2010年4月30日金曜日

作業療法士に未来はあるのか?

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胃痛に悩むtomoriです.
心理的ストレスではないと思うのだが・・・



ネットで遊んでたらアメリカのbest of job(2009)の記事を見かけた.

作業療法士は14位だった.


Personal satisfactionA
Job securityB
Future growthA
Benefit to societyA
Low stressC


その理由はこういうことらしい.
つまりちょっとストレスがあるが,満足度,将来性,社会貢献は高い仕事と読み取れる.
payの中央値は$69700だった.日本円で700万弱ということになる.

ちなみにナース4位,理学療法士7位で,なんと医師(general practice)は19位である.
医師のpayは作業療法士の2倍だから,給料だけでこの調査が行われていないことが分かる.

常々言っているが,社会貢献ができてお金がもらえる仕事って最高だと思う.
作業療法士は目の前のクライエントに支援をするので,社会貢献を直に感じられる仕事である.
私は(今は教員だけど)作業療法士になって良かったと思っている.


しかし日本の作業療法の将来はそんなに明るいものではない.

私が作業療法の養成校に受験したときは10倍なんて当たり前,
本学でも4年前まで倍率はかなり高かった. しかし今は定員割れの養成校がかなり多い.
その他,医療に縛られ未だに作業療法の核は?とか論議になるし,
エビデンスも不十分.

とかく,うちらの将来は大丈夫か?  という不安感が専門職の中に蔓延している.

協会はWFOTなんかより先にすることがたくさんあるんじゃないかと思う.


もちろん文句ばかりいうつもりは毛頭ない.
私が今の立場でできることといえば,
研究によって作業療法の実践を強化することや,作業療法の効果について検証することである.
できる範囲で作業療法の将来について少しばかりは貢献したいと思っている.

まずはADOCを臨床で使えるものにすること.



うちらの未来はあるのか? という問いには

結局自分しだいなんだろうと思う.

2010年4月28日水曜日

文献検索から整理まで ー論文300編を持ち歩くー

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休肝日ならぬ休胃日.tomoriです.
飲み過ぎからか胃痛が治まりません.


さて,研究するには文献検索は必須ですね.
文献が大量になってくると管理が難しくなるので,少ないうちから整理整頓をしておくといいかと思います.
大学に来てから7年目ですが,ようやく文献整理の良い方法が落ち着きました.
いろいろやりましたが,今のところこれがベストですね.


1)まずiPhoneアプリのSimplist(Free)を使って手順をリストアップしました.



この作業はいらないかもしれませんが,注意障害の僕は一応リストを作りました.
iPhoneでこのリストを見ながら確実に一つずつこなしていきます.

2)何の情報が欲しいか書き出す
最近のpubmedはいろいろ関連文献にリンクしやすくなって,いろいろと周辺の文献も集めやすくなっています.それがかえって注意障害の僕にはわき道にそれることとなるので,まず紙に欲しい情報は何か書き出す事から始めます.

3)pubmedで検索.
おおよそ100~200くらいヒットするまで絞り込みます.
関連文献が少ない→新奇性がある と勘違いされることが多いですが,
関連論文が少ない→皆の興味がない と言う方が正しいでしょう.
多くの関連論文があるほう皆が注目している領域だし,
他の論文とからめて自分の研究結果のみでは不足する部分も補うことができます.

4)evernoteにアップ
検索した論文のアブストラクトに目を通し,気になった論文のページをevernoteにアップします.
象印のボタンを1回押すだけです.
このときPMIDコードが入っていることが必須です.

5)電子ジャーナルでダウンロード
基本的に論文はすべてPDFで管理です.
紙でしか入手できない場合は,scansnapでスキャンしています.
その方が検索できるし,場所とらないし,どこでも読めます.
acrobatを購入し,マークと翻訳文,メモなどをPDFに直接書き込みます.
こんな感じになります.後から消せるし,色も選べるので便利です.



ちなみに私はこの論文で重要な点か黄色,
自分の論文で引用したいと思う文章はピンク,でマークしています.
翻訳ソフトにそのままコピペもできます.

5)PDFのファイル名をPMIDにします.
evernoteにupしたものからコピペです.

6)PDFをipapers2にドロップする.
ipapers2という文献管理ソフトを使用しています.mac専用のフリーソフトです.
このソフトの存在を知ってから,win→mac乗り換えを決意しました.
理由は,ファイル名をPMIDにすると,ipapersの画面にドロップするだけで,
著者名,タイトル,文献名,発行年,ページなど,必要な情報を全て「自動で」入力してくれます.
 しかもpubmedでタダで取れる文献は,ダブルクリックでPDFダウンロード→情報入力します.
まさに僕のようなナマケモノのためのソフトです.

7)evernoteにupしたアブストラクトを削除します.

以上です.
忘れないようにsimplistでチェックリストを作っています.


ipapersにしてから,

文献を探す時間がほとんどなくなりました(紙だと下手すると30分くらい探すこともよくありました)
デスクが文献で散らからなくなりました.
本棚とデスク引き出しのスペースが広くなりました.
家でもマクドナルドでも論文が書けるようになりました.


やっぱり紙のほうが読みやすいこともありますが,
1ヶ月くらいあればPDFで読むことに慣れますね.

おすすめです.

ADOC 試用レビュー

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iPhoneによって冷戦からいよいよ開戦か! tomoriです.


昨日通所サービスを利用している方に
Mac版のADOCを試用してきましたので,報告します



1)相手の話を引き出しやすい(相手が話しやすそう)
 クライエントが最初に選んだ重要な作業は32つもありました.
 オープンな会話やCOPMでも30は引き出せないかもしれません.
 重要度のratingに時間はそんなにかかりませんでしたし,
 この作業は今は必要ない,こっちが生活には必要とかイラストを指しながら5つに絞りました.

2)導入が容易
 「このイラストを見て重要か重要でないか答えればいいですか?」
 と最初にこちらがいろいろ細かく説明しなくても理解してくれました.
 またCOPMとか取るとクライエントが考え込むことも多いと思います.
 それは大事なことだと思いますが,ADOCは「じゃ次」という感じでポンポン進みます.
 
3)意外とエピソードは聴ける
 質問紙のように固定されたクローズドな質問では
 クライエントが自由に話せない,内省が深まらないとかの問題はありますが,
 意外とイラストを見ながら,自分の過去のことや,今の生活について話してくれました.
 初対面でしたが,この方はこんな感じな人なんだ〜と良く分かりました.
 また,何でこの作業が重要かとこちらが聞けば話してくれますので,
 イラスト提示は一つのきっかけとして使えます.

4)作業を中心に話が進む
 クライエントは上肢機能が良くなればと少し話していましたが,
 基本的にはこの作業ができるようになりたいかどうかと聞いていくので,
 この作業に必要な機能は?というトップダウン的な話にはなりました.

5)イラストは意外と良く見える
 けっこう小さいイラスト表示でも見えるそうです.
 こういう記事もあるのでそうかも知れません.
 http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20412615,00.htm
 

とりあえず感じたことは以上です.

ノートパソコンを使ったのと,
β版だったのでバグがあり,操作感がいまいちでした.
これはiPadで動かせば改善出来る問題かなと思います.


次は回復期のクライエントとかにも試用してみたいと思います.
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