2012年9月12日水曜日
なぜOTではクライエントという言葉を使うのか
これでも昔はメンズノンノとか読んでました.tomoriです.
今の僕の格好を見たこと人にはホント笑い話なんだけど(笑)
一応,これでもカッコつけだった(笑)
さて,OTはいわゆる患者さんのことをクライエントと呼んだりする.初めて聞いたのは学生のころの実習報告会.は?クライエントだと? カッコつけやがって,患者さんでいいだろと思った.あの頃は作業療法は治療.困っている患者さんを治すものだと思っていたし,患者さんを尊重するけど最終的な意思決定はOT中心でするもの,という時代だった.
そして時は21世紀になり,違和感を感じる言葉は,患者さま.患者さま.んー別にいいんだけど,もし自分がOTを受ける側になって
「tomoriさま.今日のごかげんはいかがでしょうか」
「tomoriさまに私たちは何をして差し上げられるのでしょうか」
なんて言われたら,ちょっとぞっとする.
医療もサービスだと言われるようになって久しい.もちろん接遇やアメニティは必要だけども,本当のサービスは相手の望むことを叶えるのではなく,相手が望んでいない潜在的ニーズを提供することでもある.Appleの製品がそうであるように.
ふと今思ったけど,僕の親しい友だちは患者さまと呼ばない.呼ぶ気配もない.クライエントと言う.てか会話で熱くなってくるとポロッと本名が出てくることもある←やや個人情報流出w
なんでかと考えたときに,おそらく僕や僕の友だちは,作業療法の本当のオーダーを出すのが医師だと思ってない(笑)患者さんが出すと思っているのではないかなと.オーダーを出すということは,つまりクライエント.だからクライエントと呼ぶんだろう.
そして作業療法の本当のオーダーがあるから,楽しそうに作業療法をやってるのだろう.それが作業療法での Shared decision-making だと思う.図にするとこんな感じ.
ちょっとクセはありますが,読み物としては面白い1冊 → 「患者様」が医療を壊す
最後まで読んでくださいありがとうございました.
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