かりゆし58の アンマー を聞くと必ず泣いてしまう不良中年のtomoriです.
今日は,私の視点から,臨床実習で何より大切だと思うことを述べさせてください.
私は臨床実習で
「作業療法って楽しい!! もっと知りたい!!」
と学生に思ってもらうことが何より大切だと思います.
それは実習出る以前のことだから,
私には関係ない,そんな学生を実習に送るな
という意見ももちろんあります.
しかし学生は学生なりの価値観と背景を持って受験してきます.
中学生からOTを志したという人もいれば,
とりあえず受験しましたという人もいます(私はまさにそれです)
レディネスが整っていないのは当然のことです.
なので,
フィードバックが上手いとか,
技術があるとか,
親身になって考えるとか,
いろいろ指導に悩むこともあられるかと思いますが,
指導した内容が学生に響くのは,
学生が作業療法をもっと知りたいと思うときだけです.
勉強したいと学生が思うのは,
学生が作業療法をもっと知りたいと思うときだけです.
学生が今のままではだめだと思うのも,
学生が作業療法をもっと知りたいと思うときだけです.
ではどうすれば学生が作業療法に興味を持ってくれるか.
それは指導者自身が作業療法が好きでもっと知りたい!と思っていることだと思います.
なかなか他人は変わりません.
しかも実習は1〜2ヶ月の短期間だし,特に学生は緊張しているのでなおさらです.
でもそんな指導者自身の作業療法士としての背中を見せることで学生に影響を与えることはできます.
知識がない,社会性がない,いろいろ問題はあります.
作業療法士として,現状で最低限の知識も技術も必要です.
でも,5年後は今とは比べ物にならないくらい,新しい知見がたくさんあることと思います.
もしかしたら癌を治癒できる薬が開発されて,乳癌の作業療法なんて言葉がなくなるかもしれません.
結核の作業療法が無くなってしまったように・・・.
2000年から2010年で,リハの世界も結構変わったと思います.
なので,臨床実習中に,
今の知識と,「作業療法をもっと知りたい」というモチベーションを
どちらが大切かと比べた場合,
大切なのは今の知識ではなくて,
5年後,10年後に新しい知識を取り入れるモチベーションだと思います.
おなかがすいた人に,魚を与えるのではなく,魚のつり方を教える
という中国のことわざにも通ずるものがあると思います.
5年後に新しい知識を取り入れる人は,
作業療法をもっと知りたいと思う人です.
2010年5月5日水曜日
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twitterから来ました。スギナガです。
返信削除こんにちわ。まさにその通りですよね!
臨床実習とはモチベーションを育てるものだなと思います。
あとブログにリンク貼らせてもらいました。今後ともよろしくお願いいたします。
ありがございます。
返信削除ブログ拝見しました。おもしろそうな方法ですね。
また学会などでもご挨拶できればと思います。
よろしくお願いします。