2018年12月28日金曜日

今年もお世話になりました

Clip to Evernote
テ,テレビ買いました! tomoriです.もちろんつけっぱなしにはしていませんが.

さて,2018年も大変お世話になりました.今年も「あっ」という間に終わりますね.ブログもろくに書けていませんが,今年のニュースを少し挙げてみたいと思います.


日本臨床作業療法学会 福岡国際大会
今年のメインはなんといってもこちらです.5回目の記念大会として国際学会にするぞーと言ったのは良いものの,めっちゃ大変でした(笑)ご参加いただいた皆様,ありがとうございました.本当に多くの方からのご協力を賜り,なんとか盛会に終わることができました.

OBPシンポジストの皆さまと1枚.


原稿丸読みの大会長講演です(笑)


Linda Tickle-Degnen 教授の講演はしびれました



あの時の感動を忘れないように,僕の終わりの挨拶を載せたいと思います.

この日を2年間も待ちわびたのに、もう終わりなんて、寂しいですね。
I had been waiting for this for two years, but it is a bit lonely to have mostly finished.

最後の挨拶になります。
This is the last speech.

私たちは、先輩方、例えば、ジーンエアーズ、マリーライリー、キャサリントロンブリー、メアリーロー、リンダ、の教えを引き継ぎ、
We take over the teachings of the seniors, for example, Jean Ayres, Mary Reilley, Catherine Trombly, Mary Law, and Linda Tickle-Degnen

私たちの世代で、作業療法をもっと前進させなければいけません。
In our generation, we must make occupational therapy more advanced.

本当の作業療法、つまりOBPを行うには、沢山の挑戦があります。
There is a lot of challenge to do true occupational therapy, that is OBP.

それでも僕たちは逃げる事は出来ません。
Still we can not escape.

なぜなら、人、環境、作業の問題で、作業機能障害に困っているクライエントが沢山いるからです。
Because there are a lot of clients who are having occupational dysfunction due to problems of people-environment-occupation.

私たちには彼らがより良い作業的存在になることを支援する責務があります。
We have an obligation to help them become better occupational-being.

そして、それが私たちの作業的存在でもあります。
And that is our occupational-being.

この学会の成功は、学会を通して多くのプロジェクトが生まれることです。
The success of this congress is whether or not many projects will be born from this congress.

その成果は今日はわかりません。
we cannot know the result yet.

きっと3年後、5年後に分かるでしょう。
We will know the results three years later, five years later.

共に作業療法を前進させましょう。
Let's advance occupational therapy together.

最後になりますが、2年間、家族との時間も犠牲にしながら、学会の準備をしてくれたスタッフ、ゲストスピーカー、通訳の皆さんに感謝します。
Last but not least, I thank all staff and guest speakers who prepared while sacrificing the time with my family for two years.

ありがとうございました。
Thank you very much.


作業療法の定義改定
これも大ニュースです.5月の日本作業療法士協会 総会にて,205票のうち200票の賛成で新定義案が可決されました.僕も定義改定委員として5年ほど関わっており,当日は舞台裏に控えていましたが,流石に手が震えました.今回の定義は,細かい部分で納得いかない点もあるかと思いますが,得票数からも分かるように,大筋では作業療法の様々な可能性を否定しない定義になっていると思います.不足する点については,皆様の普段の実践にて補っていただければ幸いです.経過はこちらから.次回の学術誌作業療法に詳細な解説が掲載される予定です.


東京工科大学 作業療法学科 偏差値アップ
外の仕事だけじゃなく,中の仕事でも一定の成果は残せたように思います.偏差値は学部ビリからPTと並ぶトップ,ひいては全国私立作業療法学科トップになりました.もちろん偏差値にはカラクリがあるので純粋に内実を表しているわけではないのですが,基本的には学生の自己効力感を高めるためのものです.どうせうちらはPTより頭悪いから...と学生は考えがちで,それを「やれば出来る!」という思考になんとか変えていきたい.そう思って日々教育に色々取り組んでいます.今年は学生との距離もぐっと近くなり,来年も色々できそうで楽しみです.

学校作業療法(SBOT)研修会
いま特別な支援を必要とするお子さんが増加の一途をたどり,教育現場はとても大変な状況になっています.かつてから学校に作業療法を届けたい一心で色々取り組んできましたが,今年はそのための研修会を開くことができました.全国から集まった講師,参加者のみなさま,ありがとうございます.One action起こしてくれてるかなぁ・・・


研究本・研究法シンポ
医学書院さんより研究本を執筆中で,全国学会で発刊予定でしたが,スミマセン.来年2月の予定です.もう4度目の編者校正で,良いものになるよう何度も読み返しては赤ペン入れてます.分かりやすく,最新の内容になっていると自負しております.また全国学会で企画した研究法シンポも,600名を超える方々にお集まりいただき盛会に終わりました(日本臨床作業療法学会会員の皆様は別撮りした動画で閲覧可能です).90分では多少難しい内容もあったかと思いますが,研究本で読み返しつつ理解していただければと思います.


研究論文
今年は英文2本で,目標値からずっと低いのですが,一応3本サブミット中,2本校正待ち,執筆中2本,進行中の研究はよくわからないくらいあります(笑) 競争的研究費にもいくつか書いたので,刈り入れるのは来年かなと思います.来年は研究に注力します.




さてさて,今年も色んな種を蒔くことができたかなと思います.蒔きっぱなしに終わらず,こまめに水や肥料をやり,まずは芽が出てくるまでを短期目標に頑張りたいと思います.


では,今年もお世話になりました.来年もどうぞよろしくお願いいたします.

良いお年をお迎えください.











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