2013年11月27日水曜日

もし自信を失くしたら…

Clip to Evernote
最近元気ないtomoriです。倦怠感かなぁ。これ。でも元気ないときって、ネガティブループにはまりますよね。

偶然なんですが、最近次女が、アンパンマンたいそうの出だしだけ、ループでずーっと歌ってくれます。

もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ

ここのループ(笑)。でもこんな短く心に響く詩がかけるって、やっぱやなせさんはすごいですよね。


同じく元気ない友だちにも贈りたいと思います。

最後で読んでくださり、ありがとうございます。



アンパンマンたいそう

作詞:やなせたかし、魚住勉/作曲:馬飼野康二/編曲:近藤浩章/歌:ドリーミング

もし自信をなくして くじけそうになったら いいことだけ いいことだけ 思い出せ

そうさ空と海をこえて 風のようにはしれ  夢と愛をつれて 地球をひとっとび

アンパンマンは君さ 元気を出して  アンパンマンは君さ ちからのかぎり
ほらきらめくよ 君はやさしいヒーローさ


大事なものわすれて べそかきになったら 好きな人と 好きな人と 手をつなげ

そうさ僕と君をつなぐ 虹の橋をわたれ  影と雲がにげて 太陽ひとまわり

アンパンマンは君さ 勇気を出して  アンパンマンは君さ 信じることさ
ほらかがやくよ 君はやさしいヒーローさ

2013年11月22日金曜日

COPM開発者のポラタイコ教授と意見交換してきました!

Clip to Evernote
今日はCOPMの主開発者であり、Enabling occupation Ⅱの編者である、ポラタイコ教授を成田空港にお迎えにあがりました。



先生はフライトでほぼ寝れなかったらしく、天ぷら屋での食事会はなくなりましたが(笑)、東京まで電車で1時間、ホント有意義な時間を過ごすことができました。まぁ僕は英語ほとんどできないので、一緒に行った留学してた先生と意気投合してましたが(笑)


色々と日本の制度やOTの現状について聞かれましたし、聞きました。びっくりしたのが、カナダの保険制度は日本と同じ国民皆保険で、基本無料だけどエビデンスがない事には保険が利かないらしい…で、そこでポラタイコ先生が例に挙げたのが感覚統合。SIはカナダでは保険外診療になるとのこと。でも逆にエビデンスがあれば無制限で受けられるとのこと。

あとカナダの大学は全て国立で、OT養成校の数は13だとか。日本の学校数と年間卒業OT数を伝えると、じぇじぇじえ!みたいな顔でした(笑)カナダのOTの総数は10000人くらいだそうです。日本の1/6ですね。


そして、僕の名刺でPhDだと分かると、何やってるの?と聞かれ、んー、今は違うけどと言ったけども、いやいや前は何してたんだ?としつこく聞かれ、基礎研究です。しかも動物実験というと、PTなの?と聞かれ(笑)、いやいやOTだという話しから、ちょっと無理やりに、ADOCも紹介しました。コピーライトの件は、あー、なんとなく覚えているよ、でも自分はあまり知らないけど、気にしなくていいと思うとのこと。一通り流れを説明した後、なぜ満足度にしたのかと、すごい突っ込まれました。いや難しいよ、でも満足度は重要度と似てるから、むしろ残すなら私は遂行度。あなたの考えでいいので、なぜ、なぜ、なぜに満足度なんだ!と切り込まれてタジタジでした…そこまで深く考えてなかったというのが正直なところなんですが、でも実はこの辺はデータを取るうちに僕も悩んでたのもあって、もう少しちゃんと調べてみようと思いました。

まぁ、基本的にADOCもADOC-Sもvery interestingと何度も言っていただきました。どのくらいデータはとってるのかとか、ちゃんとResearchするように、とのことでした。一応論文をお渡ししました。ちょっとCOPMでは難しいとこあるよね、と書いた論文を開発者にヽ(´o`;


もひとつ興味深かったのが、僕は最後まで筋生理学者とだ思われてたけど、それは一部分ではあるが大事なことだ、機能面も大事と即座に答えていたことです。しかも僕が、COPM changes my life と言った後だったのに(笑)。

これは個人的な予想なんですが、ポラタイコ先生は、単に多様性を認めているというより、それ以上に科学や学問を大切にしてそうな感じでした。作業にからめてね。それはなんとなく嬉しかったです。しかし筋生理学者が作ったならADOCも大したことないなとおもわれたよなぁ(笑)ショック(笑)いやいや、先生はちゃんと学問的視点で判断してくれるだろう(笑)

ちゃんとサインはもらいましたよ(笑)




先日飲み過ぎでメガネをなくしたことに珍しく反省というものをして、東京でのお酒はほどほどに帰宅中なんですが(笑)、僕はこれからどう進むべきか、夜風に吹かれながら考えました。もちろん答えなんかでるはずもなく、英語もできない自分に無力感を覚えつつも、夏に韓国に行ったし、もっと世界のOTさんと意見交換してみたいなぁという思いは強くなりました。だって一時間でこんなに勉強できるのに、日本語しか話せないってかなり損してるよねぇ(笑)

半年後はWFOTです。滅多にないチャンスですよね!


2013年11月17日日曜日

そろそろ機能訓練についてちゃんと考えないと…

Clip to Evernote
とうとう飲み会でメガネなくしてしまいました。tomoriです。

なんで飲み過ぎたかというと、昨日はかの竹林さんに、本学の大学院の講義に来ていただき、盛り上がってました(笑)



彼の講義はかれこれ5回目くらいですが(自分企画が4回w)、毎回新たな話が盛り込まれます。つまりいつも最先端の話をしているんです。膨大な基礎知識を持ちつつ、それに引っ張られず、うまく使って臨床で結果を出す。いやー、本当に尊敬している仲間です。


彼は徒手的な機能訓練と、道具を使う課題指向型訓練と、うまく組み合わせて下さいと言います。僕もそう思うのですが、今日はあえてそこを少し突っ込んで書いてみます。

組み合わせと言いますが、かなり重度な方以外は課題指向型訓練を適用できますし、徒手的な機能訓練のエビデンスは、無いに等しいくらい弱いです。

また、道具を使った課題は、徒手的な介入では見落としているであろう課題遂行に必要な要素への介入を補ってくれるそうです。人が体を動かすには様々な要素が必要になります。その一つ一つを評価するのは決して簡単なことではありません。てか無理(笑)課題に必要な要素を、課題から教えてもらうって感じですね。

そして何より、徒手的な介入は、セラピストへの依存を高めます。

これらを総合的に考えると、徒手的な機能訓練は本当に必要な人や必要な時だけに、限定的に使う方が良いのではないか、というのが僕のイメージする組み合わせです。

決してするな、ということではないんです。でもはたしてどのくらいの作業療法士が色んなことを理解し、両者をうまく組み合わせているのだろうかと思います。知らない方が多いと思いますし、知ってたとしても、厳しい言い方ですが、自分は組み合わせている人間だ、と都合の良い解釈をしてはいないでしょうか。


徒手的な介入は、患者さんから求められるし、喜ばれるし、感謝されます。彼の話では、介入後の患者さんはめっちゃ良くなってるのですが、お菓子の一つもらったことが無いと(笑) なぜか? 患者さんは自分で練習して良くなった、自分でやらないと良くならない、と認識しているからだそうです。彼の治療は、「治す」ではなく、「治る」です。

そう考えると、徒手的訓練や課題指向型訓練がどうこうというちっちゃい話ではなくなりますよね。患者さんが自分自身で「治る」という認識を持って、自律的に生活を再構築して行けるようになるにはどうすれば良いか、常日頃意識しながら訓練を選択していきたいですね。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

2013年11月7日木曜日

MacのキーボードをUSにしようかどうか迷っている人へ (笑)

Clip to Evernote
好きなものは自由とMac.tomoriです.やっとMac買い換えました.毎日ハードに使いこなしているので,耐用年数は2年ないくらいです.キーボード壊れてるし,裏のネジはないし,画面のヒンジがガタガタいうし.まあ,まだ使えることは確かなんですが,教員にとってパソコンは常に使うツールなので,できるだけ早く,安全なものが良い,ということに尽きると思います.


そこで,今日はMacのキーボード.どうせMac買うならをキーボードをUSにしたいけども,かな変換とかめんどくさそうだなぁと思っている方や,どうせMacを買うのであればカッコ良くありたいという思いでUSキーボードにしたのは良いが,不便さを感じて使っている方へ.



使うappは KeyRemap4MacBook といいます.もちろんフリーです.

インストールするときには右クリックで 「開く」 を選択してください.


僕がキー変換で設定しているのは,この2つだけです.USキーボードは forward delete と かな変換ボタン がないんですよね.スペースキーのcommandボタンの左を英数,右をかな入力にするだけで,USキーボードが劇的に使いやすくなります.英語を入力しようと思って「あどc」と入力した場合,JISキーボードでは英数ボタンを2回押すと「adoc」と変換されていました.これがUSでもできるようになっています.これで素人が使う分にはUSとJISの差はなくなったといっても過言ではないでしょう.



また.このアプリでは,ボタンの長押し→連続入力の速度を短くできます.
例えばdeleteを長押したとき,文字を消す速度がグンっと早くなります.


key repertが10ms違うだけで,ホント違いますよ(笑)




あと,文字入力はGoogleの日本語入力をダウンロードして使っています.これは橈骨とか体幹とか大腿筋膜張筋とか,医療単語をサクっと変換してくれますし,芸能人とか,現代的名詞もサクッと変換してくれます.これも外せません.



あとは単語登録.僕は「わ」と打てば「(笑)」になるし,「お」と打てば,「お世話になります.神奈川県立保健福祉大学 友利です.」に変換するようになっています.iCloudで共有できるようですが,僕はgoogleを使っているので,二度手間になっています.





これらはほんの小さなことですが,こういう工夫を積み重ねて仕事を早く終るようにしています,というとカッコ良いですが,あまり関係ないかもしれません(笑) でも入力のストレスは明らかに減ります.

参考までに...

---------------------------

※すみません,昨日下書きを誤ってアップしてしまいました.朝から書き換えています.

最後まで読んで下さりありがとうございました.




2013年11月6日水曜日

臨床でせめて歩合給を導入できないものか...

Clip to Evernote
長崎から戻りました.tomoriです.

さて,帰路の飛行機でふと思ったことがあります.

なぜ臨床では,病室によって別料金を取るのに,セラピストによって別料金は取らないのか.
なぜ臨床では,1ヶ月400単位の人と350単位の人の給料が同じなのか.
なぜ臨床では,寝る間を惜しんで勉強している人と,何も勉強しない人の給料が同じなのか.

世間一般的にこれって常識ですか? おかしいと思いません? 新卒が診療しても一流(ベテランとは書かないw)がしても同じ点数.なので給料を上げにくい.上げる必要がない.それならまだしも請求単位の多い少ないにかかわらず同じ給料という,歩合給にすらならない現状.能力給なんて夢のまた夢.そして病院はその仕組みを利用し,若い人の回転率を求めます.世間で言うブラック企業です(笑).

とかく,頑張っても頑張らなくても報酬(お金だけじゃなく)は変わらない.そんな環境でどうやって一生懸命働けと言うのですか.これでは「楽をしたほうが勝ち」になってしまいます.

僕はやる気を出さない人の味方をしたいわけではありません.もちろん僕が上司ならそんな奴は雇いたくないです.それを前提として,僕はリハの管理者にしっかりしてほしいと思っています.この就労環境を当たり前と思わないでほしい.もっと経営者と交渉してほしい.そう思って書いています.

じゃどう交渉するか.本来ならば能力給.でもそのためには客観的な能力評価が必要です.それはリハではなかなか難しい問題なんですよね.協会の認定制度は今のところマニアックなものしかないですし... PTは着々と準備しているようですが.

なので現実的なAB型の僕は,歩合給にしてみてはどうかと思っています.基本給+歩合給.つまり,より多く単位を請求した人が給料を多くもらえます.休みに出勤した場合には1割増とか.パートや時短で仕事がしたいという人にとっても,負い目がなくて良いですよね.もしくは,自宅復帰率やFIM点数増加率などで評価するのもありかもしれません.その際には,いろいろと慎重にならないといけ無いというか人物評価の労力コストがかかるので,まずは機械的に歩合制が無難なところかなと思っています.

あと大事なことは,リハ科全体として成果をあげた場合も歩合給にすることですね.その仕組みだと,皆がどうすれば効率よくリハ科を運営できるか考えるようになります.年上だろうが年下だろうが,よい意見は良い.もっと運営に関わってもらわないといけない.そんな時代です.

いま多くの病院は赤字です.消費税が上がることで,その赤字はもっと増えるでしょう.だって診療報酬が上がるわけではない,つまり患者さんが増加した3%を負担してくれるわけではないので,病院の持ち出しの額が増えるだけです.そうなると,どこを削るのかといえば人件費なんです... 

歩合制にすることで,各人が自分のアタマで考えるようになると思います.そこがポイントなんですよね.とかく今は多くが思考停止しやすい環境にあるということです.そこの認識から始めましょう.

魔の2歳まっさかりの次女に真っ向からケンカする長女をあやしながらの帰り道.アタマではどうすれば効率よく皆がWin-Winになれるのか考えてました.もちろん資本主義なので,皆といっても全部の病院がWinになれるわけではなく,一部の病院でということになりますが.

なんともオチの無い話しなんですが,ぼちぼち仕事しないといけないので,ここらへんで...

最後までお付き合いいただきありがとうございました.


2013年11月3日日曜日

OT協会が定義改定に関する意見を募集中です.

Clip to Evernote
tomori @nagasakiです.昨日は家族親戚全員でテレビを囲んで巨人を応援するという、カミさん曰く昭和的な夕食で、ホント楽しかったです。今日は負けたけどね。


さて,日本作業療法士協会が,作業療法の定義を改定することが正式に決定したようです.これです。

作業療法とは身体または精神に障害がある者、またはそれが予測される者に対して、その主体的な活動の獲得を図るため、諸機能の回復、維持または開発を促す作業活動を用いて行なう治療、訓練、指導および援助を行なうことである。

そして会員から意見を募集しています。協会HPの会員向け情報の
WEB版会員用掲示板のページです。

http://www.jaot.or.jp/administration/keijiban.html

**意見するには会員個々に割り当てられたパスワードが必要です。

---------

「定義なんて改定しても臨床は何も変わらないよ」とか、「どうせ上の人たちが勝手に決めるんでしょ」とか思ってませんか?

そして、決まったら決まったで、「それって違うよねぇ」とか、「協会がこうだから日本のOTはこうなってしまった…」などと酒の肴になる。

正直に言うと、ごめんなさい。僕もかつてはそう思ってました。文句グダグダの人間でした。

でもね、何でもかんでも人のせいにして、文句ばかり言うのはもうやめようと思っています。将来働きやすい環境になるように、ほんの少しでも動いてみようと思っています。仕事も、ブログもその一環として始めました。

ぜひこのブログを読んで下さっている作業療法士の方も、今は会員外になる作業療法学生も、自分たちの行動指針になりうる定義について真剣に考えてみませんか?

若者だから、学生だから、自分の意見なんて…と思うかもしれません。でも逆に経験を積むほど純粋な視点が薄れていくので、え?それって作業療法なの?とか、これが作業療法じゃないの?いう意見は、本当に貴重です。特に若者や学生と話していると、忘れがちな初心を思い出すことができます。

---------

先生、作業療法ってなんですか?

最近多くの作業療法士と話す機会がありますが、ホントよく耳にします。

でもね.沢山の作業療法士と話してみて、やってることは一見違えど,僕は作業療法士の根っこの部分は同じ思いや考えがあると思っています。奥深い根っこの部分の共通認識を整理するとなると,定義に行き着きますよね。

---------

理想を言えば,作業療法の定義は世界共通が良いと思います.ただ,作業療法は社会のあり方によって変わります.医療がまともに受けられない国もあれば,タダの国もあります.現にWFOTの定義を日本でそのまま使うとなると,違和感を感じるOTも少なくないと思います.

また,前にブログでも書いた通り,これから作業療法は国家資格として、社会にどんどん貢献していく必要があります→作業療法はふらふらしてますが、それがなにか?(笑)


自分一人の小さな意見なんて...と思うかもしれません。でも、一人の意見がちゃんと反映されるように,パブリックコメントを募集されています。

結果的に定義がどうなろうとも、いいじゃないですか。一人ひとりが自分たちの将来について、真剣に考えていくプロセスのほうが大事な事だと考えます。

皆でどんどん意見してみましょうがないですか。

最後まで読んでくださりありがとうございます。






Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...