2017年11月24日金曜日

ADOC 英語圏バージョン リリースです!

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眠くなったのでマクドナルドでノマドしています。tomoriです。



先日,ADOCがアップデートされました!!
兼ねてからオタゴ大学(NZ)のDr.Leveck,北里大学の髙橋教授と一緒に検討していました,ADOCのEnglish country versionです。

ADOCは95項目ですが,日本舞踊やら,華道やら,日本文化独自のイラストもあったので,それを英語圏の国に適用させました。

一応,この改良も研究として取り組んでいます。

アメリカ,オーストラリア,イギリス,ニュージーランド,カナダに在住する作業療法士にデルファイ法にて項目やイラストについて意見をもらい,修正を加えました。合計4回のラウンドで,概ね100項目に落ち着き,イラストもコンセンサスが得られました。

その後,ニュージーランド在住の患者さん15名ほどを対象に,イラストの表面妥当性を確認しました。概ね良好でした。

現在,英文のジャーナルに投稿中です。




変更の手順です。

iPadの言語を英語に変更することでEnglish versionが使えます。以下手順です。


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iPadの設定→一般

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Englishを選択。インドもある。


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食事はステーキへ変更(笑)
入浴は浴槽からシャワーへ
・エイドやメガネなどを使用する
・眠る
・リラックスする
など新しく追加です。

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・ジムへ通う
・ウォータースポーツ
・ウィンタースポーツ
は新しく追加




注意点もあります。

これは前からなんですが,日本語で保存していたものを英語で表示する,英語で保存したものを日本語で表示する,と,ややバグることがあります。ですが,普段このような使い方をする人はいないだろうな,と思って,特に修正はしていません。ご注意ください。
アメリカとかオーストラリアとか,お知り合いがいましたら,勧めて下さい(笑)
では,今後ともADOCをどうぞよろしくお願いいたします.
最後まで読んでくださりありがとうございました。

2017年11月19日日曜日

研究本,書きます。

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娘たちに,荻野目洋子のダンシング・ヒーローを仕込んでいます。tomoriです。


事例本シリーズ第三弾は…?


さて「作業で語る事例報告」,「作業で結ぶマネジメント」に続く三作目が決まりました。


テーマ「研究法」です。


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作業療法で「研究」と聞くと,どこか急所を突かれているようで,重要だとみんな分かっていながらも,後回し後回しにされてきたテーマですが,今こそ機は熟した!と思い,企画しました.

作業療法の実践は,クライエント中心,作業中心,環境や文化への適応といった多様性や個別性を重視する反面,どうしても不確実的要素を伴います.

一般的に良い研究,エビデンスレベルが高いとされる研究は,この不確実性を可能な限り排除したものであり,従来の研究法ではこの作業療法の不確実性を除くことに限界がありました.

やけに質的研究が流行った時期もありました。

しかし近年,広く多領域を見渡すと,この不確実性の扱いについて,まさに「パラダイム・シフト」が起きようとしています.

統計手法では,ベイズ統計等の台頭により,従来の頻度主義的な統計学では対応が困難であった,(作業療法のような)不確実性を伴う事象がある程度検証できるようになってきました.
 

共著者は…?


作業療法研究において,名実ともに最強と思われる,かの京極真さんと,竹林崇さんです。最強とか言うと,本人たちの理想が高すぎるので,「オレまだまだやで」と返されるのがオチですが,ホント現時点で最強です(笑)

京極さんには,統計から質的研究から開発研究から理論研究などなど,沢山の項目をお願いすることになりました。

竹林さんは臨床介入研究です。事例に始まりRCTまで,どう展開すれば良いか,参考になると思います。

じゃtomoriくん,お前は何すんねんって話ですが(笑),僕は導入部分のクリニカルクエスチョンからリサーチクエスチョンの箇所,研究法概要など導入部分を執筆する予定です。
今回のメインは編集。でも大事だなーと思っています。お二人が取り扱う最新で王道の研究を「分かりやすく」編集する。全体のバランスを整えていく仕事です。てか,お前はいつもそれやんかっ(笑)

何のために書くか。WHYは…?

さて,僕らの仕事は全てWHYから始まります。WHYはもちろんいつも「作業療法の楽しさをシェアすること」からブレていません。楽しく作業療法をするには,研究によって足元を固めていかなければいけません。

研究本を書く理由は,「もう逃げずに作業療法研究に取り組もう」ですかね。

土俵際です。がっぷりよつで作業療法について検証し,ここから作業療法の逆襲です。臨床家,研究者共々,エビデンスを共創していきましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
 
 

2017年11月14日火曜日

日本臨床作業療法学会 国際大会です!

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先日台湾で開催された国際シンポジウムにて、10分の口述発表で用意してた3つの動画が、全て映らないという悲劇に見合わされたtomoriです。一応言い訳ですが、Macユーザーはパソコン持ち込んでいいとオフィシャルに書かれていだけどダメやったし、事前にスライドを登録したPCでは動いていました。

国際大会

さておき、来年7月21〜22日は日本臨床作業療法学会にて、初の国際学会です。場所は福岡の九州大学の学会専用の施設で、例年通り350名規模で企画しています。講演などには英語→日本語の同時通訳があります。

基調講演

基調講演は、タフツ大学のDr. Tikcle-Degnen で、先日台湾での講演を聞きましたが、臨床と研究の融合を分かりやすく話されていて、とっても良かったです。来年のテーマはArt and science for occupational therapyということで、特に作業療法研究やエビデンスベースドの実践に弱いかなーと思われる多くの日本のOTに聞いていただきたい内容です。
Tikcle Degnen先生には、日本人は英語が苦手で予習が必要なので、パワポを二カ月前に下さいとお願いしてきました。参加者には1カ月前に配布しようと思っています。せっかくの機会なので、聞き流すのではなくしっかり理解してほしいです。

シンポ・ワークショップ

国際シンポジウムでは、アジアのOBPを共有しようということで、現在、韓国、マレーシア、台湾、シンガポール、日本からそれぞれプレゼンしていただく予定です。これも密かに楽しみです。
ワークショップでは、認知症、学校作業療法、身障などを企画しています。詳細はこれからですが、これもいろんな国の人と一緒にOBPを深めてもらうようにしたいと思います。

演題

さて、参加者の1/3が発表するという超参加型がウリの本学会ですが、先日演題募集を開始しました。日本人のみ英語と日本語の抄録をお願いしています。締め切りは来年2月末です。英文抄録の作り方については、おいおいどっかで解説したいと思います。発表形式は、口述の英語、口述の日本語、ポスターの三種類です。ハードル高いなぁと思っても、いざ準備し始めると案外うまくいくものです(笑)発表にもチャレンジしてみて下さい。

参加費

参加費は、国際学会では破格と言えるくらい安い値段にしようかと思っています(笑)OT全国学会くらいかそれ以下の値段で、ティータイムとランチの軽食あたり付きです。そのかわりに、裏では、福岡と本部の学会実行委員で色々手分けして、準備して下さっています。感謝感謝です。
皆様の次のステップして、本学会をご活用下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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