さて、今日は東京都作業療法学会に参戦してきました。なんたって我らがリーダー。メガネさんが学会長です。雨だろうと関係ありません。いや嘘です。朝ちょっとやめようかなと思いました(笑)
メガネさんの学会長講演は面白かったです。
テーマは
東京から発信する新しい作業療法の創造
まず、人口減少、OTの急増、診療報酬の減額、年収減少、医療費パンク、という現実から、将来の見通しはそう明るくないですよ、と。ただ、作業機能障害は色んなところに転がっている。citizenもそのことは潜在的に分かっている。なので、これからはマーケティングを広げないといけない、という提言。例えば、健康高齢者、ニート、生活保護、介護疲れ、失恋、打ち込める事がない人などなど。作業機能障害という観点から、まだ作業療法の知識が役立てるだろうと。そのためには、大学、NPO、士会が協業しなければいけないし、教育で経営学を教えた方が良いとのことでした。
しまいには、コーヒー飲めないけど悩み相談の喫茶店なんかどうだろう、という話になりました。イマイチウケて無かったけど(笑)
でもね、僕はメガネさんらしい先見の明というか、嗅覚の良さなんだろうと思います。これって職域拡大じゃないんです。作業療法は社会に求められることをやっていこうということなんです。それが作業療法の本質であり、強さであり、作業療法が今後無くならないであろう1番の理由なんです。しなやかさが命。逆に言えば、それができなければ淘汰されるでしょう。
機能訓練が求められる時は機能訓練をして、OBPが求められる時はOBPをして、次は何でしょうね。
こういうと、節操がないと自責の念にかられるOTも少なくないと思いますが、ふらふらしてていいじゃん(笑)むしろ僕は芯なんていらないと思う。台風が来たときに最初に折れてしまいますよ。これから大切なのはしなやかさ。これだ!って全てを決めてしまうことは、これだ!と一つのものにすがるのは、今のご時世危ないすね。
そんなことを再確認できた、良い学会でした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
なんだか、とてもよくわかります。
返信削除納得な記事でした。
ふらふらと俯瞰で社会を見渡せば、たくさんのニーズが転がっている気がします。 morita
morita 先生 いつもありがとうございます.作業療法の歴史が教えてくれることは,自分たちが社会のニーズから発生的に生まれたものであるということかなと思います.〇〇って枠に縛られなければ,応用力の高い学問とも思います.
返信削除tomori