2017年3月23日木曜日

4月から東京工科大へ着任します。

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この4月から、東京工科大 作業療法学科へ准教授として赴任することになりました。tomoriです。


2017年に宮古島へ永住するつもりで引越し、わずか2年たらずでまた関東に戻ることになります。

理由は、正直いまは明確に述べることができません。一つ言えることは、体が動いてくれない、という感覚です。

地方移住が流行りだしているいま、僕も地元宮古島を盛り上げたい一心でいろいろ計画は立てましたが、結局何も実行出来ずじまいでした。

大きなことから小さなことまで、何度も何度も「やろう!」と思いましたが、その度に体が反応してくれない→どんどん自己嫌悪、という不思議な感覚です。うまく語れません。

ましてや家族のことやら一緒に宮古島に来てくれた仲間のことを思うと、自分の不甲斐なさばかりを感じてしまいます。

でこぼこ矛盾だらけの生き方ですが、いつも応援し続けてくれた友人、先生方、家族、周りの方々に、心から感謝しています。

また新たな出発となりますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。





2017年3月18日土曜日

作業療法のタイムカプセル 集計結果です!

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東京に来ています.tomoriです.三女は,「パパどこ行ったの〜,あっ天国〜?」とカミさんに聞いていたようです.あぁ三女よ... もうお父さんはいらないのか...早くないか…



さて,昨年,作業療法のタイムカプセルということで,アンケートにご協力いただきました.なんと219名もの方からご回答いただきました.本当にありがとうございます.もちろん厳密に言えばSNS経由で,僕の交友範囲(知り合いの知り合いを含む)でのアンケートなので,回答者に偏りはあると思いますが,賛成,反対とも,どれも建設的なご意見ばかりで大変参考になりました.

全部の回答は今月号のOTジャーナルの巻頭言に掲載されていますので,ここでは面白そうなものだけあげさせていただきます.選択肢は1が反対,5が賛成です.

免許更新制の導入や,臨床実習を選択制(いわゆるゼロ免)にする,は賛否両論でしたね.大きく反対というわけでもなく,どちらでもないというところに票が集まっていますので,導入方法によっては,賛成,反対に傾くでしょうね.どうなるか楽しみです.

領域拡大は賛成がかなり多かったです。僕も賛成ですが,一応国家資格ですのであまりに節操のない領域拡大は控えたいですね。そしてやるからには、根拠に基づいた実践を心がけたいものです。

他にもありますが、皆さまはどう思われますか?


以下、集計結果です。


免許更新制
質問:自らの首を締めることになるかもしれないが、これだけ資格者が増えてくると、資格の質を担保するために、5〜10年単位での免許更新制が望ましいのではないだろうか。更新試験については、下記国試のICT化と結びつけ、効率的かつ1年に数回開催することが望ましい。

アンケート結果


専門分化
質問:すでに理学療法士協会では専門分野を7つ(基礎理学療法、神経理学療法、運動器理学療法、内部障害理学療法、生活環境支援理学療法、物理療法、教育・管理理学療法)に分け、それからさらに23領域に分けられている。昨年度から学術大会も専門分化した。現行の専門作業療法士制度ではPTでいうところの23領域の細かいところから始まっていることから、その前段階の専門分野が無いため、まずそこの構築が必要ではなかろうか。

アンケート結果


10〜15年働いて試験に合格すれば地域で開業権
質問:現在、療法士は実質業務独占に近い名称独占の国家資格である。例えば、10年程度のキャリアがあり、試験に合格すれば地域で開業できるシステムがあると地域に進出する療法士もより増えるのではないだろうか。

アンケート結果



自立を目指した介護指導の充実
質問:地域包括ケアシステムの構築に向けて自立支援を行うためには、家族や介護職員など周りの協力が欠かせない。そして周囲も自立支援の具体的なノウハウを知りたがっている。作業療法では、生活支援のエキスパートとして、自立を目指した介護指導の研究や臨床実践をより強化することが望ましいのではないだろうか。
アンケート結果



作業療法の対象範囲拡大
質問:作業遂行機能障害を「大切な作業が適切に遂行できない状態」と捉えると、ニートや不登校から、失恋、仕事への適用など、医療にとらわれない幅広い人が対象となる。もちろん医療保険も介護保険も適用されず、自費診療という形になるとは思われるが、作業療法の知識を活かし、社会問題に対応できると良いだろう。
アンケート結果



長期臨床実習の単位を選択制にする
質問:教員の頃、切に願ったのがコレである。現行のシステムでは実習の単位を全て取得しないと卒業ができない。つまり退学するしかない。職業は無数にあり、たまたま作業療法士に向いていなかっただけで、学生本人は人生の全てが否定されたかのようなショックを受けることになるし、臨床実習指導者、保護者の負担も計り知れない。長期臨床実習をクリアしなくても代替えの単位で卒業できるシステムの構築が望ましいのではないだろうか。

アンケート結果


長期実習は免許取得後に行う
質問:上記の延長線上の話でもあるが、医師のように国家資格取得後に長期の臨床実習を行う。研修生は1-2年かけて各領域を周り、最終的に自分に合った領域に就職する。実習はもちろんクリニカルクラークシップで、指導者の補助的位置付けで行われ、いくらか給料も支給されるほうが望ましいのではないだろうか。

アンケート結果



クラウドで臨床の成果を集積して研究につなげる
質問:普段行われている臨床実践をクリックするだけで情報収集できるフォーマットを通して、クラウドで何千というビックデータを集積し、成果を分析するシステムを開発するのはどうだろうか。これによって、作業療法の成果、成果に影響する因子を後方視的に分析でき、また1事例でもビッグデータを参照することで成果の検証ができるようになる。

アンケート結果




動画撮影で作業遂行が自動的に評価できるアプリの開発
質問:これは筆者自身もドラえもんに頼みたいレベルではあるが、作業遂行場面を動画で撮影して、自動的に作業遂行がうまく出来るかどうか測定できるアプリのようなものがあると便利である。ITが進化してできないものか… もちろん動画に映らない部分の評価が重要であることは言うまでもないが。

アンケート結果





日本独自の作業療法理論開発
質問:これまで多くの作業療法理論が開発されているが、それらはほとんど西洋文化を基盤に開発されており、東洋文化になじまない点も一部あるだろう。MTDLPの枠組みをベースに理論開発が進むことが望ましいのではないだろうか。

アンケート結果




2017年2月16日木曜日

ADOCを使ったOBPの費用効果に関する研究

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半袖で出勤してます。tomoriです。いくら宮古島とは言え、2月に半袖は肌寒いです。


さて長山さんの論文がアクセプトされました!

Cost effectiveness of the occupation-based approach for subacute stroke patients: result of a randomized controlled trial



回復期病棟の脳卒中患者さんにADOCを使ったOBPの費用効果に関する研究です。ご協力くださった方々に改めて感謝申し上げます。

簡単に説明すると、OBP群と通常OT群を比較したところ、QOL、ADL、機能面、入院日数など、全て有意な差はなかったがOBP群のQOLで若干高い項目があったことをパイロット研究としてすでに報告していました。


今回はそのRCTの費用効果を、QALYという予測生存年数とQOLを掛け合わせたような指標を用いて検証したところ、OBP群が若干の効果的でしたが、かかったトータルなコスト自体は両群に差はなかったという結果です。

何れにせよ、試験的に行ったのでこれらの研究で何か強く物申すことはできません。例えるならば、粘って粘って何とか内野安打で一塁に出て、送りバントで二塁に進塁した、って感じです(笑)それでも、ほんの少しは作業療法を前進させたかと思います。特に費用効果に関する研究は本当に少ないので。

さて、次は何しましょうかね…


最後まで読んでくださりありがとうございました。


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