか?
作業に焦点を当てた介入はセラピーと言えますか?

2011年2月13日日曜日

OTIPM 講習会

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娘が作った「お父さんスイッチ」に僕があまりにも反応しなかったので
いつの間にか,「お母さんスイッチ」→「子どもスイッチ」になりました tomoriです.
ぼちぼち寝る時間なんですが,
2月になってブログを書いていない事に気付き,急きょ書く事にしました.


2/10-2/12までOTIPM講習会に参加してきました.


ツイッターでフォローしてくださっている方はご存知かもしれませんが.
Anne G Fisher さん直々の講義でした.

OTIPM(Occupational therapy intervention process model)とは,
スウェーデンのOTが開発した,top-downでclient-centeredでoccupation-basedの介入とプランを立てるためのモデルです.食べ物で言えば,キャビアとフォアグラとトリュフを一緒にした料理でしょうか.


さて,からの引用です.
侍OTさんのブログに日本語版があります.

分かりやすく言うための個人的なおおざっぱな解釈としては,

1)CLにインタビューをしてCLの背景を理解する.
情報を集める前に,作業療法は何ができて何の役割があるのか説明するとのこと.
例:90歳の男性・右片麻痺・ADL自立・APDL介助

2)CLが自分で述べた作業に関する優先順位を決める
例:浴槽に入るときに身体的努力が要る

3)作業を観察する
例:AMPSなどの構成的評価や非構成的評価 ※原因は今は考えないこと

4)原因の明確化と解釈と目標設定
適応・環境・役割・意欲・課題・文化・社会・制度・機能・時間の
どの要素が関連しているのか分析する 
例:シャワーチェアーの位置が悪い(環境),

5)代償・教育・習得・回復モデルの中から適切なものを当てはめて介入
例:代償・習得モデルの適用 シャワーチェアーの位置を変える,またぎ動作の練習

6)再評価
例:入浴場面を観察

という感じかと思います.


あとOTIPMは真のトップダウンリーズニングで,
その理由は「観察」があることらしいです.
CMOPもMOHOもトップダウンの理論と言っている.
CL中心のインタビューから始まるのは一緒だけれども,
その作業の観察を必ずしも要求していないので,top-to-bottom upと表現していました.
(どちらが良くてどちらが悪いということではなく,自分やクライエント,環境に合っているモデルを選択することは言わなくてもいいかと思いますが)

そのため
作業に関するインタビューと観察は,作業療法に不可欠だということでした.
なるべく模擬的ではなく,ナチュラルな,作業を見ること.
たしかに観察は重要だなと僕も思いました.
その際,iPhoneなどのデバイスを使って動画で保存すると良いかなとも.

まあ,とにかく,

「作業療法では,意味のある作業に焦点を当てること」

これが講習会を通して一番勉強になりましたし,
ADOCの進むべき方向も間違っていないなと確信できました.




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