今3年生は2月いっぱいまで評価実習中です.
私は身体機能評価学ⅠとⅡを教えています.Ⅰでは,評価手技をざーっと教えた上で,Ⅱでは20名程度の学生を4グループに分けて,私が模擬患者役兼ファシリテーターで,無茶な授業をしています.
その授業の最後の学生の感想です.
勉強するって楽しいなと思った
この検査を行うことで何が分かり、何につながるかを考えるクセをつけることができたと思う
「作業療法士とは何か」ということをたくさん考えた
使えない知識ばかりだったことに気づかされた
やっぱりOTだ!!と思えたことが何度もあった
自分にはOTは無理かもしれないと思っていたのが、
少しだけやってみたい、がんばれそうだと思えるようになった
自分からどんどん学ぶことができた
今まで自分がいかに学んでいなかったということも痛感した
実習は更に難しくなるだろうけど、その分、面白さも増すのかなと思い、緊張ばかりのイメージではなくなった
分かってないことに気づいたこと、自分で本を探して調べてみようと思うようになったことが、大きな成長かなぁと思う
グループワーク、すごく楽しくてすごく勉強になった
学ぶことが楽しいと思えるのは自分の中で初めてだった
高校とは違う学びの楽しさを知れた
背中を押された
今まで別々の授業で学んできたことが、この授業でつながっていることが分かって、今までのまとめも同時にできた気がした
これから疑問の嵐になると思う
私に足りないところは何なのかということ気づけたことは大きかった
自分がどの様に物事を認識しているか、どういう視点で見ているか、何を考えているかってことをものすごく意識させられた。結果、自分が全然考えていないんだってことを思い知らされた。
今まで与えられた課題をこなすことや暗記する勉強法になれていたので最初は戸惑ったが、1年半でだいぶ慣れた
評価結果を客観的に解釈することの難しさを実感した
はっきりとした答えというものは「障害」には存在せず、結局あいまいな状態になっている状態が「障害」というものであり、OTが関わるのは障害の「何」を求めるよりも、障害によって QOLが低下した患者の支援をしていくことなのではないかと思った。
何のために(評価学)概論の授業を受けたのかが、やっと頭の中でつながった。
評価の調べ方考え方を調べる方法は以前よりも身につけることができたと思う
この授業の目標は,評価実習を楽しくすること! でしたので,
帰ってきたらどうだったかアンケートをお願いしようと思っています.
教育で最も大切なのは,OTの楽しさを実感してもらえることじゃないかと私は思っています。苦悩や挫折に立ち向かえる反骨精神は、OTの楽しさだと思います。でもOTの楽しさは教えてもらうものではありません。自分で気づき、育て、得るものです。もちろん全員が気づけるものではないと思います.しかし学生個人個人に適切な対応、つまりその学生が伸びる環境を作ってあげれば、あとは自分で勝手に芽を出し、その人なりの花を咲かせると思います.ほめるのか、怒るのか、励ますのか、無視するのか、その学生に必要な肥料を適切なタイミングで与えることで、学生自身で成長すると思います.
来週で終わりです.
一皮むけた学生の目を見るのが毎年楽しみです.
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