2012年12月28日金曜日

2012年を振り返って...

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1ヶ月ほどカミさんにせがまれてやっと灯油を買いに行きました.tomori です.我が家で唯一の愛車,ベビーカーに18Lの灯油タンクを積み,すれ違う人たちの含み笑いやガン見を気にせず,いやウソ.強がった.かなり恥ずかしかったが,家族のために行ってきました。もちろんオチは買ってきたのに部屋が乾燥するからという理由で一滴も使ってないという…
(カミさんにこの下書き見せたら大爆笑している.いつ使うのかって ←お前が買わせたんやろが!)

さて,2012年ももうすぐ終わりですね.今年も全国の多くの熱い同志に出会うことができた〜 本当に良い年でした.僕は幸せ者です。

このブログも今年は55の記事を残せたようです.今日は「個人的に」思い出深い記事をまとめたいと思います.

生まれて初めての海外.もちろん一人旅(笑).1ヶ月前にパスポートを受けとり,旅行用の英会話アプリを使って朝の歩きながらの出勤時に「Beer please!」 と発音の練習をした.バックが行方不明になるリスクを避けるためにリュックをからい、いつ何時誰かに襲われそうになったときに走って逃げれるようにNB999を選択。というと聞こえがいいが、まぁいつもの格好で行っただけなんだけどね(笑) 




荷物は最小にしたので、下着と靴下は毎日洗った。2日目は靴下が乾いてなかったので沢山あったセブンイレブンに買いに行ったら、向こうのコンビニは食料品しか売ってない.駅の観光案内でどこで買えるのかと聞いたら,「socks?」 と笑われた.教えてもらったお店をiPhoneで探しながら行ったらあいてなかった… それもそのはず。朝の8時半だった。まわりはコーヒー片手に出勤する足の長いカッコいい外人ばかり.一方リュックとスニーカーの靴下履いてない僕.濡れた靴下は素足より悲惨な臭さになると思ったので,そのまま学会場へ向かった. 

てか学会.iPadもって立ってたらかなり質問があった.ホントにホントだよ.一人だったので証拠がないんだけど.ホントに絶え間なく沢山質問あったんだって.

しかしスウェーデンは街全体が一つの作品のように,キレイだった.


これはガムラスタンというストックホルムの旧市街.かの魔女の宅急便のモデルにもなったという場所らしく,このトンネルを探して,朝の5時くらいから一人で散歩した.ていうかスウェーデンって10時くらいまで明るく,朝は4時から明るい.ちなみに時差ボケもあるので,ほとんど夜か昼か分からない.3時間くらいしか寝れなかった.


それでも朝から10kmくらい歩いたと思う.5月末.寒くもなく,ちょうど良い季節.フレッシュな空気だけでお腹いっぱいな,生涯忘れることができないであろう散歩だった.



日本型OBPを発信してみました.研修会のまとめ

しかし今年はOBP研修会.盛り上がったね〜.神奈川で290名,神戸で430名 合計720名くらいの参加者かな.実は,メガネさんと呑んでるときに,なんか研修会でもやっちゃう? という軽い勢いで開催決定したんだよね(笑) そのノリで実行しちゃううちらの仲間っていいな〜といつも思う.

記事にも書いているけど,7/1の前夜祭で,歩きながら寝てたら壁にぶつかってメガネを割り,帰りのタクシーで財布がないことに気づきと.それだけでいくら飛んだか分からんけど(笑),まあそんな小さいことええじゃないか tomori 君,という声が聞こえてくるくらいに沢山の出会いがあった.OT好きな仲間と素晴らしい時間を過ごすことができた.その後の神戸も沢山の方にご協力をいただき,無事開催することができた.前夜祭では前回の反省をいかし,一人寝てた(笑) 

あ,2回の研修会を通して前々からファンだった竹林さんとも仲良くなれた.彼は本当に素晴らしい臨床家かつ研究者なんだけど,基本,性格がに合ってると思っている.勝手に(笑)

来年もぜひOBP研修会を,という声もあるんだけど,来年って結構大きめの学会や研修会がコンスタントにあって,どうするか迷ってるところ.個人的には,少ない参加者で2泊くらいの合宿もアリかなと.Occupation-focusは含めない,実動作で評価も介入も!という一見さんお断り的な超濃厚なOccupation-basedな研修会とか(笑).まあ研修会関連に関してはメガネさんと一緒にもっと面白いことを企画中で,明日東京で打合せです.乞うご期待.


「10年おでん」の舞台裏

わりと好きなのがこの記事.
普段は僕以上にポジティブバカな琉球OTさんの裏側が少し分かる記事.

以下自分の記事より引用

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僕は 琉球OT さんに辞めたらいいじゃんと言いました.
でも彼は2年先を見ながら地道にやってきました.
それが  10年おでん  10年そば なんです.
作業に基づいた実践が出来るかどうかは,
小難しい知識や理論ではなく,
病院だからでもなく,
同僚のOTやPTが変な目で見るからでもなく
患者さんが機能訓練を希望するからでもなく
結局,自分次第 だと思います.
自分がどれだけクライエントに近づけるかだと思います.

クライエントの本当の声を聞いた時,
気がつけばそれに向かっていた.

壁は周りではない.結局自分.

それがうちらの共通認識です.

琉球OT さんが証明してくれたように思います.

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そして,tomori 監修,侍OTさんにナレーション,琉球OTさんに何度も何度も修正してもらって作ったMovieがこちら.





Meaningful occupation,大切な作業

日常では埋れているが,誰にでも必ず存在する.

彼らが大切な作業を発掘した時,
ボクは初めて譲れない意志を持った.

彼らが大切な作業の実現に向けて動き始めた時,
ボクは初めて作業療法の楽しさを知った.

彼らの大切な作業が実現した時,
ボクは初めて作業療法士としての自分を誇れるようになった.

それが今まで埋もれていた,
ボクらにとっての Meaningful occupation "大切な仕事"

"大切な仕事"は"大切な作業"から生まれる

co-creating occupation



僕,ホントに200回以上は見てると思う(笑).好きなんだよね〜.

OBPの障壁を知らない人にこのMovieを見せても全く分からない(笑)
そもそも作業に焦点を当てない作業療法って何ですか?と聞かれる(笑)

でも大衆にOTをPRしたいわけではない.一部の人に届けたい.
OBPの障壁を知ってる人とか,OTってどうなんだろうと考えている人とか.

クライエントの大切な作業が実現した時に初めて作業療法士としての自分を誇れるようになったと.OTって結局,クライエントと一緒に,クライエントにとって意味のある作業と.OTにとってやりがいのある仕事を共創することなんだよね

このブログを始めたとき,サブタイトルに我ながら大それたことを書いたなと思うけど,
「作業療法の未来が明るくなるような話題を微力ながら提供できればと思います」と付けた.

これからも微力ながら頑張りますので,
明るい未来の「共創」をよろしくお願いいたします.


最後まで読んで下さりありがとうございました.





2012年12月23日日曜日

最近の若者は... という前に

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実習生に送ります.苦労は苦労と自分で名付けるから苦労になる.tomoriです.
明日への糧と名づけましょう.

さて,最近の若者は苦労を知らないとよく耳にします.はっきりいって,どの時代でも苦労はしているんです.最近の若者は,と言う前によく考えてください.

例えば,昔はPTOTはお金持ちでした.僕は1年目の時に,40万だすから宮古島で働いてくれと言われました.ボスから聞いた面白い話ですが,就職を控えた学生が身障の病院に見学に行って,見学後に事務長がステーキをおごってくれ,2枚目を注文した時,「〇〇君,就職どうかな」と事務長に聞かれ,「はい!精神科に就職しようと思っています」と答えたそうな.今は試験を受けないと入れない時代です.今から就職するPTOTでベンツに乗れる人は昔ほど多くないでしょう.てか,マイホームを持つこと,子どもを大学に入れることすら怪しい.

昔は学位を持ってるだけで偉かったんです.でも今では学位なんてだれでも持っているんです.昔は論文は数でした.でも今はImpact factorなんです.夜な夜な実験して,引用されない自己満論文ではダメなのです.多くの人に読んでもらえてナンボです.とりあえず,学歴社会はもう終わりを迎えようとしているでしょう.


そう.いつの時代も苦労はしているんです.苦労の質が違うんです.昔はAで悩んだ.今はAはいいけどBで悩む.未来はAとBはいいけどCで悩むって感じ.

だから,自分と同じ苦労をしないと成長できないと考えるのはやめましょう.

僕は自分がした苦労はなるべくさせないようにして,もっと未来のためになる新しい課題を託し,それで苦労してほしいと思っています.後進が新しい課題に力を注げるように,自分たちが苦労したことはなるべくショートカットさせてあげるべき.そう思っています.

ADOCもそうです.皆が上手に面接できるようになって,もっと楽しくOTしてほしい.そして,僕たちが上手くできていない他職種にその楽しさを伝えて欲しいし,誰でもシステマティックに面接できるのでRCTして欲しい←まだそれまでは僕の仕事か(笑)

未来の課題は今は思いつかない.ただ僕がショートカットというのは,決して後進に楽をしてほしいわけではないのです.僕たちができなかった新しいことに集中できるようになってほしい.ただそれだけです.僕はそういう背中を見て育てていただいたので.

先日,米子YMCAで学生へ講義をした際,僕は言いました.
「あー,10年前になんかtomoriって人がいたねー」 
「今はもうそんな時代じゃないよね」とみんなに追い越してほしいと.

これからも,後進が新しい課題を自分で見つけ,それを解くことに集中できるような環境づくりをしていきたいと思います.


あ,もちろん僕ももう少しは現役ですが(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました.


2012年12月18日火曜日

仲間で医学書院から書籍を出すことになりました!

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家族全員ノロ感染しているのに,ウンコはいっこうに正常なtomoriです.
下品ネタで,すみません.


今日は侍OTさんと医学書院に行ってきました.
医学書院のビル,会議室,超かっけーーー







というのも,うちらの仲間で本を出すことになりました〜♫
もちろん先方から頼まれていません(笑)こういう本を書きたいんだけどって,半年前から交渉していました.その企画が先日運良く通って,今日は初の編集会議だったんです.

何の本かというと,作業に焦点を当てた実践の書き方+事例集ですー!なんでかというと,うちらがそうだったんですが,臨床でOBPができるようになったとしても,それを言語として事例報告をまとめていく過程で初めて,自分の糧に,骨と肉になるんですよね.

ADOCや研修会でOBPがわりと出来るようになったんじゃないかなと思います.
でもそれを事例報告としてまとめていくことも支援したいんです.よくばりですか…?(笑)

ちなみにコンセプトはこちらです.




侍さん,マジかっこいい(笑)

ぜひ書き方を真似して欲しいので,事例集のレイアウトは,馴染みのあるA3版のレジメっぽくします.それで書き方を真似して欲しい.最初は真似でいい.それを繰り返すうちに,自分の書き方を見つけて欲しい.それがOTの自信につながります.そして書いたものをまわりの人と共有してほしい...

ボクらはそのためにがんばります.

あと学生のみんなも,先輩のボトムアップのレジメより,この作業に焦点を当てた実践のレジメをパクってほしいです.指導者の皆さんにも,レジメは「こうまとめてっ」て使って欲しいですね.

そうすれば実習も実り豊かで楽しいものになるんじゃないかって妄想しています.
先日頂いたメールのように...


なお進ちょく状況については,ブログ,Twitter,Facebookで随時お知らせします.
こういう内容が読みたいです!こういう内容を希望します!ってご意見,大歓迎です.

ボクらは本も「共創」でいきたいんです.

予定では1年後に発刊です.読んでワクワクする本にしたいと思います.
楽しみに待っててください.

最後まで読んでくださり,ありがとうございました.



2012年12月14日金曜日

日本型OBPを集結してみました@神戸 12/9

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家族がノロに感染し,主夫しています,tomoriです.

買い物の帰りに卵を落として割り,一緒に行った長女に罵られながら帰宅.
生き残った6コの周りにべっとり付いた黄身を洗いとり,冷蔵庫に片付けている最中に,
もともと冷蔵庫に入っていたうずらの卵を落として割りました... 
誰かボクに家事の楽しさを教えてください.


さて,だらだらと続いたOBP研修会@神戸シリーズ.1 2 3 4 5
これで最後にします(笑)

当日キャンセルもあって450名とはいかなかったようですが,
多数の皆様にお越しいただきました.ありがとうございました.
自分でいうのもなんですが,しかも手作りお好みソースのような濃厚な内容でした.分からないよね(笑) どれくらい濃厚かって,んー,同じスライドで2日に分けても話せる内容でした(笑)

Twitterのつぶやきも沢山ありました.ありがとうございました.




しかしオクタホールはいいですね! 演者とゲストの距離も近く,もし琉球OTさんがいたら,飲んでもないのに速攻で酔って(自分に),ジョブズ風のプレゼンしたでしょう(笑)

by 土屋さん←サンキュ

ちなみにボクはいつものパーカー,NBです.
まずボクがトップダウンアプローチについて説明しました.よくトップダウンは,作業が出来るようになることを目標に,実動作メインの訓練を行うと考えられています.一方,ボトムアップは心身機能の向上を目標に,機能訓練を行うことと考えられています.



しかし本当にそうでしょうか? 作業療法でも,理学療法でも歩行訓練はします.
それは下肢機能が低下しているからですね.

でもなぜするのか,という点に着目すると,作業療法の場合には,友達に会いたいから,とクライエントの大切な作業を叶えるため,という,なぜするのかの理由が違うように思います(一般論ですが).



ということは,トップダウンとボトムアップで異なるのは「評価」ではないでしょうか.
そしてどうやって評価するのか.ということで,ポイントとなる「面接」と「観察」について説明しました.

面接では,ADOCの特徴を説明した上で,

ADOC面接のポイントとして,
 1) 対象者がクライエントか患者か判断すること
 2) 作業の意味と目的を把握すること
について説明しました.

そして観察.面接後に観察を行うことが重要で,そうしないと前に書いたTop-to-bottom になってしまうことを説明しました.そして実際に観察すると介入がガラリと変わることを,Meganeさんの事例をお借りして説明しました.でも,トップダウンを皆が実践するためには,柔軟に考えたほうが良い.どうしても譲れないのは,最初に「OTの説明をすること」そしてOTについて正しい認識を持ってもらい,意思決定に参加してもらうこと,と説明しました.

んで最後には,これまでの10年とこれからの10年.
Function based practiceからOccupation-based practiceの10年です.
ボクらのこれからは,「これまでを上手く活かしつつ」の,これからの10年です.

これまでを引き継いだ 齋藤さんの面接竹林さんの上肢機能訓練 へバトンタッチ.

また,個人的に今後の10年はOccupation-based managementになると言った上で,
managementをすでに実践している原田さんへつなぎました.


まず齋藤さん.
自分の経験を振り返った後,20分の面接動画.マジかっけーーーー.




皆さん他人の面接場面を見たことがありますか? てか面接自体習ったことありますか?
齋藤さんのスライドは,面接の10のポイントが詰め込まれていました.


ぜひ機会があったら聞いて欲しいです.面接って話を聞くだけじゃないんだなってことが手に取るように分かると思います.


あ,ちなみに前日の新幹線でちゃんと予演会をしたので,バッチリでした(笑)


お互い何も聞かずにお互いのビールを,しかも同じ銘柄で買ってました.
これぞ以心伝心というものです(笑)



次に竹林さん.
今日にかける思い,そして全身をみなぎる闘士が,兵庫の元気玉を集めたのか!というパーマネントから感じられました!(笑) まあそれはさておき,ちょっとだけ小話を... ボクはプレゼンの時間(1時間)は守れ守れって言ってたのに,何も聞いてなかったかのように,前々日に「スライド70枚から削らないから」と言ってきやがりました(笑) よし分かったと,当日昼休み10分短縮してプレゼンしてもらったら,10分オーバーした(笑) でも通常4時間の枚数だったらしい(笑) 本当に彼の意気込みを感じました.またボクは彼のプレゼンを何度も聞いていますが,今回は意味のある作業という単語も使ってましたし,すごく分かりやすいプレゼンでした.神奈川の研修会が終わってから,やれ竹林さんに追いつけーと頑張りましたが,ウサギとカメの話で言えば,もちろんボクはカメやけど,彼は休まないウサギなんですよね(笑) 今度,かの森岡周先生とコラボで研修会するらしい...




次はライトニングトーク.
籔脇さんの 高齢者のための包括的環境要因調査票(Comprehensive Environmental Questionnaire for the Elderly (CEQ) )の紹介です.みなさん,occupational performanceは,人,環境,作業の3つが重なる部分と教わったと思いますが,人,作業の評価は歩けども,環境の評価って無いんです.それだけ言えば,盲点をついたCEQの価値も分かると思います.

次に寺岡さんの 作業機能障害の種類と評価(CAOD)とOBP2.0 
彼女は鎌倉先生の「理論は出尽くした」説の否定から入ったすごい新人です(笑).ただボクは鎌倉先生が言いたかったのは「机上の」理論という意味で,CAODと信念対立が組み合わさったOBP2.0は「実践的な」理論だと思います.occupation-based management が今後の10年だと思う今,OBP2.0には期待しています.

最後に平松さん.彼にライトニングトークをお願いした理由を説明するのを忘れていました.彼がプレゼンした作業療法実践は,「1年目」の時の実践なんです.ADOCをきっかけにOBPが「1年目」からできます.それを伝えたかったんです.




で,トリは鳥取の原田さん.彼は琉球OTさんの弟子で,神戸は師匠の代わりのデビュー戦でした.ここも裏話を... 正直ボクはコーディネーターとして原田さんに不安を抱えていました.450名だし,ちゃんとできるかなって.もちろん本人には言わなかったですが,琉球OTさんには「大丈夫かなぁ,ちゃんと準備してくれよ」っていつも言ってました.原田さんもブログで書いてましたが,ボクは前日に修正しろって言いました.でも当日の朝,彼は僕らより先に会場入りしてて,「昨日悩んだんですが,スライドそのままでいいですか」って聞いてきました.ボクはそこまで言うならば彼を信じようと思って「大丈夫,冗談だから,好きにやってくれ」と言いました.そしてボクのプレゼンもろくに聞かずに(笑),迎えた本番5分前.写真のように発表直前で足が震えていると言い,ボクの不安を助長しました...



なんのその(笑).杞憂に終わりました.原田さんのプレゼンは笑いあり,涙ありの素晴らしいプレゼンでした.おそらく彼のプレゼンがゲストの心に一番響いたと思います.Occupation-based management 彼が泣きながらこだわってきたこと.不覚にも涙してしまいました.ボクが求めていた10割りの8割くらいだしてもらえばいいなと思っていましたが,12割だったので,ボーナスを支給しました(笑) 終了後は原田さんへの質問の行列がボクよりありました(笑)


彼は鳥取でOBPのコンセプトをベースにしたデイサービスを開設する予定です.彼ならきっと良い支援をしてくれるだろうと思います.




そんなこんなで,楽しみにしていた1日は終わりました.ご協力いただいたスタッフの方々,ありがとうございました.北は北海道,南は沖縄からご参加いただいたゲストの皆様,ありがとうございました.


ボクがお伝えしたかったのは,作業療法は必要,作業療法は面白い,作業療法は楽しい,それはクライエントにとって大切な作業の共創から生まれる,ということです.


そのコンセプトをいつまでも忘れないために,movieを作りました.

共に創る作業 co-creating occupation



Meaningful occupation "大切な作業"
日常では埋れているが,誰にでも必ず存在する.

彼らが大切な作業を発掘した時,ボクは初めて譲れない意志を持った.

彼らが大切な作業の実現に向けて動き始めた時,ボクは初めて作業療法の楽しさを知った.

彼らの大切な作業が実現した時,ボクは初めて作業療法士としての自分を誇れるようになった.

それが今まで埋もれていた,ボクらにとっての Meaningful occupation "大切な仕事"

"大切な仕事"は"大切な作業"から生まれる

co-creating occupation



文章は3ヶ月前から何度も何度も推敲し,動画は何度も何度も修正し,ナレーションも何度もお願いした.ボクらADOC project のコンセプト.なのに最後はoccupatiomとなってしまったところがボクららしい(笑)


ボクらは,OTにとってのmeaningful occupation "大切な仕事"は,CLにとってのmeaningful occupation "大切な作業"から生まれると信じている.つまり共創.だから2つのmeaningful occupationを生み出したい.



でもmeaningful occupationを実現するには,そのための手段が必要になる.それを共有するため,共創するために"みんなのリハプラン"を開発した.手段が増えれば作業を実現する可能性は高くなる.みんなのリハプラン 略してみんプラは,クライエントでも閲覧,投稿できる.


それを世界レベルで共創したい.




それがボクら(ADOC project)にとってのmeaningful occupation "使命"



意味のなく長かったですが,最後まで読んで下さりありがとうございます.



2012年12月9日日曜日

神戸最高でした!

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ねむいけど脳内麻薬で起きてます.tomoriです.
がんばってブログ書こう.

今日は神戸で作業に焦点を当てた実践ーtop-down approachーでした.
全国から多数の方々に集まっていただきホント光栄です.

今日僕たちが伝えたかったことは

作業療法ってもっと誇りをもっていいんだーーーーーーー!ってこと,
そして楽しい仕事なんだ!ーーーーーーってこと.

サギョツイさんのツイートと見ていただけると,それが伝わったかなとも思います.

でもボクは今日の研修会はまだ成功とは思っていません.
ボクが成功だなと思うのは,参加してくださった皆様が,
それぞれ自分なりのカラーを活かして,
今日のことを実践し,なおかつ地元で広めてくださることだと思っています.

それがボクが考える今日の研修会のアウトカムです.


ある学部学生さんからメールをいただきました.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日はトップダウンアプローチの研修会に参加させていただきまして
本当にありがとうございました.

クラスメイトと一緒に聞けたことが,うれしくもありよかったと思っています.

今日帰りながらクラスメイトたちが,
「今日の発表内容みたいな作業療法がしたい」
「感動した,来て良かった」
「作業療法士という仕事を選んで良かった」
「明日から頑張ろう!」

など,とても前向きなことを興奮しながら,喋っていたのですが
そのときの,クラスメイト達の目がとてもキラキラしていました.

普段は,
「自分自身が作業療法士に向いているのか?」
「実習を乗り越えられるのか?」
など不安と迷いのなかにいる,クラスメイト達が
とても興奮しているのを見て,みんなで来て本当に良かったと思いました.

今日は,仲間たちと「興奮と感動」を共感させていただきました.

本当にありがとうございました.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(;_;) ちょっと感動もんですよね.
次の世代につなぐために,あしたからも頑張ろうと思います.


なお,今回は時間がきつきつで質問をうける時間もありませんでした.
質問や感想などがある方は下記メールでお願いします.

adoc.projectあgmail.com → ’あ’を@へ変換してください
 
最後まで読んで下さりありがとうございました.





2012年12月6日木曜日

作業療法の「これまでとこれから」 (12/9講習会)

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12/9の研修会に向けて,資料印刷依頼したにも関わらずパワポいじっています.tomoriです.てなわけで,手元の資料のスライドと,プレゼンの順番が異なると思います.ごめんなさい.ギリギリまでベストを尽くしたいという思いからです.


それくらならまだしも,重大なお知らせがございます.
申し込みの際の開始時間と,ポスターに記載されていた開始時間が異なっていました.

コクチーズ 10:00
ポスター  10:30

ちなみに,開始時間は10:00~です(終了時間は15:30)

両方作成した私のミスです.誠に申し訳ございません.
もし10:30〜にあわせて飛行機や新幹線などを予約して変更できな方がいらっしゃったら,
こちらへご連絡いただけますでしょうか.

 adoc.eventあgmail.com "あ”を@へ変換してください





当日は,ADOC projectの紹介+トップダウンアプローチについて
ボクからお話させていただきます.

シメは,作業療法の「これまでとこれから」についてのスライドです.



これまでFunction-basedのアプローチが主流でした.トップダウンアプローチはそれを否定するものではありません.活かすものだと思います.どうやって機能を高めるのか,それを生活上の作業にどう活かすのか.世界の竹林さんが話してくれます.

また近年,OBPが盛り上がってきました.この10年で,OT内部で,COPM,AMPS,MOHO,OSなどの認知度も高まってきました.OBPのポイントは,作業療法の説明と面接にあると思っています.そしてその両方はあまり教わる機会がないと思います.それでADOCを開発したのですが,実際どう使えばいいのか,齋藤さんが自分の面接動画をつかって話してくれます.
OBPに関連したライトニングトークでは,OBP実践に向けた新しい評価について,吉備国際大学の籔脇さん・寺岡さんから紹介.そして平松さんからOBPの事例紹介があります.

このように,これまではOT自身が作業に焦点を当てるようになることができた10年でした.これからの10年は,作業を実現するためにOTが他職種もどんどん巻き込んでいくようになるのではないでしょうか.OT協会も生活行為マネージメントを推奨していることからも感じ取れます.では,そのマネージメントの実際について,原田さんが話してくれます.彼は今,作業をベースに支援を行うデイサービス開設に向けて頑張っているところです.


ボクはいつも空想の話ですが,ボク以外は実際に臨床で行われているリアルな話です.12/9は,作業療法の「これまで」を上手く引き継いだ「これから」のお話が聞けるでしょう.


席はキツキツなんですが,どうか楽しんで頂ければ幸いです.


あ,最後に,開催時刻は10時です.お間違えのないようお願いします.

最後まで読んで下さりありがとうございました.


2012年11月24日土曜日

トイ・ストーリーマニアに午前中に乗る方法!

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ディズニー・シーでごくごくまれに見せるお父さんぶりを発揮したのに,カミさんには「良かったたーい.夢の国でノマドできて」と言われました.tomori です.

そう.長女の誕生日にディズニーに行ってきました.ちなみに今日のブログはOTには全く関係ありません.

でも僕の仲間の多くが年に1度はディズニーに行ってることを知り,我が家なりにトイ・ストーリーマニアに乗る攻略を実証したのでご報告させてください.まあ行くのは5年に1回の頻度ですが(笑)


トイ・ストーリーマニアに午前中に乗る実証済みポイントは以下の3つです.
ちなみに勝負は全て始まる前に終わっています.

1) 混まない日に行くこと
これに付きます.我が家はこのサイトを参考にしました.
普通,中に入ってどう短距離で攻略しようか考えると思いますが,
観光地は混まない日に行くのが一番です.

2) eチケットを買うこと
当日チケットを買うと並びます.
これをしていないと次のステップができません.
(中学生くらいのお子さんがいれば別ですが)

2) 朝イチに行って駐車場の開門前に並ぶこと
我が家は早起きです.その日も5時前に横須賀の自宅を出ました.なぜか途中の大黒JCTで迷って下道に出たというハプニングにも負けず,6時ごろにディズニーの駐車場につきました.駐車場は7時半オープンでした.ここがミソです.カミさんは駐車する係,僕はゲート前で並ぶ係で分かれました.僕は前から3番目でした.これでファストパス当確です.
皆駐車してからゲートに向かって走ると思っているようです.




寒いので,シート,寝袋,温かい飲み物,おにぎりはあったほうがいいです.
僕はiPad miniで講演のスライドを作って,映画見てました.
これが歴史的な夢の国ノマドです(笑)


駐車場オープン直後はこれです.


もう最後尾が見えません(笑)

ちなみにオープン直前にはミッキーが迎えてくれます.



この3つを実行し,後は開門後にダッシュするだけで,トイ・ストーリーマニア乗れます.
経路はこちら.



近いじゃんとあなどるなかれ.途中坂道とかなっていて,帰宅部で怠けた僕の心身機能は終盤にはガス欠になり,終盤は箱根駅伝でよく見るような,もはや根性だけで走っているランナーのような千鳥足で,ようやくファストパスにありつけました.なんと11時でした.


その直後,千鳥足でビッグバンドビートの抽選へ向かいます.トイ・ストーリーが午前なので,15時で抽選.これも運良く取れました.

ここまでで,なんと開演から10分! 我ながらスゴイと思った(笑)しかし1時間くらいはグロッキーでした.


トイ・ストーリーマニアは,ランドのバズの何とかが進化したカタチで面白かったけど,ビックバンドビートは運良く前から3番目で,トイ・ストーリーマニアの何倍も良かった!

あ,あと裏技.今うちカミさんがお腹大きいし,子どもも小さいので,緑色のカードをもらいました.ゲストアシスタントカードと言うそうです.これが素晴らしい.キャストさんに見せると,何時に来てくれと言われます.その時間になると,出口からすぐ乗れるように手配してくれます.並ばなくていいし(笑)ファストパスがいくつも取れるという感じ(笑)これでかなり時間の計算ができます.ディズニーは妊娠中に行ったほうがいいですよ(笑)


しかし夜は幻想的だったなぁ.




ということで,今回はOTに一見関係ないけど,普段仕事させてもらうにはこういうことも必要だということでしめます.

最後まで読んでくださりありがとうございました,



2012年11月7日水曜日

12/9 作業に焦点を当てた実践 がヤバいことに...

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師走にむけて助走中の tomori です.
娘を幼稚園に送って,そのまま娘のカバンを持ったまま出勤してしまうくらい
最近パタパタしておりまする…

参加者が増えに増え続け,現在426人(11/7日付け)になっております.
定員が450名ですので,このままいけば,ほぼ満員になりそうな予感です.
ホントのホントに,全くの想定外でした... 広報してくださった方々,会場を押さえてくださった方々へ心から感謝申し上げます.

加えて,多くの方の作業に焦点を当てた実践への関心の高さが伺えます.
僕も昔から色んなことは言われてきましたが,やはり自分の進んできた道は正しかったのかなと実感しています.まだ開催もしていないのですが(笑)

僕以外は臨床家による講演です.
教科書ではなく,本当に日本で行われた作業療法の話しです.
リアルで分かりやすく,がうちらのモットーです.


円滑な会場運営のために下記の点についてあらかじめご連絡いたします.
  1. 研修会会場の学内,近隣とも飲食店等はございませんので,昼食は各自ご準備うえ,ご来場ください(飲食スペースはあります)
  2. 駐車場はございません.公共交通機関等をご利用ください.
  3. ほぼ満席になる予定ですので,お席はつめていただくようお願いします.
  4. 質問時間を取ることができないので,質問や感想,要望等は,後日Webでお受けしようと思っています.URLは改めてご連絡します.
  5. 大学敷地周囲は禁煙区域になっています.

ADOC project は共創をモットーとしています.
研修会も共創でお願いします.
(特に話しの途中にうなずいてくれると嬉しいです 笑 )

せっかく450名も集まるので,12/9は良い研修会にしましょう!
どうぞよろしくお願いいたします.






最後まで読んで下さり,ありがとうございます.


2012年10月31日水曜日

OBPの悩み 「何でそれしてるの?」と聞かれた...

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iPhone 5ゲットしたら,iPhone 3GSが恋しくなる あまのじゃくのtomoriです.
でも遅くてもいいから,3GSのカタチの感触が好きだ,遅いほど愛らしい,という感覚は
old mac userなら何となく分かると思います.


「何でそれしてるの?」

OBPやっててたまに言われますね.
なんか少しだけ校則違反したときの気分のように
OTもCL自身も周りをキョロキョロ気にしながらやってることもあって,
何も知らない人に「何で?」って聞かれるとドキッとする.
でも僕はその「何で?」に2種類あると思っている.

一つは目的.つまりなんでその作業を目標として選んだの? という質問
もう一つは手段.なんでその目標達成のためにその手段を選んだの? という質問.

じゃ,まずは目的から.
OBPをしている作業療法士なら,これは決して作業療法士が決めたものではない.クライエントがこの作業をしているときが幸せで,この作業をするために今後も生きていきたいと思う.そんな作業を選んでいるはずだ.そして何より生活のバランス?を重視しているので,その人がその作業ができるようになるために必要なADLはちゃんと抑えているはずだ.

なので,そんなことを知らない他人にあれこれ言われる筋合いはないと思っている.そんな作業に向かっていない作業療法,ましてやリハビリテーションなんてそれこそなんのために,だれのためにやってるんだってこっちが聞きたいくらいじゃ(笑)

僕は何でその作業を選んだのか,という質問には,
クライエントが選びました.それは私はもちろん,あなたもとやかく言えることではないと思います.と答えるだけですむと思っている.


2つ目は,なぜその手段を選んだのか.
今日,ただ目標を達成するだけでなく,出来る限り近道でなければいけない.
直接的に練習するほうがいいのか,要素的に必要な機能を高めてからのほうがいいのか.
これは専門職メインで考える必要があるので,よくよく吟味しなければ.

もし手段を聞かれているならば,
エビデンスも含めて,この方法が目標達成に近道なんですってちゃんと説明する責任がある.でも,目標達成のためにOTが全てをする必要はない...



そう考えると,「何で?」って聞かれることは,すげーチャンスなんだ.


一つ目の「何で?」の目的に対して,
CLもOTも納得して目標を立てるにはADOCがある.
これまで対応が困難だった失語症や認知症にもある程度対応できる.


2つ目の「何で?」の手段に対して,
目標は人々の行動を組織化(organize)する.
つまりADOCで目標を共有できれば,クライエント,家族,各専門職はおのずと何をすればいいか明確になり,それを実行する.つまりそれぞれのできることを活かした役割分担ができる.

パフォーマンスの向上には,基礎練習と応用練習の両方が必要であることは間違いない.
どちらかではダメなんだ.だから専門職が分かれているんだ.




だから,OBPをしたいと思っているOTにとって,「何で?」は絶好のチャンスなんだ.
それをちゃんと説明するのに役立ててほしくってADOCは生まれたんだ.

ビビってる場合じゃない.クライエントのために前を向いて行こうぜ!!


2012年10月14日日曜日

精神科でのADOCの活用

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出だしに書くネタがなく更新を怠っているtomoriです.
それより中味を充実させろよって感じですが...

といいつつ今日も他人のネタで恐縮なんですが(笑)
精神科に勤務するOTからのメールを(許可を得て)紹介します.

というのも,以前僕がブログで書いた

入院している方には少し厳しいかもしれませんが,精神科でのADOCもなかなか良いかなと思いました.

という記事をみて,どうしてですか! と連絡をくださいました.

ーーーーーーーーー
アドバイス頂いた通り、使えそうなCLから少しずつ実践していっております。施設退院が決まった方の支援についてオーダーがありましたのでADOCを用いました。それまで作業療法の必要性を感じていなかった方です。一昨日に別の作業療法士から私に担当が変わったところですが、その方の想いを知ることが出来ました。支援計画は書式を使わせて頂き、ケースワーカーや看護とも連携が図れそうです。少しずつですが実践を積み重ねて行きたいと思っています。

確かな手応え…それはやはりコミュニケーションツールとしてですね。どのように説明をすれば良いかわかりませんが、いままで語られなかったストーリーがそこにはあります。様々な問題で支援までつなげられないケースもあります。それでもCLの想いが聴けるのなら私はADOCを使います。それにADOCってインパクトが強いこともあって、CL自身もその時の面接をよく覚えていてくれており、一連のプロセスを振り返りやすいと感じています。また精神科領域ならではかもしれませんが、入院が長期化しているケースほど患者ー作業療法士間の役割意識が強い場合が多く、作業療法はこういうもの!と思い込んでいるように思います。だからなのか作業療法で経験したことのある作業しか希望を話さないという問題があったりと…そんな方でもイラストを見ながらハッと思い出したように「いやね…昔はしてたんだけども…」と語り始めることもあります。それだけでも感動ものです!

また精神科領域において、時に指示的な支援が必要なケースがありますが、ADOCを用いることで「協業」という意識が生まれやすく、CL側もこちらの意見に耳を傾けやすいと思います。納得した上で受け入れてくれるようになるんではないかと…。まさにメールの最初に述べたケースがそういった感じです。体験入所で挙がった課題をクリアするために「作業療法を!」というドクターやワーカーからのプレスがあったようです。ADOCを使った面接では「将来的には仕事に就きたい」という希望や「苦手なことは出来るだけ行いたくないし、自分が出来ることは限られている」といった不安に感じている想いを語りました。
うまく説明しきれませんが、精神科においてもADOCが有効に使えるケースはたくさんあると思います。

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こんな感じでADOC使っていますーという連絡をいただけると嬉しいですね.



個別介入が難しいこと,これまでの集団活動の流れが強いこと,Handicapが大きいこと,
精神科で作業に焦点を当てた実践に関する障壁は大きいと思います.
言い訳も沢山できるかもしれません.
現に僕も入院の方には難しい,と言ったくらいですから.

でもこうやって少しずつ頑張っている方もいらっしゃる.
そして僕はコミュニケーションが難しい精神科でこそADOCは活用できると思っています.

あきらめない.
まずは「クライエントの希望」を共有する.
これがいろんな障壁を破る突破口になってくれると信じています.

僕たちはそんな方々の力になれればと思っています.



2012年10月7日日曜日

ADOCはCOPMのパクりか?

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先日,iPhone 5よりも家族を選ぶと言いましたが,速攻で予約しました tomori です.
auショップで3週間かかると言われたので,在庫があるショップへ駆け込んだくらいです(笑)


さて,変なタイトルですみません.
ナーバスな話題でもありますが,あえて書いてみようと思います.
実は先月,COPMチームから,COPMに似てる評価があるけどだれが責任者?著作権大丈夫かな? と問い合わせがあった.
ついにそこまで来たかーと思ったけど、不思議にあまり慌てることなかった.
言い訳することもなく,本当のことを,素直に返信した.


--------------------
tomori → COPM team

We are always thinking of ways to improve the OT practice in Japan,
based on medical context.
ADOC was developed based on our strong will which promote to
Occupation-based practice.
私たちは日本の医療ベースのOT実践を改善する方法をいつも考えている.
ADOCはOBPを推進したいという私たちの強い意志に基づいて生まれたものである.

If I was to speak out without a fear of being mistaken,
I think our will was nurtured from you via the COPM, CMOP, OPPM etc.
誤解を恐れず言うならば,私たちのこの意志は,
COPM,CMOP,OPPMなどを通してあなたたちに育ててもらったと思っている.

We are very respecting for you and your achievements,
and we do not intend to infringe a copyright of COPM.
Moreover, we are not gaining income by ADOC.
The all earnings pass the cost on to administration  of the website
named "Everyone's Rehabilitation-plan"
私たちはあなた方の業績に敬意を表するとともに,コピーライトを侵害するつもりもない.
さらに私たちはADOCによって収入を得ていない.全ての収益は”みんなのリハプラン”の運用費に回している.

We want to contribute to promote the Occupation-based practice.
We hope our will get through you and your colleagues.
私たちはOBPの推進に貢献したいと思っている.
その気持ちがあなたたちに届きますように...
---------------------------


そしたら以下のような返事が来た.
-------------------
Dear Kounosuke Tomori

Thank you so much for your message and for your explanation.
説明とメッセージをありがとう.

The COPM Team is pleased to hear from you and applaud your efforts to
improve OT practice in Japan and your support of occupational based
practice.
COPMチームはあなたたちから(直接)話しを聞くことができて嬉しいし,
あなたたちのOBP(普及)への取り組みや,日本のOT実践を改善しようとする努力を賞賛する.

---------------------

雲の上の人たちからのメールも嬉しかったけど,
OTが好きで、OTをもっと良くしたいという部分で通じ合ってることが嬉しかった。

「何を作るかではなく,何故作るのか」が大切.
ADOCはOTを改善するための「1つの」手段にすぎない.

OTを改善するための誰でも簡単に使えるツールが無かったから作ったまでで
ADOCよりいいツールが出てきたら,僕が一番に乗り換えると仲間にも言っている.

僕らは確かにCOPMを参考にしたが,
おそらく最も受け継いだのはCOPMの裏側にある先人たちの「信念」.
信念をDNAに転写させていただきました.


ADOCはだれのものか,売りたい,そんなことはどうでもいいんです.
僕たちの行動は全て,OTらしいOTをするために! その信念に基づいています.



最後まで読んで下さり,ありがとうございました.

2012年10月1日月曜日

感謝祭!先着10名にパンフ型ADOCのプレゼント!

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娘の咳止めシールがなぜか僕のお尻に直に貼られていました.tomoriです.
カミさんに聞くと,あー昨日貼ったやつが無くなってたんだよねと.
今日も平和な tomori 家です.


さて,ADOCをいつもご活用いただき感謝申し上げます.
ADOCの弱点は,iPadがないと使えないことです.
ただ,使ってみてその良さが分かると思い,Paper versionも作りました.


そして今回,なんとパンフレット風に印刷してみました!




折り畳むとA4版です.
表にはADOCのアイコンが.
まずは身の回りのことから...

これをめくると・・・





でーん! 移動と家庭生活




それをさらにめくると社会活動



それをめくると... 余暇が2面でどーん!!



どうっすか.これが1枚の冊子のようになっているんです.
我ながらナイスなアイデアだと思うので,できれば裁断せずに使って欲しいです.




そこで,よく耳にするのですが,
施設にiPadを導入できず,紙面版をDLしてお使いの方もいらっしゃるかと思います.

今回,頑張って紙面版ADOCを使ってくださっている方に感謝を込めて,先着10名に,このパンフ版ADOCをプレゼントします!


ご希望の方は下記までご連絡ください.

2012.10.2 すみません締め切りました!
多数の応募ありがとうございました!

こちらからお申し込みください


※ なお送料はご負担いただきます.


カミさんが10名も来るか〜と馬鹿にしています.
お願いします(懇願)

最後まで読んでいただきありがとうございました.



2012年9月25日火曜日

老健での共同研究者を募集中です!

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作業療法はどこでも楽しくできる!と信じています.tomoriです.


さて私たちADOC project では,老人保健施設での作業に焦点を当てた実践(OBP)について,多施設間共同での無作為化比較試験(RCT)を予定しています
(研究代表者 北里大学 長山洋史).

今回は,RCTの募集ではなく,その前段階として,老健でOBPを現実的に展開するにはどういう方法が良いか,一緒に検討してくださる共同研究者を募集します.

例えば,
・老健でADOC使ってOBPしています!という激熱な方
・老健でOBPやってます!というやり手の方
・OBPやADOCに興味はあるけども,老健でどう実践すればいいのか悩んでいる密かに熱い方

などなど,OBPやADOCに興味がある方ならどなたでも結構です.
(おそらく密かに熱い方が多いのではないかと思いますが)


現在,神奈川の港南あおぞら さんと,福島の楢葉ときわ苑 さんにご協力いただき,
ADOCを使ったOBPについて一緒に検討中です.

港南あおぞら さんは,中村元樹さんたちと一緒に5月からADOCの活用について検討しています.
もともと機能訓練を中心だったとのことですが,本当にご多忙なスケジュールの中,そして利用者さんが機能訓練を希望する中,どうにかADOCを使う時間を作ってもらい,少しずつ作業への関わりが増えてきているとのことです.

楢葉ときわ苑 さんは,福島原発によってもともとの施設から他施設へ移動を余儀なくされ,その施設を間借りしている状況の中での研究協力です.そんな状況でも,この研究に参加することで,作業を通して利用者のQOL向上に寄与したい!という,(侍OTさんより熱いと思われるw)木田佳和さんの強い思いがあります.


また,現在回復期リハ病棟で同じように募集をかけ,現在RCTを進行中ですが,
昨日,共同研究者の一人から以下のようなメールを頂きました.

「今、実習生担当していますが、先日、学生がゴニオメーターより先にADOCを使用しました(笑)  それをみて ジーンときました。今、学生と作業療法の専門性やSDMの重要性について語り合っています。これもすべて研究協力参加させていただいたおかげであり、この研究の意義深さ・素晴らしさだとあらためて感じています。」

私たちはこの研究を通して,共同研究者の皆様,そして施設にも何らかの貢献できればといつも思っています.

ご興味のある方は,メールでご連絡いただけますでしょうか.詳細をご説明いたします.
またお知り合いに老健勤務の作業療法士がいらっしゃったらご紹介いただければと思います.

adoc.projectゆgmail.com → ゆ を @へ

熱いOTの方々をお待ちしております!


最後まで読んでくださりありがとうございました.

2012年9月20日木曜日

作業療法の新しいカタチ-2

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iPhone 5 を取るか,家族との団欒の時間を取るかで,
後者にしようと思っています tomori です.

さて,第 6 回 日本作業療法研究学会・学術大会の抄録を作成しました.
明後日ですが,もし近隣の方がいらっしゃったら,
僕以外の講演や演題発表もスゴイので,ぜひご参加のほどよろしくお願いいたします.




特別講演I
「作業療法の新しいカタチ -ADOC project の紹介-」

 皆様は「新しい」という単語にどのようなイメージをお持ちでしょうか.辞書では,今までにない,今までと違った,新鮮な,生き生きしている,出来たばかりの,進歩的,という説明がなされています.しかし,今回私がお伝えしたい「新しい」というニュアンスは,これらのいずれも微妙に異なっています.どちらかと言えば「温故知新」の「新」.つまり過去の歴史をよく検証するなかで見出された「新しさ」です.
 海外では,医学モデルからのパラダイムシフトしつつある「新しい」作業療法について語られます.一方,我が国の作業療法は医学モデルのパラダイムの中にあります.そしてこれからも大きく変わることはないでしょう.そのことを負い目に感じている作業療法士も少なくないと思いますが,私は逆に海外の「新しさ」を医学モデルに取り込みつつ,「新しい」日本型作業療法を創造するチャンスでもあると考えています.
 今回は,海外の「新しい」作業療法であるShared decision-making(意思決定の共有),Top-down approach(トップダウンアプローチ),Occupation-based practice(作業に焦点を当てた実践)について,我が国の作業療法実践にどのようにtranslation(解釈)すればよいか,そして臨床研究にどのようにtranslation(転換)すればよいか提案することを試みます.改めて見返すと我ながら大それたタイトルをつけてしまったと後悔の念もありますが,皆様一人ひとりにとって,新しい作業療法のカタチを考えるきっかけになれば幸いです.

2012年9月12日水曜日

なぜOTではクライエントという言葉を使うのか

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これでも昔はメンズノンノとか読んでました.tomoriです.
今の僕の格好を見たこと人にはホント笑い話なんだけど(笑)
一応,これでもカッコつけだった(笑)

さて,OTはいわゆる患者さんのことをクライエントと呼んだりする.初めて聞いたのは学生のころの実習報告会.は?クライエントだと? カッコつけやがって,患者さんでいいだろと思った.あの頃は作業療法は治療.困っている患者さんを治すものだと思っていたし,患者さんを尊重するけど最終的な意思決定はOT中心でするもの,という時代だった.

そして時は21世紀になり,違和感を感じる言葉は,患者さま.患者さま.んー別にいいんだけど,もし自分がOTを受ける側になって
 「tomoriさま.今日のごかげんはいかがでしょうか」
 「tomoriさまに私たちは何をして差し上げられるのでしょうか」
なんて言われたら,ちょっとぞっとする.

医療もサービスだと言われるようになって久しい.もちろん接遇やアメニティは必要だけども,本当のサービスは相手の望むことを叶えるのではなく,相手が望んでいない潜在的ニーズを提供することでもある.Appleの製品がそうであるように.



ふと今思ったけど,僕の親しい友だちは患者さまと呼ばない.呼ぶ気配もない.クライエントと言う.てか会話で熱くなってくるとポロッと本名が出てくることもある←やや個人情報流出w 

なんでかと考えたときに,おそらく僕や僕の友だちは,作業療法の本当のオーダーを出すのが医師だと思ってない(笑)患者さんが出すと思っているのではないかなと.オーダーを出すということは,つまりクライエント.だからクライエントと呼ぶんだろう.

そして作業療法の本当のオーダーがあるから,楽しそうに作業療法をやってるのだろう.それが作業療法での Shared decision-making だと思う.図にするとこんな感じ.




ちょっとクセはありますが,読み物としては面白い1冊 → 「患者様」が医療を壊す


最後まで読んでくださいありがとうございました.


2012年9月7日金曜日

機能訓練は作業か?

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スポーツするのが嫌いな体育学博士.tomoriです.
でも最近ジョグしている人がカッコいいなと思ってニューバランスを購入するも,
首を痛めて出来なくなったという軟弱体質です(笑)

スポーツ観るのは好きです.僕は「する」のが好きではないと言っているのです.
実は中学までは体格も大きく,スポーツはできる方でした.
小学校では野球をしていたのですが,4番,キャッチャー,キャプテン.
中学ではハンドボールで左45(つまりエース).
高校では満を持してバスケ部に入りました.SLAM DUNKが全盛期だったので(笑)
小〜中学とバスケ部が無かったので,念願のバスケができる!と思ってとっても嬉しかったのを覚えています.
でも厳しい練習に耐え,自主練,自宅で筋トレ,
いろいろやっても全く上手くなったという実感が持てませんでした.
てか下手なままでした.
ハンドボールの3歩ルールのクセがとれず,あだ名は「トラベ」(トラベリングの略)でした.
そして周りはどんどん上手になっていきました.

2年生になって,これは僕の高校生活の全てを捧げてもベンチにも入れないと思い,きっぱりと辞めました.
一緒に練習を頑張った仲間,面倒を見てくれた先輩に目も合わすこともできず,ホント申し訳なかったです.

僕は中学までは1学年で男子20名でした.僕は「その中で」スポーツが出来ただけだったんです.
そう.井の中の蛙大海を知らず とはこのことです←経験できてホント良かったけど.

初めての挫折でした.今でも夢に出てくることもあるくらいです.
以来,僕の中でスポーツをすることは,挫折と結びついているんですね.
また,スポーツ以外で勝ってやると強く思ってスポーツをするのを辞めたのもその時です.
学位を体育でとったのは全く関係ないですが(笑)

前置きが長くなりましたが,僕がスポーツをしない物語はこんな感じです.
こういう理由で,今スポーツをしていません.
なんでしないんだと言われても,別にオレのことなんて分かってもらわなくて結構と思います.


で,クライエントが機能訓練を強く希望するんで困ってますという相談をよく受けます.
とにかく手を治してくれと言われて困っている.

でも,なぜそこまで希望するんだと共感したことはありますか?
作業療法士だからそこに対応してはダメだ... という呪縛にこだわりすぎていませんか?

僕みたいに,何かを強く希望すればするほど,人生の物語があるはずなんですよね.
園芸なら良くて機能訓練ならダメとかじゃなくって,
それはどうでもよくて,理解すべきは背景にある物語.

この人何で泣いてるか知ってますか?
ワンピースですが


ご存知の方には鳥肌なんですが,ご存じない方にはタダのハナたれネーちゃんです.
でもこれはホントにスゴイシーンなんですよ.

それと一緒で,1場面しか知らないから,
なぜ機能訓練を希望するのか,
その場面しか知らないから理解できないんです.


機能訓練は作業と言えるかどうか.僕はYesです.

作業とは人が行う行為に意味と目的を含むものです.
なので,人がする機能訓練に意味があれば作業です.
なければ家事でも釣りでも活動です.

神戸での研修会 スペシャルゲスト決定!

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ワンピースの32-40巻の行方を知りませんか? tomoriです.
誰かに貸したと思うのですが...(笑)

まあさておき,神戸で企画しました研修会
作業に焦点を当てた実践とは top-down approach ですが,
現在,160名となりました.ありがとうございます.


そして前々から企画しておりましたが,ライトニングトークもすることになりました!
ライトニングトークというのは,参加者に短い時間でプレゼンしていただくことです.
どれも最新の内容で,まさに稲妻のような衝撃を皆様に与えてくれることと思います.
今回は西日本の先生方にお願いしました.

籔脇 健司 先生(吉備国際大学):包括的環境要因調査票(CEQ)の紹介
 籔脇先生はご自身で開発された新しい評価であるCEQについてご紹介いただきます.



寺岡 睦(吉備国際大学大学院修士課程・大杉病院):OBP2.0・作業機能障害の種類と評価(CAOD)の紹介

 寺岡先生は,かの京極真先生の院生であり,現在開発中であるOBP2.0という新しい理論と,その評価であるCAODを紹介していただきます.

平松 良啓(西宮協立リハビリテーション病院):OBPの事例紹介

 平松先生は,僕が企画しているRCTの研究協力者であり,そのミーティングの中で僕がビックリするくらいの興味深い事例を紹介してくださったので,ぜひこの研修でも!とお願いしました.



ということでポスターにもお名前追加させていただきます.





クリスマス前の神戸でお会いしましょう(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました.




2012年8月27日月曜日

32年の追跡調査でわかった「幸福な人生の秘訣」

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ぼくは勉強ができない けど毎日楽しく生きてます.tomoriです.

小さいころから,こんなことやってなんの意味があるのかってずっと思ってた勉強.

人生にどのくらいインパクトがあるのか昔から知りたかった.
ひょんとしたことから以下の記事を見つけた.

WIREDからの引用です


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32年の追跡調査でわかった「幸福な人生の秘訣」

ニュージーランドに生まれた子ども約1,000人を対象とした32年間にわたる追跡調査データから、成人後の幸福度の高さにはどういった因子が関係しているのかが明らかになった。「学業成績」よりはるかに重要な要素とは。



7月の『Journal of Happiness Studies』誌に掲載された論文は、子どもが幸福な成人となるプロセスについて研究している。


この研究には、ニュージーランドのおよそ1,000人を対象に、誕生直後から成人期までを追跡調査している『ダニーディン 健康と発達に関する学際研究(Dunedin Multidisciplinary Health and Development Study)』のデータ32年分が用いられた。


この調査では、3年ごとに「親や仲間への愛着」「主観的長所」「社会経済的状態」「クラブやグループ活動への参加」「言語発達」「学業成績」など、およそ思いつく限りの社会心理学的に好ましい要素について評価がなされている。そして32歳時の調査で「幸福度」が評価された(驚くべきことに、発達時のどのような要素が精神病理などのマイナスの結果をもたらすのかという問題については長年研究されてきたにもかかわらず、発達時のどのような要素が幸福などのプラスの結果に結びつくのかを探る研究は、これまで行われていなかった)。


成人してからの幸福度に最も結びついていた要素は、若年期における「社会とのつながり」だった(その方面に詳しい人向けに言っておくと、相関係数は0.62)。これに比べて、「学業成績」は幸福度の予測因子としてはるかに劣っており、相関係数は0.12だった。


この研究では、「社会とのつながり」について、「社会的愛着の質」「組織的なクラブやグループへの参加」「主観的能力または長所」「生活への満足度」の4つの尺度で評価している。


第一に、十代の若者にとって、社会的愛着の大きな部分を占めるのは両親との関係だ。十代のころに両親との関係が良好であるほど、幸福度の高い成人になる可能性は上昇する。また、十代の若者にとって、自分の親を好きであることと同じくらい重要で、なおかつ同じくらい想像しがたいことは、彼らが学校を好きであることだ。


ただし、社会とのつながりや学校を好きであることが重要だからといって、その子どもが「人気者」でないと幸福な大人になれないということはまったくない。花形クォーターバックであることより重要なのは、「何か悩み事があったり、怒りを覚えたときに相談できる相手」を持つことだと、研究チームは述べている。また、所属するクラブはスポーツである必要はない。幸福につながるのは運動への熱心さではなくグループに属することだ。


そしてもうひとつ重要なのは、32歳になったときの幸福度を予測する因子は、10代の若者が客観的事実としてどのような生活を送っているかではなく、その若者自身が自分の生活をどのように評価しているかだという点だ。その若者は、自分の将来について楽観的で、自立していて、おおむね忙しい毎日を送っているだろうか? もし答えがイエスなら、その若者は、西洋社会における若者のステレオタイプを覆す存在であり、かつまた将来、非常に幸福な大人になる可能性が高いということだ。

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原著を読んではいない

外国のデータやし,30年前と今では環境が異なるから,
この結果はそのまま使えないかもしれない.

でも,これだけ差があるならば少なくとも勉強がメインではないやろう

なにより僕自身が一番実感してるし,証明している(笑)

てなると,いろいろと考えさせられる.


まず学習障害,自閉症,脳性麻痺の子どもに対する支援.
学習指導要領がなんなんだ.紙でなくて子どもをみろ.

クラブ活動.勝ち負けから何を学ぶべきなのか考えよう.

あ,大学教員としての教育.人生の先輩として相談相手になろう.

そして自分の子どもへの教育.無条件の愛情を.



でも,僕が好きな言葉.相田みつをさん しあわせはいつもじぶんのこころがきめる



それが分かる子どもになってほしいな.
たとえ勉強ができなくても.


2012年8月25日土曜日

「PTとOTの役割は明確です.OTは作業を使います」

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お好み焼き大好き tomori in 大阪です.
初めての大阪です!




今日は,共同研究の話し合いと見学とで兵庫医大の竹林崇さんのところにお邪魔させてもらいました.
竹林さんといえば以前ブログで紹介した通り,CIMTとTransfer package(TP)で有名な方ですね.

おかげさまで僕も色んな人と話しをさせて頂く機会は多く,臨床が出来る人,研究が出来る人,たくさんお話してきました.でも竹林さんほど臨床も研究も「両方」出来る人はなかなかいないと思います.ここでいう研究というのは「臨床研究」です.彼の臨床へのこだわり,それを直接肌で感じてみたいなというのと,あとADOCをTPの中で使ってもらっていたので,そのヒアリングをしてきました.


大学病院なので急性期なんですが,基本的に早期から「作業」を使った介入をやっているそうです.

作業を使うって,大きく2種類あると思います(1つ割愛)
 1)手段的利用:障害を軽減・回復させるために行う治療的目的のために作業をする
 2)目的的利用:技能獲得のために実動作を通して直接的実際的に作業をする

訓練室では,1)のために年季が入った手作り訓練器具を使って極め細やかな段階づけを用いたtask-oriented trainingを行っていました.重度な方へは,最新の訓練機器から手作りの装具など,あらゆるものを総動員で,できるだけ随意運動で作業をやってもらっていました.訓練室にある色んな物を使っていて,ハンドリングでアシストすることは見ませんでしたが.今やっている訓練を裏付ける,脳科学,運動学,解剖学,心理学などのリアルタイムな解説も面白かったけど.

あ,あと訓練への作業の意味付けもスゴかった.僕「この練習20分もするんですか!?」→竹林「だって〇〇という作業は普通20分やるでしょ」とか,「畑仕事でクワを持つためにはこの動作が必要なんだよね」とか.「Aさん,これは最初に言ってた薬の封を切るための練習なんです」などという言葉が飛び交う飛び交う.作業のために必要な機能を高める訓練でした.

竹林さんの講演とか聞いてて,
1)のイメージが強かったのですが,2) も積極的に行ってるようです.普通に(笑)

他のOTの方ですが,訓練室内の和室で起居動作の練習したり,風呂場で移乗の練習したりと結構早期から実動作練習を取り入れているそうです.12月の研修会では,また別の面白い実動作練習に取り組んだ事例を紹介してくれるそうで,その動画も見せていただきましたが,やはり僕の周りにはクレイジーOT(尊敬語)が多いなと感じました(笑)

竹林さんは「神奈川でtomoriさんたちの話しを聞いたとき,納得したけど,正直,当たり前じゃんって思った」と言ってました(笑) そう.新しくないし,僕らにとっては当たり前なんです(笑)


何が当たり前なのか...


竹林さんは「ここではPTとOTの役割は明確です.OTは作業を使います」,「生活の中で手を使ってもらうことによって回復を促進したい!」と言ってました.それでいいんですよね.OTを小難しく理屈付ける必要はないんです.当たり前なんです.

そのために,竹林さんの臨床と僕のADOCのノウハウを活かして,一緒に面白い仕事をさせていただくことになりました←乞うご期待!


翌日は精神科訪問作業療法におけるADOCを使った研究について,少し意見交換させていただきました.数名に活用していたようですが,かなり良い展開のようでした.入院している方には少し厳しいかもしれませんが,精神科でのADOCもなかなか良いかなと思いました.



最後にたこ焼き.唇をヤケドしつつ,冷たい出汁でいただく.
とろけるたこ焼きも美味い.


なかなか収穫の多い打合せでした.


2012年8月24日金曜日

人生の目的を強く持っている人はアルツハイマー病による認知機能低下の進行を緩やかにする?

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夏バテなう.tomoriです.
疲労などもあって全くやる気が起こらなかったですが,「ゆず」を聴いたら急にやる気が高まったという,単純明快な脳みその持ち主です.


さて,今日は認知症の論文の紹介です.

Boyle PA et al. Effect of purpose in life on the relation between Alzheimer disease pathologic changes on cognitive function in advanced age. Arch Gen Psychiatry. 2012 May;69(5):499-505.
(齢期の認知機能とアルツハイマー病(AD)の病理学的変化との関連性における人生の目的の影響)
この記事から引っ張ってきました.

訳はちょっと保証できないのですが,
人生の目的を強く持っている人(P↑)と,そうでない人(P↓)を比べて,
脳の病理学的変化に差はなかったけども(脳の萎縮とか特異的タンパク沈着とか),
P↑の人は認知機能低下の進行が,P↓よりも緩やかだったとのこと.


ちなみに人生の目的の測定には,RyffらのWell-being 尺度が用いられている.
この尺度がなかなか良いです.日本語訳はこちらから


 私は現在目的なしでさまよっているような気がする
 本当に自分のやりたいことが何なのか見いだせない
 自分がどんな人生を送りたいのかはっきりしている
 私はいつも生きる目標を持ち続けている  など


このラッシュ大のグループは,他にも研究していて,
P↑の人は死亡率が低いとか,社会的交流範囲が広い人は認知機能低下が低いとか,
面白そうな研究をしております.


この論文をどう解釈するか.

やはり何か目的や目標を持ち,
それを実現するために何かしらの作業に従事することは,
健康を促進するのに重要だと思う.

最近,厚労省から認知症対策の方針が打ち出され,
初期集中支援チームに「作業療法士」が明記された.
上の論文と合わせて考えるならば,
初期の段階で作業療法士やクライエント,家族が目標設定すれば,
認知機能の低下を緩やかにできるのではないだろうか.

そのために,ADOCも活躍できると思う.
この件については,もう少し調べてから書こうと思う.



ぼちぼち出張の準備をせねば... 今日はここまで



以下,下手な翻訳です

高齢期の認知機能とアルツハイマー病(AD)の病理学的変化との関連性における人生の目的の影響

文脈
人生の目的はADの大幅なリスク減少と関連しているが,その保護的影響の神経生物学的根拠については未だ不明である.

目的
人生の目的は,高齢期の認知機能に対するADの病理学的変化による悪影響を減少させるという仮説を検証すること.
デザインー加齢1年ごとの臨床評価と脳剖検を含む,縦断的,疫学的,臨床病理的研究

参加者
Rush Memory and Aging Projectに参加している246名の地域在住高齢者.

メインアウトカム
人生の目的は構成的インタビューを通して評価した.認知機能は死亡する間際まで毎年評価した.検死に関して,ADの病理学的特徴の3指標を定量化した:全体的なADの病理学的変化,アミロイド,tangles(注;AD特有のタンパク質).人生の目的の認識と病理学的変化の関連性は,線形回帰と様々なモデルを用いて調べた.


結果
人生の目的は,全体的なADの病理学的変化や認知機能との間の関連性を修正した.つまり人生の目的が高いと報告した参加者は,病気の負担にも関わらず良い認知機能を示した.人生の目的はtanglesの状態との関連性も減少させ,いくつかの潜在的交絡因子をコントロールした後でも,人生の目的の保護的効果は持続した.さらに,認知機能低下率とADの病理学的影響との関連性を人生の目的が修正するかどうか分析した結果,人生の目的を強く持っている人は,ADの病理学的変化による認知機能低下が少ないことが分かった.

結論

高齢期の認知機能に対するAD病理学的変化の悪影響は,人生の目的を強く持っている人では減少する.





2012年8月15日水曜日

1単位20分が個別リハかよー?

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自慢じゃないけど,その日に仕事が終わらずいろいろと言い訳して,
「よし!今日も良くやった!」と自分を納得させて,毎日美味しくビールを呑むのが特技な tomoriです.


さて,個別リハビリテーションとはなんだろうか...

そもそも言葉的におかしいでしょ(笑)
だってリハビリテーションという言葉に個別性が含まれている.
「意味のある作業」というのと一緒.意味が含まれていなければ作業でなく活動.

じゃ個別に関わるってどういうこと? 1対1の20分/単位の関わりか?
それは見た目が個別なだけで,内容まで個別とは限らないよ.

見た目より内容.1対1で9単位関わっても,クライエントの個別性,多様性に対応していなければ個別と言えない←ここ大事


クライエントの個別性と多様性に対応するためには,
沢山のクライエントを経験することが大切なのに,
回復期で最近は1年目は担当1-2名とか... 1年で10名くらい? 
昔は入職して最初のGWには担当20名だった.
それについてはこっちを読んでくださり→ 経験の質と量


そう.なんかねー.単位制になって,作業療法がめっちゃやりにくくなったような気がする,というのが僕の印象.単位制以前の経験がないOTには分からないかもしれないけどさ.

そうそう.徒手療法の観念だと20分/単位は重要.ちまたのマッサージと比べるわけではないが,徒手的な関わりの時に時間概念は必要.それで身体的個別性に十分対応することができる.

でもそれと作業療法を一緒にしないでほしい.作業療法で重視されるのはCLの主体性を育むことなのだ.

Reilly Mさん曰く.

"Man, through the use of his hands, as they are energized by mind and will, can influence the state of his own health."
(ひとは心と意志に賦活されて両手を使うとき,自分自身を健康にすることができる)

CLは自分で健康になるし,まあ人は自分でしか本当の健康には辿りつけない.
とするならば,1対1の3単位より,1対5の個別0分のほうが良い作業療法ということも十分にありえる.

例えば,集団療法で,先輩片麻痺のAさんが,新人片麻痺のB〜Eさんに調理の仕方を教えた.Aさんは片麻痺になっても,自分も人の役に立てることができる!と思えるし,B〜Eさんは病気になっても出来ることはあるんだ!ということが分かる.かもしれない.

それが今では,個別で40分調理をして,
CLが作るのをOTがずーっと見てて,食べずに終わることもある.
それは作業に焦点を当てているのかーー!?


あ,そういえば時効だと思って書くけども,複雑簡単の時代だったころ,僕は失行・失語の茶道の師範を担当した.聞けばお茶が生きがいだと言う.もちろん僕はお茶のことなんて1ミクロンも分からない.でもその師範にはお弟子さんの義理の娘さんがいた.訓練時間にいつも来てくれたので,娘さんが教えてくれることを前提に,お茶を淹れる練習をしようと提案すると,両者とも快諾してくれた.それから,僕の支援はお湯を沸かして,お茶を呑むことだった.一応,失行で失敗するところをアドバイスはした.1 on 1 のべ5分くらい(苦笑).だって昔は当たり前に5-10名平行でみてたからさ.正直なかなか一人に時間をかけられなかった.僕が他の患者さんで忙しいときには,他のスタッフや患者さんに呑む役割をお願いした.その時なんか,お湯に火をかけ,それを持っていく時間で述べ10秒(笑)

でも複雑で請求していた.後悔はない.だって個別リハしたもん.
退院時には娘さんといい感じのコンビになっていたし,
退院後も自分ではできないけど,お茶の集まりに師範として娘さんと参加していたと人づてに聞いた.

それが今の個別リハの枠組みで対応すると,そもそもOTがお茶が分からないので,無理.もし分かったとしても娘さんとのコンビ結成は無理.でしょ? そう,あの二人は自分で健康になったのだ(笑)


僕は作業療法の何が好きかと言われれば,自分で自由に考える裁量が大きいところ.
誰かに言われた通りに!マニュアル通りに!とかじゃなくって,自分のアタマで考えて仕事ができるところが好きだ.

しつこいけど,個別リハとは,1on1ではない.
CLが揉んでくれというから,何も考えずに2単位揉む.
それは個別リハでもないし,CL中心でもない.と思う.

OTがアタマを使ってクライエントの個別性・多様性に対応(挑戦)すること.
枠に縛られず,枠を言い訳せず,個別リハをしようぜーー!

言い訳のビールも好きだけど,もっと好きなのはアタマを使った後のビール(笑)

あ,ちなみに失行の患者さんで,
巧緻性向上のためにひも結びをしてもらってた患者さんは,
僕に黙って退院していました...


最後まで読んで下さりありがとうございました.


2012年8月11日土曜日

新しい作業療法のカタチ(長崎で講演します)

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気持ちだけはイクメンのtomoriです.
行動は伴っていません.


さて,第2の故郷,長崎で講演です.

長崎に少しでも恩返しができればなぁという思いです.



第 6 回 日本作業療法研究学会・学術大会
 作業療法における Translational Research の発展


ポスターちょっとカッコいいんですけど...

平成24年9月22日(土)ー9月23日(日)
長崎大学医学部 良順会館


僕は,13:40ー15:10  特別講演I
「作業療法の新しいカタチ -ADOC project の紹介-」 です


作業療法の新しいカタチとは... 僕のイメージ(スライド)はこちら



作業療法の新しいカタチを,臨床と研究の両側面から説明できればと思います.
前もってコツコツ準備しております.

九州の皆様にお会いできるのを楽しみにしています.



最後まで読んでいただきありがとうございました.


2012年8月10日金曜日

ADOCの新しい書式:改行しなければ保存できます

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テレビありません.tomoriです.
頑張って女子バレーを見れるようにしたのに,ぼろ負けだという.

さて,昨日は満を持してADOCのアップデートをお知らせし,
琉球OTさんも侍OTさんも素晴らしいブログを書いてくれましたが,
ちょっとバグがありました(苦)


トップダウンのリハビリテーション計画書作成時に,
改行すると,「PDFの作成に失敗しました」とエラーが表示されます.




改行しなければ2行でもOKです.



誠に申し訳ございません.
エンジニアさんと相談して修正作業に入ります.
少しお待ちくださいませ.


2012年8月9日木曜日

ADOCがさらに進化→トップダウンの書式!

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先日免許更新の際,(iPhone触りながら)トイレに入ったら,
それが女子トイレだったようで,おばさんにビックリされました.tomoriです.
こっちがビックリしました.


さて,講習会でもお知らせしたかと思いますが
ADOCのバージョンアップです.

1) PDFの書式をトップダウン形式に大幅変更しました.

(これまで入力されていた情報も自動的に移行されます)




2枚になります.
めんどくさがりの僕は,かえって書く項目が増えるのはイヤかもなぁといろいろ悩みました.賛否両論あると思います.
でも最終的に,自分がもしクライエントだったらどっちが欲しいのかという観点で決めました.

あと僕たちは,ADOCをトップダウンアプローチの中で使ってもらいたかったのです.
よく吟味しましたが,この書式を上から埋めていくことで,トップダウンアプローチになるようになっています.

各項目に何を書けばいいか,薄く書かれています.
それがガイドになります.これは紙ベースの評価ではできないことですね.

ただそのまま印刷すると薄くうつってしまうので,
書くことが無い場合には,スペースキーを押して空白を入れてください.


具体的にどう書くのかのサンプルは,
後日,琉球OTさんか侍OTさんがアップしてくれると思います←公開ムチャぶり(笑)



2) PDFがメールでエクスポートできるようになりました


今までのiTunes経由でも出力できますが,
iPadがインターネットにつながっている環境であればメールで送信することもできます.
もちろんPDFにはパスワードがついています



3) 化粧の項目を追加

要望が多かった化粧の項目を追加しました.


あとバグとして,マトリクスで作業の優先順位を変えたのに,PDFで変更されていない というのを修正しました.

メジャーな変更点は以上です.


このバージョンアップによって,
皆様の臨床において,
OBP: Occupation based practice
SDM: Shared decision making 
Topdown approach
が促進されたらいいなと思います.



2012年7月31日火曜日

また神戸でやります.作業に焦点を当てた実践 研修会

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生まれも育ちも宮古島ですが,夏の暑さより春が好きだし,オリオンよりキリンが好きです.tomoriです.


さて,(予想外に)大盛況だった7/1の作業に焦点を当てた実践 研修会ですが,
ぜひ神戸でも!! ということで,12/9に神戸でもさせて頂くことになりました.
ポスターも新しく作りました! すべて琉球OTさんの写真です.


ダウンロードはこちらからお願いします.

作業に焦点を当てた実践 
トップダウンアプローチ

1) トップダウンとは
友利幸之介(神奈川県立保健福祉大学)
2) ADOCを用いたトップダウンの実践
齋藤佑樹(太田熱海病院)
3) トップダウンに基づく上肢機能訓練
竹林 崇(兵庫医科大学病院) 
4) 地域こそトップダウン!
原田伸吾(YMCA米子医療福祉専門学校)


内容を少しだけ変えて,トップダウンアプローチにしました.
(もちろん作業に焦点を当てるとは? という前回の内容も含みます)

というのも,作業に焦点を当てた実践って,具体的にどうやっているのかは前回紹介できましたが,具体的にどう実践するのかまでは時間的に無理でした.
侍さんもブログで書いていましたが,
作業に焦点を当てようとすると,必然的にトップダウンになってきます.
いわば手段のようなものです.

今回は,その手段を,なるべくわかりやすいように,画像,動画を活用し,
できれば実演とかもしながらお伝えできればと思っています.

また,やたらと作業!作業!連発していますが,
それをICFで言う活動と参加に置き換えば,PTの方も参考になると思います.
ICFって結局分類なので,その分類をどう臨床で使えばいいのかまでは示してくれません.
その分類をどう臨床でつかうのか,という観点で言えば参考になると思います.
前回もPTの方に何名か来ていただきましたので,今回は対象に最初からPTも加えました.

今回は西日本ということで,鳥取の原田さんが満を持しての初参戦です.
彼は僕の中でクレイジーOTの代表格です.楽しみです.


師走のお忙しい時期とは思いますが,
ご参加お待ちしております.

お申し込みはこちらから



どうぞよろしくお願いいたします.



最後までお読みいただきありがとうございました.

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