皆さんの5年後の目標は何でしょうか?
私は,このADOCをきっかけに,多くのクライエントと作業療法士が作業について考えるようになればいいなと思っています.
皆さんはなんでしょう.
最近思うのが,5年後の目標と言われて,ADLなりますか?
ヒトの人生の目標や夢がADLだけになるはずがないんです.
ましてや,手が動く様になりたい,歩ける様になりたい, が人生の目標になるはずはありません.手段にはなると思いますが.
患者さんだから,体が動くようになりたいと考える,ということがそんなに当たり前でしょうか.
患者さんが毎日そう考えていること自体,寂しくないですか…?
世の中は日々色んな出来事が起きているのに.
宮前先生の講演
最 初に氏は,ADLの自立,家庭復帰,家屋改造などが可能となり,リハの成功例と思われていた重度片麻痺患者が,バリアフリーに改築した自宅の部屋を「座敷 牢」と呼び,退院半年後に自殺してしまったエピソードを紹介。また,住宅改築に際して本人の希望がかなわず,在宅療養の中で痴呆が急激に進んでしまった例 などを紹介する一方で,セラピストの言うことを聞かないために,「わがままでやりにくい」と言われていたクライエントが,退院後には実に生きいきと自分ら しい生活を送っているといったエピソードを披露した。
これは,専門職がクライエントの価値観を受け入れなかった場合は,本人が不幸になり,逆に専門職の価値観を拒否した患者は自分本来の人生を生きられることになり,「作業療法とは何のためにあるのか」と自問したと述懐。
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n2493dir/n2493_01.htm
目標は誰のためにあるのか…
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