2016年10月24日月曜日

作業療法のタイムカプセル

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日々半袖半ズボンのtomori@宮古島です。11月は、仙台、東京、長崎へと出張なんで、交代浴っぽくならないかな。



さて、光栄にも作業療法ジャーナルの「提言」を書く機会をいただきました。活字は何年も残るものです。今回、ブレインストーミング的に実現可能性など無視して自由気ままに作業療法について提言し、2026年にどうなってるか再確認してみるという、言わば「タイムカプセル」的な遊びを試みたいと思っています。

僕が幾つか提言していますので、賛成か反対か、投票していただけますでしょうか? その結果を原稿に書き足したいと思います。また、その他にも面白い企画がありましたら、ぜひご提案ください。面白かったら採用させていただきます。

締め切りは10月末日まで

ぜひご提案いただき、2026年にどうなっているのか、一緒に振り返りましょう。読者の皆様のランチタイムの話題の一つにでもなれば幸いです。

アンケートはこちらから

どうぞよろしくお願いいたします.


2016年10月15日土曜日

僕らはなぜ「作業で語るマネジメント」を書いたのか?

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次女が「公園に連れてってー」とわめいているので車を出したとたん,次は「パパはしゃいで〜」というのでテンション上げてみたのですが,よくよく話を聞いていくと,「急いで」と「はしゃいで」を間違えていたようです.tomori家です.




遅くなりましたが,ようやく作業で結ぶマネジメント(通称マネジメント本)が出ました.9月の札幌学会でのお披露目で,お陰様で販売数1位をいただきました.Amazonでも,作業療法部門1位でした.ありがとうございます.


この本ですが,企画したのは約2年前ですね.WFOTのときかな.みんなで話してて,僕以外はその部署のトップなんですが,やっぱ皆さん結構な辛酸を嘗めてるんですよ.その時,僕は白鳥をイメージしました.ちょうど講演とかで呼ばれる時期でもあったし,人から見える水上の部分は優雅に見えるかもしれないけど,水中では物凄いバタ足してんじゃんって(笑) そうです,彼らは必死こいてやって今の環境を作り上げていました.そして周りの皆さんもその最中でした.じゃこれを次作のテーマにしようではないか!と,みなとみらいのクィーンズスクエアでビール飲みながらみんなで話してたんですよね.

つまり,軌道に乗ってからの成功事例だけでなく,軌道に乗るまでのプロセスを共有したかったんです.事例本で理想を示しつつ,マネジメント本ではそれまでの道筋も共有したかったんです.

事例本がエレガントな本なら,マネジメント本は泥臭い本です.著者たちのリアルが赤裸々に描かれていますが,書いてある方法を「そのまま」マネしてもうまくいかないかもしれません.何をどう考えてそれをしたのか,という目的や理由を読み取って,ぜひみなさまの環境に合わせてアレンジしていただければと思います.

本を読むメリットは,その道のエキスパートが長い期間かけて得た経験が,ぎゅっと圧縮されて,その美味しいところを短期間で学ぶことができるからです.ぜひ,著者らが数年かけて実践できるようになったことを,読者の皆さんはその半分で出来るようになり,その空いた期間で新しい何かを生み出し,作業療法を前進させてください.その「スペース」を作るために,僕らは「作業で語るマネジメント」を書きました.


最後まで読んでくださりありがとうございました.

マネジメント本の目次はこちらから



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