tomori@韓国です。
朝4:30に聞こえなかった目覚ましで起きて、羽田に向かい、国際線は始めてでしたが何とか横丁とかあってキレイでした。さすがに朝食カレーは避けてうどんを食べたら、機内食が出てきました。しかも牛丼とそばー(笑)二時間のフライトなので、CAさん明らかに焦ってました。
映画でアイアンマン3をやってて、ラッキーと思って見てたら主人公リベンジ中に着陸!(笑)もう一回観ないと
で、ソウル駅に着いたら、なんじゃこりゃ!と松田優作風に突っ込んでしまった大雨(笑)待合せまでに時間がなかったので仕方なくタクシーに乗ったら、小道の坂でまさかのスリップー!(笑)
何とか切り抜け、そしてホテルに近づいたところで、ここは通行禁止だから、こっからは歩いて行けと、こっちは英語で話してるのに、力強い韓国語で説明されて、雨の中タクシーを降ろされました(笑)
ホテルに着いたと同時にゲリラ豪雨。一歩も外に出れない状態でしたが、なんとかキョンミン准教授に迎えていただく。ソウルはあちこちで水たまり。郊外にある見学施設のトップの先生を交え、三人で地元の方が行くという玄米料理とチヂミを頂いた。ケンタロウの言うとおり、韓国料理はホントに美味しかった。
さておき、病院見学です。韓国ではやっぱ電子化が進んでいるようで、電子カルテを書きつつ、評価も書きつつ、どっかにチェックをすると、そのまま請求になるという感じでした。良くできたソフトでした。
診療報酬制度も日本とは違ってて、OTが請求できるのは複雑、簡単、ADL訓練…と6項目となっており、それに比べPTはNDTなど30項目ぐらいあるとか(OTジャーナル2012.9にも詳しく載ってます)。韓国のOTが8000人くらいで、人数的に7〜8倍PTが多いらしく、対等の関係作りは難しいとジャーナルにも書いてあるし、そう言ってました。
療養型の病院と、急性期の病院をサッと見学させてもらいましたが、OTの内容は徒手的に上肢を動かしているのが多かったです。ペグみたいなもので練習されてる方もいました。どの病院でも、パソコンを使ったcognitive occupational therapy というのがありました。これは日本でも流行っているのでしょうか…学生さんのレジメは評価まではOTIPMでまとめられていました。
急きょOBPをやっているところに行こうという事になり、三件目にいきました。すでに診療は終わってましたが、そこではOTIPMに基づき、最初にCOPMを使った評価、次にAMPSベースの課題分析…と言った流れでやっているそうです。急性期という事もあり、最初はというか今も他職種からいろいろ言われていて、悩んでいるけど、同じことやっている仲間と話すのがチカラになっているとのこと。日本と同じですね。で、OTIPMの介入選択の解釈のところで、作業を使わない訓練についてどうしてるのかと話したところ、やはり機能訓練は必要なのでやってると。作業を使っていないと認識し、なるべく他職種に任せるとかするけど、やるべき事はやります、みたいな感じでした。
そして19時。会場に向かうとすごい人。90名ほど集まったそうで、最初病院でやる予定が、急きょどっか会場借りたとか。
こりゃもう堂々とするしかないだろうと開き直り(笑)、最初に友達に教えてもらった韓国語の自己紹介を棒読みした後、全て日本語で雄弁に語ってきました(笑)でも皆さんギャグにはちゃんと笑ってくれました。特にみんプラには、目をキラキラさせているようでした。
その後、日本でもやった事ないですが、なんとクライエントに来てもらって、まさかのADOCの初ライブケースです!最初僕がやろうかと話してましたが、担当のOTの方にお願いしました。まぁ大勢の前なので深い話はできず、僕が最後に少しコメントして終わりました。一通りの流れは理解してくれたと思います。
最後に勉強会を取りまとめてくださってる方の挨拶で、OTの悩みに向けて具体的な解決案が形になっているのがすごい。それはチームだからできたんだろう。韓国でもチームで行こう。みたいなとコメントをされてました。ホントその通りです。
その後、21:30から軽く打ち上げ。ライブケースの方も交えてOTと機能訓練について熱く熱く語り合いました。どこも悩みは同じだなぁと思いました。CIMTとTPを少し説明して、ADOC for handを開発中であると話しました。あとみずうみ村の藤原先生とも親交があるようで、かなり尊敬されてました。
平日なので23:30にお開き。ちゃんと最後まで起きてましたよ(笑)共同研究しましょうね。次はWFOTでー!ということでお別れして、ホテルに着いたのが0:30…
日本と韓国って、やってることも悩みもホント似てるなぁと思いました。今後もっと交流があってもいいのかなと思います。トップダウンについては韓国でも徐々に広まりつつあるそうです。あと上肢機能を生活に反映させることについては、日本でも韓国でも課題です。まずはADOCで大切な作業の特定。そして竹林さんのような[治す]から[治る]ような訓練ですかね。ADOC projectがやってる方向性は間違ってないなぁと思ったし、お役に立てそうなニーズはありそうだなぁと感じました。
今日は小児と特養を訪問して、小児のOTにADOC-Sを見てもらう予定です。
兼備録でもあるので、長くなってごめんなさい。最後まで読んでくださり、カムサハムニダー!