2012年6月5日火曜日

フィッシングメール(英語)のお詫び

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tomori です.

ヨーロッパ出張中にGメールのフィッシング詐欺に引っかかってしまいました.
私のアドレスから英語のメールが送られてきた皆様,本当に申し訳ございませんでした.
おそらく,Gメールから連絡先の情報(氏名,メール,電話番号)が抜かれたと思われます.
本当に申し訳ございません.

履歴を確認すると 南アフリカ(41.151.1.203)からのアクセスのようです.おそらく日本語でのメールはできないのかな思いますので,もし英語で知らない人から連絡があった際には無視するようにお願いいたします.


なおフィッシングの内容ですが,Googleを装ったメールが来て,メールにあったリンクを押すと,セキュリティシステムをグレードアップするために再度メールとパスワードを入力してくれといった内容が英語で書かれていました.ヨーロッパでメールにアクセス出来たり出来なかったりということがあったので,パスワードを入力してしまいました.iPadしか持っていかなかったので,ファイヤーウォールなどセキュリティが働かなかったことも原因です.Chromeでそのメールのリンクを開くと「フィッシングです」との警告が出てきました.


また,7月1日の講習会の申し込み方法も混乱させてしまい申し訳ございません.申し込みを作業療法臨床実践研究会さんへ変更いたしましたので,そちらからお願いします.

今後このようなことがないように,これまで以上に十分気をつけます.
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします.


2012年5月27日日曜日

ヨーロッパOT学会(COTEC)に来ています-その2

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ホテルのシャワーの出が悪いけど、フロントの無愛想な刺青お兄さんが怖いので我慢してます。tomoriです。


さて、僕は本当に英語ができません。特に英会話。昨日、店員さんに Have you ever been in SWE? と聞かれ、自信満々に 15 hoursと答えて笑われたし、さっきなんてカレーを頼んだら大皿のサラダが出てきた。サラダ付ける?と聞かれてると思った。不味かったので全然笑えないが、まあそんなレベル。


で、今日はADOCの発表日だったので、長いのですが状況を報告させてください。


僕は普段ビビりなんだけど、その日の朝は不安を通り越して開き直っていた。根拠はないけども、ADOCは海外でウケると思っていた。だって海外は異文化の人たちが一緒に暮らしているし、全体のリテラシーも日本ほど高くない。なので海外では複雑な会話になる目標設定時には補助手段が必要だし、ひとつ前のブログでも書いたとおり、全体的にマニュアル化が流行ってんだなと感じたからかもしれない。


まあ脳内はロッキーのテーマで8時に会場に入り、ポスターとチラシ60枚を貼った。待機時間はこちらで指定して良かったので、昨日まで観察してて人が会場に一番多くいるランチタイムにした。最低5分立っとけば良いらしいが、カードに12:30-14:30と書いた。さっそく隣のとなりの人に、very interesting! talk to later〜♩と言われ、OK♩と同じテンションで返した。のはいいものの、どうしようと内心思った。


Keynote speech を聞いて9:30すぎに会場を覗くとポスターの前に2名ほど立っていた。それまで日本人としか会話をしていなかったので、よし勝負!と思って hello と声をかけてみたのが事の発端。めっちゃ人が集まってきた。私が英語世界最低ランクの日本代表です、と言わんばかりの発音と文法で説明した。でも伝わった。と思う。こっちの人は表情豊かだから、日本の学会で発表する時よりも、それに興味あるんだというのがビンビン伝わってくる。途中少し抜けたが、気がついたら90分くらい過ぎていた。用意してたチラシは無くなった。待機時間前なのにどうしよう(笑)


ということで、I would like to use a printer とあちこち聞き回り、会場にたまたまインターネットサービスとプリントサービスがあったので、チラシをダウンロードして100枚コピった。


12:30にポスター前に戻ってからはあまり記憶がないが、とにかくすごい人だった。今日は一人だったので証拠写真がなくて残念だけど、話そうねーと笑顔で言ったはずの隣のとなりの人が、邪魔だからすこし寄ってくれとクレーム言ってきたくらい集まってた。


やっぱ日本と同じで、iPadしか使えないのか?いい感じなのにーみたいな意見が多かった。自分はプログラミングできないから仕方ない、でもfreeのpaper versionがあるからそっちダウンロードしてくれ、今は日本語版しかないけど訳す予定ですーというと、それはいつなんだ?と何名かに迫られた(笑)早くやろう。


結構iPad持ってる人が多かったので、いくらなんだ?とも良く聞かれたな。20ドルくらいって答えると、OK not expensive と言ってた。あとは子どもにはどうなんだとか、かな。もうアウトプットに精一杯で記憶が飛んでいる。いや、ていうか説明は用意してたカンペでできるけども、フリーディスカッションになると全くダメだからだ。何度もあったけど、1人が質問してて僕が何回も聞き直している姿を見た隣の人が、それってこういうことやろーとフォローしてくれても、それすらわからない的な状況(笑)。説明は聞くけども、それが終わって質問になると、多くの人が、こいつとは話せないなと見切って、OKOK very very interesting ! thank you とその場を離れていく。人によってはメモに書いてもらったり、辞書アプリに単語をうってもらったりしたけど(笑)でもこっちの人はしゃべれなくてもすごい優しいし、寛容。あと、いつか使ってみたかった単語→oops 後半調子のって使いました(笑)


あとは、英語に翻訳しているけど文化的な検討が必要だから、もし興味ある人は連絡してくれとチラシに書いたが、何名か連絡するねーと言ってた。デンマークだかノルウェーだか。てか本当に連絡あったらどうしよう…



そんなこんなで、ぽろぽろ人が少なくなってきて、終了。15時を回っていた。残ったビラが20枚なので、140枚ははけたことにるな。スゲー。すごい疲れたので帰ろうかと思ったけど、16:40からCOPMとAMPSを使った認知症のRCTでめっちゃ有名なGraffさんの発表が聞きたかったので、もはやビール以外では潤すことのできないカラカラな喉のまま待機した。I'm very tired と前に質問してくれたイタリアのイケメン兄ちゃんに言うと、m&mのチョコレートくれた。


で、Graffさんの発表。研究方法のセッション。こんなにRCTで結果だしたけど、臨床であまり使われてないし、医者なんかの認知度が低い。だからガイドラインやモデルを整理している、みたいな内容だった。そのとおり。僕も前から言ってんだけど、どんなにエビデンスレベルが高くても彼女らの結果は臨床で使えないんだよね。謙虚に事実を受け止めていたので、そこもさらに尊敬。


たまたま、臨床でガイドライン使ってもらうにはどうすればいいのかというテーマで、Graffさんのもとで研究にしてる院生がとなりに座ってたので、勇気をだして、セラピストはこのガイドラインのどのプロセスが難しいと言ってるのか?と聞いてみた。もちろんこんなスムーズな文章ではないが。そしたら、クライエントをmotivateしたり、OTの目的を伝えたりするのが難しいみたいと言ってた。じゃあということでADOCを紹介した。彼女はスゲー喜んでくれた。さっきまでとなりに座ってた、僕が前のブログで紹介したCOPMの強さと限界を発表した人にも見せたかったと。認知症者でもわりと意思決定に参加できるよと言うと、たしかにうちらは中等度から軽度の認知症者しか対象にしなかったが、これだと前からやりたかった重度認知症者も含めることができるかもね的なことをディスカッションした。名刺をくれ、連絡するからーという感じ終わった。てか、今まで論文でしかみたことがないような人たちと話せるなんてすごいね。国際学会。


そのあとすがすがしい気分で会場を後にした。一昨日からカレーが食べたかったので、1人慰労会をしようとおもって、お店を探してやっとたどり着いたあげく、出てきたのは激マズのサラダだったというオチです(笑)帰ったら絶対カレー喰ってやる。


とにかく、皆様に応援のおかげで、ADOCを世に広めることができました。開発者のバカさも付帯してますが(笑)。でもこれも序の口。近々宮崎学会で、ADOCとはまた別の面白い仕組みを発表しますので楽しみにしててくださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


以下写真(すみません。iPadだと途中に差し込めないんです)








2012年5月25日金曜日

ヨーロッパOT学会(COTEC)に来ています-その1

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初めての海外なう。tomoriです。
ヨーロッパのOT学会参加のためにスウェーデンのストックホルムです。北欧だから寒いだろうと上着を持ってきたら、ノースリーブに半ズボンのひとが結構いた(笑)綺麗な街です。



まあそれはさておき、そう1人なんです。初めての海外で1人は大変だしつまらないよという周りの意見を珍しく振り切ってまで一人で来たのは一応理由があって、ひとりだったら強制的に周りの誰かと話すかなぁという自分なりの追い込みをかけたのだ。しかしながら今日ちゃんと会話したのは参加してた日本人とのみ。かつ、1人のときはTwitterしてるというなんとも無惨な結末w友だちいない淋しい人オーラ丸出しだったかなぁ、とホテルで1人ブログを書いて、日本の家族とSkypeする始末だ。これはもう日本にいようが外国にいようが、自ら話す人は話すし、話さない人は話さないのかもしれない、というのが自分なりの結論。でもまあこれは、ポスター発表やけど一日立っとくくらいの心意気でいこうという自戒を込めた決意表明でもある。


でも発表を聞く分には、スライドの文字があるし、推論できるので映画やTEDよりは何となく分かる。なのですごい勉強になる。ちなみに学会のテーマは Diversity 多様性だ。


最初はWHOの役員さんの基調講演。ICFという単語は出てこなかったし、OTの学会だから気を遣っていたんだろうけども、WHOは個別性や多様性を目指しているらしく、WHOとOTのビジョンはかなり似ている印象。


ランチでは今度の講習会に来ていただく竹林さんと立ち話。短い時間だったけどもスゲー沢山のことを話した。彼が入ることで講習会もかなり面白いものになるだろうと我ながら思った。


午後はデンマークのOTの発表。ライフデザインの支援はエビデンスはあるもののけ、臨床ではなぜか使われていない。よって臨床家と一緒にプログラムを開発していて、今後はRCTに持っていきたいというやや中途半端な内容。でも他の国でもかの有名な論文の使えない批判はあるんだなぁと思っていたら、次の演題は当の本人たち、つまりClark氏のWell elderly study 1-2の発表(笑)

ただ、これには本当に本当に圧巻された。15年の重みと自信、そしてあれだけの研究結果をもってしても決して満足することない探究心を感じた。非常に申し訳ないけども、国から膨大な研究費をもらって、同じ位置づけっぽく行われている我が国の生活行為マネージメントの現状とは雲泥の差である。そして、自分が企画しているRCTもしかり。ポジティブな結果が喉から手が出るほど欲しい気持ちは分かる。そりゃ分かるんだけど、あくまで大事なことは探究心だし、科学に対する真摯な姿勢とリスペクト。反省しすぎると何もできないのでちょっとだけ反省した←もちろん言い訳。


あとはアウトカムメジャーとしてのCOPMの強みと限界という発表。僕が論文で引用してる、COPMの信頼性を検証したCap氏、認知症者のRCTを行ったGraff氏のオランダのグループ。実際にRCTで使ってみての生の声。COPMはやっぱいろいろと曖昧さが残るとのこと。どうにかレクチャーなどで補うが、結論としては、完璧じゃないが現状としてはベスト、ということ。Clark氏も大規模研究では多様性をどう担保するかが難しい、そんなことは述べていた。


そのあと、竹林さんたちのロボットリハに関する発表。成田さんの流暢な英語はもちろんのこと、内容も素晴らしい。鳥肌ものだ。通常の自主トレに比べて上肢機能の向上が認められた。でもADLへに汎化までには至らなかった。そこがOTのロボットリハでの課題ね、と。でもおまけがあって、その課題を達成するための提案であるTransfer packerge。それで予備的には結果が得られてますとうてんこ盛りの発表だった。これだけは分かって欲しいんだけど、ロボットとか聞くだけで浅はかな誤解をしてほしいくない。彼らは色んな手段の一つにすぎないと思っているし、OTの役割は生活で使える手、使っている手にすることだと思っている。何よりも、単にエビデンスでりゃ右ならえになる、じゃなくて、正しいことをみんなができるようにしようという、謙虚だけど使命感に近い強い気持ちがある。


まとめると、学会のテーマは多様性。OTは個別性を重視した関わりが強みと言えるし、それが社会からも求めらつつある。研究結果も少しずつ蓄積されつつあるものの、研究を適切に実施するには、研究結果を実際に現場で使うには、山田先生のRCTの結果や考察にもあったけども、方法の簡略化、マニュアル化がこれからのトピックスになるんだろうなと思った。その点、竹林さんたちの研究はClarkグループに負けてない。研究の質は、単純に有意差の有無、人数が多い少ないだけの問題ではない。現場で使えなければ意味がないんだ。もちろん回復期と維持期という違いもあるが、日本型作業療法として各国と肩を並べてディスカッションできるくらいの内容だと改めて思った。


ちなみに、僕たちADOC projectも、クライエントやセラピストの多様性を担保しつつ、誰でも同じような支援ができるように!の仕組み作りを初めから目指している。なおかつ研究結果と臨床実践との乖離があるこの現状を、根底から変えれるような仕組みを作ってみたいと思っている。


てなことを思っていても、学会上で1人iPhone触ってたら何も考えてないしてない人と同じでしょ、とスウェーデンで1人反省している淋しい誕生日でした(笑)


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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