2015年6月11日木曜日

こちらが障害という言葉を使うから相手もそれで返す

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今年は自転車とカレーにこだわってみようかと思っています.tomoriです.


昨日,教育事務所から依頼でちびっ子OTさんと宮古島の幼稚園を巡回しました。

キョロキョロして、発語もほぼ無く、周りの子どもたちとほぼ関わりがないお子さん。でも、とにかく友だちと一緒にいたい一心で、その場から逃げずに試行錯誤していました。

観察後に、先生、支援員、保護者、児童デイ(OTさん!)、指導主事、その他先生、総勢10名でADOC-Sを囲み、その子の将来について話をしました。最初はみんなかたい表情で、これもできない、あれもできない...とイラストを選んでいきますが、友だちとの交流を増やして行きたい! というみんなの期待が一つになりかけた頃から、こんなことできるよ、あんなことしてたよ、こんなことすればいいよね、とポジティブ面が出るわ出るわ(笑)

最後にはみんな笑顔でちょっと涙目。うちらそっちのけで、保護者、教員、児童デイで盛り上がり、別々だった連絡ノートを一つにすることになってました。みんな帰った後、先生や支援員は目を輝かせながら、「とにかく自分のやってることがこれで良いのか分からなかった。でも今はみんなで決めたから大丈夫。今後のこの子の成長にワクワクします!」と。



僕たちのミッションは、障害という言葉のない学校や社会を作る、です。難しいことでしょうか? みんな意識に上がりにくいだけで本当は見れてるんですよ。その子の良い面を。

こちらが障害という言葉を使うから相手もそれで返す。そして社会にどんどんこだましていく。こちらが子どものやりたいことについて話せば、できていることに目が向き、子どもへの期待が返ってくる。それがこだまとなって笑顔が拡がる。幼稚園にもそう書いてありました(笑)




リハビリテーション,心理士,看護師,社会福祉士などなど.外部専門家が教育に関わるようになりました.ただ、自らの職域拡大のために、そこに障害があることを無理くり探すのはやめましょう。障害の理解しましょうとネガティブキャンペーンするのはやめましょう。

叶えたい社会参加のために、やりたい活動ができるようになるために外部専門家は存在しています。そう理解してもらうために,これからも活動していきたいと思います.

そんな議論がインクルーシブ教育最前線でもできればなと思っています。


最後まで読んで下さりありがとうございました.

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