2013年9月15日日曜日

日本作業行動学会でシンポして来ました!

Clip to Evernote
今日はワイシャツ着てましたが、SNSでそれを見た侍OTさんから、どんだけ気合い入れてたんですか!とわざわざお電話頂きました(笑)tomoriです。


はい。今日は作業行動学会のシンポジウムに呼んでいただきました。ありがとうございます!


本番の前に、シンポジストと司会の京極先生とお話ししました。京極先生のナイスファシリテーションで、結構盛り上がって、もはや本番終わったんじゃないかぐらいのテンションで会場入りしました。

京極先生からOBPのイノベーションという、お題提示の後、いざ僕の順番となりました。それがまたウケることに、僕に珍しくスライドのノートに読み原稿書いてたのに、それがよく分からんけども、なんか使えずに、ちょっと頭真っ白になりかけましたが、とりあえず堂々としたふりをと思い、開き直ることにしました(笑)



内容は、いつもの通りに、うちらのADOC projectのmissionから入り、アプリの簡単な説明をした後に、臨床、教育、研究で僕たちがやって来たこと、これからやりたい事などを話しました。ADOC、ADOC-S、みんなのリハプラン、授業、事例本、研究などなど紹介させていただきました。

京極先生からは、ADOCは、理論を学んでOBPをする、というこれまでの流れに対して、実践をしながら理論を学ぶ、もしくは実践してから理論を学ぶ、という選択肢を増やしてくれた、とコメント下さいました。いつもながら、何てかっこいい表現をするんだと思いました(笑)ありがたいです。

そして、シンポなので、長めの質疑があるんですが、僕が受けた質問として、緊張してて忘れてるところがあると思いますが、最初、たぶん、作業に関する理論を深く知らない人がADOCを使う事について、今後どうするつもりですか?みたいな感じでした。

僕はADOCは背景に特定の理論が無い。でも周りには、まず使ってみて、それから深さを知り、勉強するようになる人が多いと思う、と答えたと思います。

そしたら、今ADOCは背景の理論が無いと言ったけど、評価表を作る上ではそれはあり得ない。今後はどうするつもりなんだ?と聞かれました。

僕は、作業に関しては、これまでこんなにすばらしい理論がある。ADOCにはそれを使って欲しい。いまさら作業系の理論を作ったとしても、結局同じようなものになるだろう。今後やるつもりはない。僕は理論とかより、臨床のためになるような介入研究や、傾向スコアとかの仕組み作りがやりたいです。と答えた。はず(笑)

そこで、京極さんが、特定の作業に基づいてないだけで、作業は大切に、というパラダイムの枠では基づいてるよね、とフォローがあり、そうですと答えました。

またフロアから、特定の理論に基づくといろいろ避難されることもあるから、ADOCはそれはなくて良いんじゃないですか、みたいなフォローも頂きました。と、皆さんが助けてくれました。なんて優しいんだー(T_T)

そして何とか終わった後、質問に来てくれた方が、僕は学生の頃作業とか教えられても全くわからなかったけど、実際にADOCを使ってみて、これか〜と知って、いろいろ勉強するようになりました。これだけは先生に伝えたかったです。と… な、な、なんとここにおるではないか(笑)

そしたら、もう一人、沖縄のOTが声かけてくれました。彼は活分を頑張ってる病院に勤めてて、2年前?に琉球OTさんがまずADOC使えと勧めてくれて、こうやってわざわざ岡山まで作業の勉強をしに来ている。僕もADOCから入り、理論を学んでますと… んんん、ここにもおる。

またTwitterでも、ADOCを使ってみると、比較的簡単に、なんとなくでも使えてしまって。そこがいいところでもあるけど、私自身、「ほんとにそれでいいの?」という思いになって、きちんと理論を学ばなければ、という思いになりました。とコメントもあって…

なんかね、そんな意見を聞いて、間違ってなかったなぁと思いました。ADOCでオートマティックにいろいろできてしまうのもいかがなものか、みたいな意見はたくさんあります。でも僕の耳にはこんな感じで、作業に興味をもって、さらに勉強してると聞こえてきます。


で、ひとり帰り道。質問になんて答えれば良かったんかなぁと考えてました。

ADOCが特定の理論がなくても成り立つのは、これまでの先生方がしっかりやってこられたからです。僕たちは苦労知らずのいいとこ取りですヽ(´o`; 

ただ今作業療法の現状として、理論や学問はある。無いのはエビデンス、効果検証です。僕たち理論生成で苦労しないぶん、アタマにスペースができました。なので今まさに求められている事にフォーカスしようと思います。みたいな感じかなぁ…

「オレは臨床家だ」と言ってた基礎研究のボスのことをいつも思い出します。臨床に役立つ仕事をこれからもやって行きたい。そう強く再確認することができた学会でした。

ちょうど家につきましたヽ(´o`;
23時かー。でも晴れてて良かった。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. このコメントはブログの管理者によって削除されました。

    返信削除

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...