2013年8月16日金曜日

ADOC-S.なかなか好評です.

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洗濯洗剤のニオイがアメリカの洗剤ぐらい強いなぁと思っていたら,どうもすすぎの口に液体洗剤を注入していたようです.tomoriです.2回目で気付きました(笑)


さてADOC for schoolことADOC-Sですが,9月リリースに向けて頑張って準備しています.6月の学会ではデモ版をお見せしましたが,あの頃よりもインターフェイス(画面の見た目)はだいぶかわいらしく仕上がっています.


同時に各地でヒアリングも行っています.おかげさまでポジティブな意見をいただいています.

アプリの特徴は,なんといっても「リリース後でも改良できる」ということです.コレが例えば教科書とかのように「物」になってしまうと買い換えないと無理ですが,アプリはダウンロードすればバージョンアップすることができます.どんどん良くしていくことができるのが強みです.

ボクはADOC-Sの産みの親ですが,育ての親にはなれません.ユーザーの皆さん一人ひとりが,ADOC-Sの育ての親です.もっともっとユーザーのニーズを集めて,より良いものにしていきたいです.

今日もADOC-Sの開発者のちびっ子さんたちはヒアリングです.ちなみにボクは,もう一人の開発者と研究打合せ兼飲み会です(笑) 



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特別支援に関わる教員
作業の一覧(全体)が見える中で選択できる機能がいい.教育現場で起っている次の問題の解決につながると考えられる.現状の問題は,①教員のskillによっては全体を考えられずに目の前の課題や,教員が個人的に感じた活動にしか考えが向かず狭い目標になってしまうこと.②教員と保護者とで注目することが違うと,学校は学校、家庭は家庭で別々のプランができてしまうこと.また,計画書や評価には「生活」の単元の他に「国語・算数・・」といった教科もある.その教科に「トイレに行ける」といった目標をどうリンクさせるかが課題.指導する内容と評価を区別できない教員が多いかもしれない.


市職員
〇〇市には〇〇ブック(連絡帳みたいなもの)があり、関わった機関がファイルに支援内容等を挟み、それを持って小学校へ上がることで、支援を繋いでいくと仕組みですが、形式ばってしまう傾向があるので、ADOCSのように視覚的にも内容的にもキャッチーで、明るいものであれば、保育士のような支援者や親さんにとっても受け入れやすく、また本質に近づきやすいものではないか。


療育センター
個別指導計画の作成自体が手さぐりで、指導員は新人ばかりなので、ぜひ取り入れていきたいとのこと。特に、保護者への療育内容の説明が、自分たちの専門性に自信が無いので、いつもOTに頼ってしまい、保護者もなんのためにいつまで通わせていいのかわからないといった関係を構築しがちであったが、ADOCSがあれば、保護者とも話しやすく、お互いが同じ方向を向いていくことに取り組みやすいので、早く使ってみたいです。


療育に携わる医師
これは、小学生というよりも、むしろ就学前の子供たちに積極的に使うべきだ!! なぜなら、保護者の多くが「やってくれ」と子育てを外注化する傾向が強くなっていて、特に小学校の先生に対してその要求が強くなり、関係をこじらせてしまい、また、先生側も疲れてしまい、専門家同士が連携したりしていくことに構えてしまう。早期から保護者を療育に参加させることで、そのような関係性は予防できるはずだ。これだけひっかかってくるこどもたちの数が多くなっているので、療育機関に浸透できれば、それは素晴らしいと思う。


今後もヒアリングを続けていきます.よろしくお願いいたします.


最後まで読んでくださりありがとうございました.


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