2019年9月8日日曜日

作業療法のエビデンスを構築する

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福岡の「やる気のない」うどんが大好きなtomoriです.これはつまり,ふにゃ~っとしたコシが全くないうどんを指しています.今回「大地のうどん」を食べたんのですが,少しだけやる気が残っていたんですよね〜(笑).もちろん美味しかったですよ! やっぱ九州の食べもんはよかね〜.




とりあえず,ご無沙汰しております! 最近はTwitterFacebookインスタなどのSNSを中心に投稿しており,ブログがほったらかしになっております.申し訳ございません.



さて,今回の53回日本作業療法学会は,我が師匠である東 登志夫 先生が大会長を務めるということで,僕もシンポジウムのオーガナイザーを任されました.

テーマは「作業に焦点を当てた臨床研究の探求-事例研究からランダム化比較試験まで-」で,東先生とも事前に相談させていただきながら,今回は先生がたと挑戦することとしました.

  1. 北里大学 髙橋香代子先生
  2. メンタルサポートそよかぜ病院 島田岳先生
  3. 広島大学病院 塩田繁人先生
比較的若手で望んだので,スライド作成時点から何度も意見交換を繰り返し,チームワークでなんとか大役を果たせることができたかなと思います.また,東先生の大会長講演で問題提起,シンポで解決策の導入,竹林さんの教育講演で具体論と,全体的にうまく流れも作れたかなと思うので,皆さまにとって,作業療法研究のターニングポイントとなればと願うばかりです.



このブログを書き始めた時には,細々と行われていた「作業に焦点を当てた実践(OBP)」を広めることが主な目的でした.あれから約10年.いまや定義改定もなされ,作業療法の方向性も定まりました.これからの10年は,作業療法のエビデンス構築です.これを僕の今後10年の課題にしたいと思います.作業療法のエビデンスを創る.

クライエントのニーズに合わせた個別性が高い支援がこれから必要になることは間違いないのですが,個別性の高い支援は厳格な研究デザインに乗りにくく,エビデンスの構築が容易ではありません.事実,理学療法にはかなり遅れをとっています.ですが,

  • RCTを計画している方
  • 研究法を勉強したい方
  • データ取りに協力出来る方
  • 統計に詳しい方
  • 子育てで実働は難しいけど意見は出来る方
  • 研究費を支援できる方
  • クライエントも!

などなど,様々な人たちで今ある作業療法研究の最優先の課題を共有し,少しずつチカラを出し合って研究を進めていけば,この逆境もきっと乗り越えられると信じています.

そのための仕組みづくりとして,僕がハブとなり,オンラインのグループを作っていきたいと思います.地方でも離島でも,何なら海外からでも,どこからでもエビデンス創りに参加できます.これは「どこでも使える」エビデンス創りには大事なことです.1病院,あるいは都市部だけでデータを集めても,その条件下でしか使えるエビデンスにしかならないので.

現在準備中ですので,少しお待ちいただけたらと思います.

最後まで読んでくださり,ありがとうございました.


これから10年のお供はこの本(笑)



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