2013年4月19日金曜日

どうすれば先生のように肩の力が抜けますか?

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とうとう僕以外の家族が7時代に寝るようになりました.tomori家です.これって本当に早寝早起きと言えるのかな(笑)


さて,今日は特に書くことはないのですが,何故か気になったことがあるので書いてみることにした.

先日,学生から「どうすれば先生のように肩の力が抜けますか? 切羽詰った感ないですよね」と質問された.んーーー.するどい.僕は確かに猫背の脱力系教員です.

その答えを自分なりに考えたときに,思いつくのが,simple life ということ.これに尽きます.


テレビは観ません.ていうかテレビが無いです.家に.車もありません.ベビーカー以外は.洋服もほとんど捨てました.同じ服を買い,毎日着ています.僕の研究室とか見てる人はわかりますが,物が少ないです.そのかわり,本当に使うもの,好きなものしかありません.ひがみではないのですが,「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」というムヒカ大統領のスピーチは心にジーンときます.




そしてムヒカ大統領は「そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。」と言っています.幸福とは個人によって異なりますが,僕はムヒカ大統領がいう幸福はごもっともだと思っています.いろんなもの,いろんな欲を捨てることで,自分の大事なものが見えてきます.それが分かれば,それ以外はそう頑張ることもないなと思えるようになり,自然と肩の力は抜けるものです... 

車のスピード,走行距離をあげるにはどうすればいいか.簡単です.エンジンをお金をかけてEVに積み替える前に,車の車体や積荷を減らすことです.

最後まで読んで下さりありがとうございました.



2013年4月14日日曜日

自分は何ができるのか考えてみた... 

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1年生になったばかりの娘が,「行ってきまーーーす」と靴下を履かずに出ようとするのをみて,かみさんから「あんたそっくり」と言われました tomoriです.というのも,僕もかつて 右にクロックス、左にナイキのサンダルを履いて校舎内をうろついていたことがあるからです(笑)→初心に戻る学界発表


さて,僕もブログやSNSを始めたり,またADOCを思いついてからというもの,いろんな方とお話できる機会が格段に増えました.やはり,すごい方に共通するのは努力家ということです.そして卓越した知識,技術を持っています.すごい方とやりとりさせていただくと,本当に勉強になります.

一方,「先生,ポジティブバカ」と学生から言われたことがある僕でも,すごい方のすごい言動に触れたとき,尊敬の念を感じるとともに,「それに比べて自分は何ができるんだろう」という不安に苛まれることがよくあります.

そう.僕はいろんなことをしていますが,特段その道のトップレベルの知識があるわけでもなく,臨床でクライエントを変えることができるわけでもなく,英語ができるわけでもなく,Macは好きだけど別に詳しくはない... 全て多少はできますよ.でも逆に言えば全て中途半端ということなんです.事実は何もできないし,何もしてない人なんです.

幸いにも,〇〇の人,と言われると,〇〇にはADOCが入るでしょう.ADOC作った人,と僕を表現することはできると思います.でも僕はプログラミングは一文字もわかりませんし,勇気を出して正直に告白すると,ADOCの項目はゼミの学部生が僕の会議中に下案を作りました.小児版のADOCsも特にそうですし(ADOC for school いい感じに作っています),いま新たに作ってる第3弾のADOCもそうです.ADOCシリーズのベースは,全て学部ゼミで作っています.

この際さらに正直に言うならば,僕は臨床で実際に患者さんにADOCで面接したことは2回しかありません.しかも面白いことに,2回とも失敗に終わりました...(笑) そのうち一人はイラストを選んでくれませんでした(笑) ADOCの使い方の質問をされたとき,「こう使うと良いらしいですよ」と,侍OTさん,琉球OTさん,ちびっ子OTさんからの話を参考に,コメントしています(笑).

研究では,200-300名のクライエントやOTを対象にADOCの妥当性や信頼性を検証しています.そして現在,回復期と老健でRCTを進めています.でもここでも正直に言うと,僕はたった一人もデータを取っていません.研究としては企画者がデータを取らないほうが良いというのはありますが,回復期RCTで言えば,侍OTさん,琉球OTさん,メガネOTさんなどに入ってもらって介入プロトコルを作成し,統計はNさんにお願いし,姫や竹林さんにRCTの方法とかの助言をもらって,ブログで協力者を募りました.データの整理は院生のKくんにお願いしています.

で,僕は何ができる人ですか? んーーー,そうだな.グラントとったり,論文書いたり... それもそうなんですが,もっとメタな部分で言うならば,「仲間がやりたいことの実現をお手伝いすること」です.だいたい飲み会で盛り上がってくると聞きます.「で,実現できるかどうかは置いておいて,本当は何がしたいのか?」と.しかも何度も.それは何度も話すというプロセスを経て,語り手の中で整理されていくもんだとかっこいいことを言いたいのですが,単に記憶力が悪いだけか,オヤジ化しているだけなので,勘違いしている方,すみません(笑).

その仲間の思いを実現するために,どうすれば良いか,そんなことを考えたり,それに向けて動いたりするのが得意かもしれません.思い返してみると,仲間の思いの手伝いは,めんどくさがりの僕をモチベートしてくれます.

なので僕の仕事は皆の仕事と言えます.つまり各人の思いを集めたのが,ADOCであり,RCTであり,事例本であり,その他いろんな仕事,全てです.ここポイントなんですが,僕がやりたいプロジェクトというよりは,やりたかったけど出来なかったというみんなの思いを,同じベクトルにあるものを集めたという感じですかね.あ,そうだ.前から言ってましたね.「共創」です.

先日沖縄での打合せ後の飲み会で,ちびっ子OTさんに「tomoriさんは今後ADOC project とかどうしていきたいの?」と聞かれ,「んー,特に無い,皆がADOCを通して自分のやりたいことができればいいなぁ」と答え,その場をしらけさせました(笑).ちびっ子OTさんからすれば,僕からいつもいつも「で,何がしたいの?」と答えさせられているので,「そもそもお前は無いんかい!」と突っ込みたくなったでしょうね(笑).

まあ結論として,僕は何もできないし,何もやりたくない人なんですね.皆がやりたいことができればいいなぁと,この方とこの方がつながるとお互いの思いが実現するかなぁ,こんな物作ればこの間聞いたあの人の悩みが解消されるかなぁとか,といつも飲みながらぼんやりと考えている人間です.一人で何か始めることもできません.人と一緒に何かすることで,その人が輝けるような,アンパンマンで言えばバイキンマンのような役回りでしょうね.どおりで表舞台に違和感を感じるわけだ(笑) そうか.僕はバイキンマンか.

このブログを見てくださっている方々,これらかも僕とつるんでください.そして僕らのプロジェクトに興味のある方は,どうぞお気軽にご連絡ください.

なんかよくわからない文章ですが,最後まで読んでくださりありがとうございました.



以下,バイキンtomori を創ってくれた本です.

7つの習慣―成功には原則があった!
僕の人生を変えてくれた本です.この本の4,5,6の習慣を知ってから,僕はバイキンマンになったんでしょう(笑).いろんな本を読むより,これ1冊で十分な気がします.

はじめての編集 [単行本]
この本の,”編集者は,何にもできないけど,何でも出来る人”という言葉に救われました.僕は何もできないけど,確かに僕の仲間が集まれば何でもできそうな気がする(笑)素晴らしい仲間たちです.

秋元康の仕事学 ( )
AKB,とんねるず,おニャン子くらぶ(笑),あと美空ひばりさんの「川の流れのように」の作詞など,長年にわたって数々のヒットを生み出している秋元さんが普段意識していることがわかります.”記憶に残る幕の内弁当はない”,という言葉が好きです(笑) 

2013年4月4日木曜日

大学院での学び方。

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三女を抱っこするからという理屈をつけて長女の幼稚園の卒園式にフリースで行ったら、他のお父さん全員スーツでした。tomoriです。園長先生にいたってはモーニング…? 後で娘にパパだけ違ってたねと言われました。

ということで春ですね。大学院生が入ってきました。毎年同じことを書いてるような気もしますが(OTで大学院進学を考えている方へ)、また大学院での勉強方法について「ごくごく個人的な意見なんですが」書いてみようと思います。


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院生の方は大学院へ勉強しにきたと思いますが、大学院は基本的に研究を学ぶところです。研究を学ぶ=論文を書くことです。頭の中にどんなに知識があっても他人には見えません。論文としてカタチにならないと研究を学んだと証明出来ないんですね。証明出来ないと学位はもらえない、というのが大前提です。

何が言いたいのか。院生の皆さまには常にアウトプットを意識してインプットして欲しいということです。単刀直入に言えば、アウトプットに関係ないことは、極力インプットしないほうがいいということ。選択肢が多いほど悩むものです。

大事なことは、何を学ぶかではなく何を学ばないか、です。自分のテーマを早く決めて、それに関係することを優先度高めに学んでいくほうがいいです。

せっかく大学院に入ったんだから、研究法という研究法を全て学びたい、先生方のやってる研究を少しでも多く知りたい、自分の興味のある事を明らかにしたい、色んな願望があると思います。

よく分かります。でも、二兎追うものは一兎をも得ずと言うとおり、多くを学びたいという願望のせいで何一つ極められないということにつながります。また自分の興味があることにこだわり、テーマが壮大過ぎて研究として形にならないこともしばしばです。

参考記事 社会人大学院生が抱えがちな悩み:自分の問題関心・業務経験×研究として成立させること


臨床では、患者さんのために色んなスキルがあった方がいいです。ジェネラリスト。でも研究はある一部分だけ飛び抜けて凄ければいいです。スペシャリスト。それでもごくごく一部の人しかなれません。専門外はそれが得意な人がやれば良い。僕はそう思ってます。特にGoogle先生が出てきてからは幅広い知識では勝負出来なくなりましたね。

もちろん、失敗が許される環境下で色んなことをゆっくりと学ぶ方がいいです。基礎を固める。いいに決まってます(笑)。僕もそうさせてあげたいです。でもそれは学部までです。まあ学部の頃は貴重な時間をバイトに費やしたと思いますが(笑)。ぜひその後悔を学部の学生に伝えてください。

大学院教育で理想をいえばこんな感じかもです→大学院教育で何が出来ると人が育ったと言えるのか
でも特にOTの場合は常勤で働きながらの方が多いので、時間的な制約が大きくなります。多数の人は自分が頑張れば何とかなると思っていますが、自分の仕事の見積もりは経験上あまりアテになりません。

ネガティブなことばかり書きました。じゃどうすりゃ良いんだよ〜、と言う事で、大学院生(特に修士)かつ現実主義者にオススメな方法ですが、一論文につき一研究法を学んでいく、いうスタイルです。沢山の研究法を学んでから、そのうちテーマに合うもの一つを選択する、というより、この論文では因子分析を、この論文では質的研究を、この論文ではABAデザインを、という感じですね。在学中にすべての研究法を理解すると言うより、一論文一手法で学位論文を書き、修了後もコツコツと研究を継続してして研究法を「体得」していく。この方法だと在学中に学位論文はちゃんと進むし、経験上そっちの方が研究法を本だけで学ぶより身につきます。講義で聞いたことなんてどうせすぐ忘れますよ(笑)方法は研究とセットで体得するのです。

参考記事→「“ラボ”で右脳を刺激する」日本でマーク・ザッカーバーグを生み出す教育論【特集:New Order-茂木健一郎×伊藤穰一】


その時大切なのが、自分の研究テーマ(仮説)が、本当に、めちゃくちゃ重要で、誰がみても分かるくらい、いま明らかにすべき課題であるかどうか見極めることです。これは学生の問題というより指導教官の腕の見せ所じゃないかなとも思います。

厳しい言い方ですが、価値の低いテーマにどんなに時間を費やして完璧にやっても、価値の低い仕事に変わりありません。寝る間を惜しんで先行研究を隅から隅までガンガン読んで、休日を潰して聞いたことない横文字の統計バリバリやって、その結果有意差が0.00000001以下になって、非の打ち所がない結論をビシっと書いたとして、もちろんこれでいいんですが、残念ながらテーマがイマイチだと他人は興味を示してくれません。一方、残業一切せず、t検定で、有意差が出なかったとしても、比較した事がテーマが非常に興味深ければ、みんな見てくれます。

参考記事→あなたの理論は、現場の役に立ちますか?
    →圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

テーマの決定。こればかりは研究者のセンスが大きく関与するように思います。もし努力でカバーするとなれば、先行研究を読むよりその道の最先端の人や、現場の人と話をすることですね。足を使って会いに行く。普通頭良いヒトは10年後くらいをイメージして仕事してますし、論文では確実なことしか言えないので、活字は本当の意味で最先端とは言えないと思います。

長くなりましたが、大学院生にお伝えしたいことは、何を学ぶかではなく何を学ばないか、そして、どうやって解くかではなく何を解くか、が重要です。光陰矢の如し、少年老いやすく、学成り難し。あれこれかいつまんでいるあいだに,あっという間に時間は過ぎていくものです。

下に僕の研究や仕事に対する考え方をガラッと変えてくれた、オススメの書籍です。ビジネス本ですが、いずれも海外の大学院についての話が出てきます。僕自身も大学院の講義で使っている大好きな本です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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