2010年3月14日日曜日

卒業式

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昨日は卒業式でした.
本専攻では卒業生,教員,ご父兄で軽くパーティーを行いますが,
その中で卒業生一人ずつ挨拶があります.

彼らは教員や友人(戦友),親に感謝を述べるわけですが,
今年は参加された親や,参加していない親に対しても
「ありがとう」と述べた学生が多かったような気がします.
何か私自身にありがとうと言われるより嬉しく思えました.

灯台下暗しといいますか,親のサポートって近すぎて逆に気づきにくいものです.
私も父親が亡くなるまでは全く知りませんでした.
今は感謝を伝えることができない身からすれば,
恥ずかしいでしょうが,是非直接会って伝えてほしいものです.


また,卒業生には立派な作業療法士になることが人生の目標ではないと言いたいです.
人生の目標は,坂本龍馬っぽく言うならば,

自分らしい生き方を見つけることと,
社会に何かしら貢献することで,

作業療法士として働くことは,そのための一手段です.

作業療法士として働くことは,社会に貢献するという観点では,
患者さんにありがとうと言ってもらえることもあるので実感として分かりやすいと思います.
しかし自分らしい生き方が作業療法士として一生懸命働いても見つからないようなら,
他の手段を探してもいいのかもしれません.
作業療法学はビジネスの世界で言うPDCAサイクルを追求する学問なので,
そのロジックはどの分野でも役に立つと思います.

自分らしい生き方とは何か,何のために生まれてきたか,
それは患者さんに対してだけでなく自分自身に対しても常に考えてほしいなと思います.
それが作業療法をする上でもベースとなるでしょう.


2 件のコメント:

  1. 卒業式,おめでとう,そしておつかれさまでした.
    家族にありがとうを言える学生と過ごすことができて,幸せでしたね.嬉しくなる気持ち,わかります.
    自分らしい生き方を見つけた時,感謝の気持ちを思い出して欲しいという願いを込めて,おめでとうを送ります.

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  2. ありがとうございます.そっちもお疲れさまでした.

    返信削除

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