2016年12月30日金曜日

2017年もよろしくお願いします。

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新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

先日実家の事務用品にオジーが来店し、ハサミを眺めて悩んでいたのでカミさんが声をかけて用途を聞いていたところ、「牛のタマを切るにはどれが良いかね?」と質問されたそうです(笑)tomoriです。それって専用の器具とかないんですかね…

ちなみに昨日は10〜20年来の同級生と久しぶりに会い、マンゴー農園でサトウキビ畑に囲まれながら半袖でバーベキュー。しかも肉と岩ガキと日本酒と泡盛と赤ワインという、まぁ全く意味が分からないけど楽しかった大晦日でした(笑)



そして半袖半ズボンで日の出を見ています。7時半でした。遅!(笑)




さて朝から安宅さんと孫さんという大好きなお二人の対談を拝見し、二日酔いも覚めてしまうほどの衝撃。何となく今後の自分自身の方向性が見えてきました。


http://diamond.jp/articles/-/112719


この対談で、孫さんは、私は大半の仕事は、AIやロボットに置き換わると考えています。具体的に、人間に残る仕事は3パターンしかないでしょう。一つが「スマートクリエーティブ」。新しい薬を作ったり、家具をデザインしたりするといった仕事です。二つ目が「コミュニティー・スケールビジネス」で、接客などヒューマンタッチなものです。最後に「シビック・エンゲージメント」、金銭を伴わないボランタリーな社会活動ですね。


と述べています。クライエントの人生をコミュニティレベルでコ・クリエイトするボランタリーな作業療法は(笑)、まさにこの3つ全てを包括してる仕事だと思います。作業療法はAIに取られないのではないかというオクスフォード大学の研究結果がありました。


しかし僕は常々二極化は避けられないだろうと言っています。つまり、できる人の仕事は奪われないが、多数の人の仕事は無くなるのかも知れないと思います。結局のところ機械に取られないということはヒトの能力に頼ることと同意ですから。



ADOCを開発しようとしてた時、齋藤さんと一緒に玄侑宗久さんにお会いすることがあり、いまこんなの開発してて、これってうちらの仕事を奪うことになるんでしょうか?とお尋ねしたところ、いやむしろこれはケアが個別化されるから今の仕事をより促進するだろうと、お前開発者なのに何も分かっとらんなぁという感じで諭されました。


確かにADOCでは作業療法の仕事を生みだすことが出来たと思っています。面接で本人にとって大切な作業を見つけられたのならクライエント自身で良くなっていくるというだろう、と言うのは今本当に求められている支援です。しかしそれは100%放任になることもあり、諸刃の刃なのかも知れません。

作業療法士には、人・環境・作業という幅広いアセスメントに基づき、クライエントを陰ながら導いていく力が求められます。この3つを掛け合わせるとこがミソで、1つ1つしか見れなければ、いずれ機械に取って代わるでしょう。てか1つ1つは機械に任せた方が、より3つの掛け合わせに集中できるでしょうね。


しかし作業療法の永続のためには、教育だけでなく、研究、臨床実践、そして政治やコミュニティ活動、色んなことを掛け合わせて進めていかなければなりません。今年も色んなことにバランスよく働いていきたいと思います。

2017年も仲良くして下さい。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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