さて,我が家にはテレビないんですが,SNSみていると面白そうなものはわかります.
昨日はNHKスーパープレゼンテーションで面白かったと言われていたTEDの エリザベス・ギルバート "創造性をはぐくむには" をWebで見ました.20分くらいあるんですが,クリエイティブなお仕事をされている方にはオススメです.
作家さんのように,creativityで全て仕事しているわけではないので,そこまでプレッシャーはないのだけれども,この動画のジーニアスが降りてくるときの感覚的な話や,不安になって朝からジンを飲みたくなる話など(笑),とても共感できました.
僕もADOCを思いつこうとしたとき,つまりジーニアスが自分の身体を通り抜けていこうとしたとき,僕は寝てたんだけど,紙とペンを取りに行って,布団の中でガーっと書いた記憶があります.その紙は入試の試験監督の紙でした(笑)それ以降は,ボスや仲間と何度も話し合い,荒削りなアイデアをカタチにしていきました.そのプロセスにおいても,あのインターフェイスがふと頭の中に降りてきたのです.原案を書いたのは,ものの数分です.本当に,何かが通り抜けていくという感覚ですね.なので僕はいつも紙とペンを持ち歩いています.
どうやってADOCを作ったのですが? とかたまに聞かれるんですが,僕もよくわかりません.少なくとも,ものすごく努力をしたわけではありません.むしろその時,同時に動物実験で学位論文や論文を書いてて,そっちはピロリ菌に侵されるくらい努力していました(笑).なので,ADOCはどうやって作ったかという質問には,偶然の産物です,とお答えしていました.
で,第2弾といえば,いま創っている ADOC for schoolです.やはり2回目ということもあり,僕も多少なりにプレッシャーを感じました.そういうときに人はどうするか.ちょっと知識がつくと沢山機能を付けたがるんですね(笑).定食屋の大盛りみたいな(笑) そうして複雑なものができあがるんです.僕も紙の上では作りました.それから,ゼミ生などと何度も話し合い,その会話の中で出てきたアイデアをベースに,一人で考え,最初100%くらいあった機能を,本当に必要なもの40〜50%くらいにしていきました.ちょうど大吟醸くらいですか(笑) その時,今回はジーニアスが見守ってちょくちょく来てくれた感じで,時間をかけて少しずつ熟成していきました.時間があったのでよかったです.
今はそのアイデアをエンジニアさんに依頼してプログラムする段階なんですが,そこでも専門的な意見を伺いながら,より使いやすいものになるようにしています.ADOCとはちょっと違う仕組みになりそうです.今の予定では,OT学会にデモ版はもって行けると思いますので,ぜひ遊びにきてください.
そして,並行して,今は第3弾の構想を練っています.これは実在するジーニアスこと竹林さんと一緒に作っています(笑).少しネタをばらすとすると,去年から ADOC for hand を作っています.彼にはコンタクト取れるのですが,多忙なため逃げていきます.ちなみに先週は連絡こねーなーと思っていたら夢の国まで逃げていたようです(笑)その尻尾をエイッと捕まえて,早口コメントをどうにか紙とペンに落とし込んでいる状況です(笑).ADOC for handには,まだ実在しないジーニアスは降りてきていないのですが,このTEDをみて,少し肩の荷が降りました.いつかまたジーニアスは降りてくるだろうし,降りてこなくても,一応実存するほうのジーニアスとできることはやった僕のせいではないと思うようにしよう...
さて4時半か.ぼちぼちジーニアスが降りてきやすい時間なので,くるか来ないかわかりませんが,お迎えの準備だけはします.
最後まで読んでいただきありがとうございました.
以下,ADOC for school で機能を減らしたときに読んだオススメの本です.
これが無ければ,for school は重っ苦しいアプリになっていたかもしれません.プロジェクトを動かすときに大事なことが書かれています.本自体は分厚くて,もっとシンプルに書けよって突っ込みたくなる本ですが(笑)
目次は以下の通り.
第01章 Think Brutal 容赦なく伝える
第02章 Think Small 少人数で取り組む
第03章 Think Minimal ミニマルに徹する
第04章 Think Motion 動かし続ける
第05章 Think Iconic イメージを利用する
第06章 Think Phrasal フレーズを決める
第07章 Think Casual カジュアルに話し合う
第08章 Think Human 人間を中心にする
第09章 Think Skeptic 不可能 を疑う
第10章 Think War 戦いを挑む
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