やっとパラパラのチャーハンを作れるようになったので,
次はオムライスを極めることになりました.tomoriです.
ADOCとCOPMの違い
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日はADOCとCOPMの違いについて考えてみようと思います.
ADOCはCOPMの遷移をベースに,
ACSの写真カードを使うアイデアをかけ合わせて作ったものです.
ただ個人的な意見としては,理論の有無,コストの高低の軸から,
両者には図のような違いがあると思っています.
ベースとなる理論
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ADOCに理論はありません.
そのかわり,CMOPのような分厚い理論の本は不要です.
COPMも分かりやすいマニュアル本がありますが,
ADOCはYoutubeで動画を見て,操作方法は理解できます.
またOTとは何ぞや!というCL中心やOBPに対する信念もあまり要りません.
よくPT,CM,ワーカーの方から使用していますよーとの連絡があります.
ADOCはリハに関わる全ての従事者がつかえることを目的にしています.
従って,OT専用の理論が無いことは強みであると思っています.
コスト
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コスト面について,ADOCはiPad+アプリが必要です.
念を押して言いますが,iPadはWiFiモデルを買えばランニングコストはかかりません.
ただし5万程度は必要です.
COPMは基本的に無料です.マニュアル本が1900円くらいします.
ADOCはCLに併せて半構成的+構成的に面接を進めることが可能です.
自分から作業についてよく話してくれるCLでは,
イラストをザーッと流していきながら話を進めていけるし,
あまり自分の作業に関心が無いCLでは,
イラストを一つ一つ見ながらゆっくり進めることも出来ます.
一方,COPMではCLが自分の作業に関心がない場合,面接がかなり難しくなります.
またADOCではインフォメーションボタンを押すと説明文が出てきます.
面接の進め方も画面に出てくる指示に従ってできます.
イラストを選んでいくことも含め,面接の個人差が比較的出にくいと思います.
COPMは言葉だけで面接を進めていくため,個人差が比較的出やすいと思います.
面接の自由度
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これはCOPMのほうがわりと構成的なADOCよりも高いとお考えの方が多いと思います.
僕もADOCを作って実際にCLに使ってみるまではそう思っていました.
つまりADOCの95項目はCLの自由な語りを阻害するだろうと.
しかし実際に使ってみると,意外にそうでもないのです.
またADOCは「その他」の項目を追加できるので,95項目にないものでも追加することができます.
侍さんも言っている通り,ADOCのイラストは扉 なんですよね.
イラストは会話のきっかけになって,CLが何かを思い出して,しゃべるしゃべる...
僕はわりとCOPMをやっていたほうですが,
その経験と比べても遜色ないくらいCLも自分の物語を語ってくれます.
これは比較したデータがあるわけではないのであくまで経験則です.
ただ僕たちの先行研究では,
OT実施中の100名のCLにADOCを実施し,最終的に480コの目標が設定されました.
その中で,95項目に無い「その他」の項目の割合は 1% (n=5)です.
つまり99%はADOCの95項目でカバーできたわけです.
もちろんCLの自由な選択は阻害されたかもしれませんが,
「その他」の項目が1%って少ないですよね.
ADOCの欠点
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
COPMはモノがなくても試用できますが,ADOCはiPadがなければ試用ができません.
なので,会話のきっかけとなって話拡がるよーとか,簡単だよーとか言っても
ユーザーはiPadがなければ試すこともできません.
これはどうにか対策を考えたいなと思っています.
あと,盲目のCLにはADOCは使えません.
さいごに
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近COPMとの違いは?という質問を受けるので,書いてみました.
長くなってすみません.
ADOCとCOPMを実際に両方使った経験がある方がいれば,
コメントお願いします.
追記 2/6
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一つ大事なことを忘れていました.
ADOCはShared decision making(意思決定の共有)を重視しています.
つまりCLとOTが一緒に目標を決めるということです.詳細はこちらから
COPMはCL中心です.CL中心といってもパートナーシップを結ぶことだ,と定義されているので,意図することはADOCもCOPMも同じだろうと思うのですが,
COPMはOTがCLに必要だと思った作業を提示するプロセスがありません.
これは実際された方は分かると思うのですが,誘導にならないかなーと結構悩むことが多いです.
でも専門家として必要に応じて誘導することも必要だと思っています.
14muraさんご指摘ありがとうございました,
2012年2月5日日曜日
2012年1月1日日曜日
理論と実践の勉強会
あけましておめでとうございます.tomoriです.
朝4時から仕事して朝8時から呑んでます(笑)
元旦は朝から呑んでいいというお許しがあるので...
勉強会のお知らせ
ーーーーーーーーーーーーーーー
さて,2012年最初のブログは,おもしろそうな研修会のお知らせから.
作業療法臨床実践研究会さんが面白そうな研究会を企画している.
ライブケースが熱いぜ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的には,吉川ひろみさん(先生というと怒られるので)の
COPMとAMPSのライブケースとかマジ激アツだと思っている.
というのも,僕も勉強会で吉川さんのCOPMを見たことがある.
てか僕が模擬患者役で,吉川さんのCOPMを実際に受けたことがある.
自分の担当患者さんを想定して.
僕はわざと麻痺の回復に固執した感じで返答した.
てか,だって皆機能訓練ばっかしてた時だったから,
そのほうが聞いてる皆は勉強になると思って(笑)
でも吉川さんは障害の話も受け入れながら,的確に大事な作業を聞き出していった.
すごく話しやすかったのを覚えている.
そうして大事な作業をいくつか組み合わせて提案された作業が,
マジなんかの協奏曲か!と思ったくらいの調和の取れた作業だった.
まさにOTのアートの部分を見た感じだった.
本で読んで,COPMは使っていた.
それでも学びは多かった.クオリアが違う.
その日から僕の作業療法実践が変わったのはいうまでもないし,
その日がなかったらADOCは無かったといっても過言ではない.
そのくらいのインパクトだった.
まず実践でしょ?
ーーーーーーーーーーーーーー
先日勉強会にお呼ばれして,それ以降理事の方とよく話すんだけど,
彼らは理論をどのように実践で使うのか!ということを重視している.
理論は大事なんです.大事です.大事です...
でもそれ以上に大事なのは作業に焦点を当てた実践です!
と,良く話している.
そこら辺は僕の考えと似ている.
→ADOCは何のためのアプリか
理論を知らないと良い臨床はできない!
でも実践で使われていないなら意味がない,と.
臨床家が分かりやすい理論の話を!というのがコンセプトらしい.
あと,一つの理論の固執してもいけない.
目の前の患者さんに併せて何でも使うほうがよいというスタンスもある.
これも臨床家にとっては大事なことでしょう.
ということで,これまでの「お固い」勉強会とちょっと違うと思う.
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
って山本五十六の有名な言葉だけど,多分この勉強会には全部入ってると思う.
理論は興味あるけど難しそうって方はぜひ.
申し込みはこちらから
朝4時から仕事して朝8時から呑んでます(笑)
元旦は朝から呑んでいいというお許しがあるので...
勉強会のお知らせ
ーーーーーーーーーーーーーーー
さて,2012年最初のブログは,おもしろそうな研修会のお知らせから.
作業療法臨床実践研究会さんが面白そうな研究会を企画している.
ライブケースが熱いぜ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
個人的には,吉川ひろみさん(先生というと怒られるので)の
COPMとAMPSのライブケースとかマジ激アツだと思っている.
というのも,僕も勉強会で吉川さんのCOPMを見たことがある.
てか僕が模擬患者役で,吉川さんのCOPMを実際に受けたことがある.
自分の担当患者さんを想定して.
僕はわざと麻痺の回復に固執した感じで返答した.
てか,だって皆機能訓練ばっかしてた時だったから,
そのほうが聞いてる皆は勉強になると思って(笑)
でも吉川さんは障害の話も受け入れながら,的確に大事な作業を聞き出していった.
すごく話しやすかったのを覚えている.
そうして大事な作業をいくつか組み合わせて提案された作業が,
マジなんかの協奏曲か!と思ったくらいの調和の取れた作業だった.
まさにOTのアートの部分を見た感じだった.
本で読んで,COPMは使っていた.
それでも学びは多かった.クオリアが違う.
その日から僕の作業療法実践が変わったのはいうまでもないし,
その日がなかったらADOCは無かったといっても過言ではない.
そのくらいのインパクトだった.
まず実践でしょ?
ーーーーーーーーーーーーーー
先日勉強会にお呼ばれして,それ以降理事の方とよく話すんだけど,
彼らは理論をどのように実践で使うのか!ということを重視している.
理論は大事なんです.大事です.大事です...
でもそれ以上に大事なのは作業に焦点を当てた実践です!
と,良く話している.
そこら辺は僕の考えと似ている.
→ADOCは何のためのアプリか
理論を知らないと良い臨床はできない!
でも実践で使われていないなら意味がない,と.
臨床家が分かりやすい理論の話を!というのがコンセプトらしい.
あと,一つの理論の固執してもいけない.
目の前の患者さんに併せて何でも使うほうがよいというスタンスもある.
これも臨床家にとっては大事なことでしょう.
ということで,これまでの「お固い」勉強会とちょっと違うと思う.
「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」
って山本五十六の有名な言葉だけど,多分この勉強会には全部入ってると思う.
理論は興味あるけど難しそうって方はぜひ.
申し込みはこちらから
登録:
投稿 (Atom)


