2013年12月5日木曜日

「もっともっとものさし」より「大好きものさし」

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今日学生にキレてしまったちっちゃな男.tomoriです.イライラしちゃダメですね.


さて,今日は我が家のやりとりを紹介します(FBに書いたことを編集しました)


僕→やっぱ偉い人たちはすごい努力してる。まだまだ俺は努力が足りないなぁ

カミさん→(笑)はっ? あんた(のレベルなら)もうこのくらいで十分でしょ? 人生7割。いまも十分幸せでしょ? 難しい人だなぁ。あははー(笑)




上を見れば自分が情けなく感じ、下をみればもっとちゃんと働けよと思い、周りを見ればこんな環境では何もできないでしょ言い訳し…

もっと偉くならなければ、もっと賢くならなければ、もっと住みよい社会にしなければ、といった「もっともっとものさし」では、人はいつまでたっても幸せになれません。それは周りと自分を比べることはもちろん、過去の自分と今の自分を比べることもです。

「もっともっとものさし」は,成功のために不可欠なパラメーターだと思われがちですが、そうではないと僕は思ってます。

じゃなにか。好きで好きでたまらないことを無心でやってるうちに、なんとなく成功が後からついてきた、という感じではないでしょうか。本当の成功って。ていうか好きなことをやっているかどうか,でしょうね.

なので、「もっともっとものさし」ではなく、「大好きものさし」を使ったほうが良いでしょうね。自分が好きと思えるかどうか。好き嫌いものさしではないですよ(笑)ゼロは嫌いではなく、普通です。

昨今,SNSなどにより他人と自分を簡単に比較できるようになりました.そんな中,「もっともっとものさし」のネガティブな側面をちゃんと意識しておかないといけませんね。僕もそんな事を,このふとした会話で思い出しました。




老子の言葉で,まさに天下を取らんと欲してこれを為すは,吾,その得ざるを見るのみ,というのがあるそうです.つまり,「天下を取ろうとして策を弄する者に,天下を取れたためしはない」


以下この本の引用です.p165

”さらなる上を目指して努力することを悪いとはいいません.しかし,いまいる場所からはい上がらなければ幸せはないと考えるのは,欲望に振り回されているだけです.だからイライラしてしまうのです.どんな場所,どんな環境であっても幸せでいられる.そんな人のもとにこそ,世界は身を寄せるのです.”

この本オススメです.



この老子の本を読んで,ホントしっくりくるのが侍OTさんです.さすがに侍と名乗るだけあって,本当に禅の人です.彼を知っている人ならすぐ分かると思いますが,いつでも謙虚,朗らか.悪口は言わない,イライラしない,感情的にならない,ブレない,欲張らない,いつも幸せそう,余裕がある,でも好きなことは明確.みんな侍さんのことが大好きです(笑)

先日,その侍OTさんの夢がひとつ叶いました→レンズを通して世界を覗く

しかも,参加人数は245名と過去最多で,多くが作業科学学会の非会員だったそうです.その日は全国各地から参加者が集まりました.準備している彼は,はたから見ていて大変そうなんですよ.でも努力してますって感じでもないんですよ,全く.まさに侍さんは自分の信念や好きなことに没頭し,そんな侍さんの人柄に”世界が身を寄せた”という2日間でした.

夢って,「もっともっとものさし」ではなく,「大好きものさし」で,こうやって叶えていくもの,いや,なんとなく叶っていくものなんだなぁと思いました.




まだまだ自分はできるはずだとか,まだまだ努力が足りないとか,未来は自分次第とか... 僕もそんなロジックで自分を鼓舞しながら頑張ってきました.今後もその気持ちは大切にしたいと思います.

でも,僕は生来ナマケモノ.良く表現すれば脱力系.好きなアーティストは奥田民生です(笑).今こうやって様々な仕事をいただけるのは,僕の能力では身の丈以上.背伸びどころか,厚底ブーツを履いた状態で,自分でもなんでこんなことになっているのか良くわかっていない(笑).だからもう少し周りの曇りなき眼で,周りの景色を楽しみながら,人生ゆっくり生きていこうと思います.

奥田民生 レーザービーム(Perfumeのカバー)



しかしこの動画最高だよな〜(笑)


最後まで読んでいただきありがとうございました.



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