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さて,第4回の日本臨床作業療法学会 in 仙台です.
今回も全国各地から310名の参加がありました(学生が60名くらい?).仙台で開催したのは,東北のOBPを盛り上げたい,という齋藤大会長の熱い思いがあったからです.
というのも,実は会員の数で東北が一番少なかったんですね.そこを「繋がる」をテーマに310名も集めたということは大成功だと思います.実行委員の皆様の裏の努力があったと思われます.齋藤さんらしく、とても丁寧で上品な学会でした.お疲れさまです.ありがとうございました.
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演題は76でした.今年も参加者の3割ほどは発表という「超参加型の学会」です.その反面,内容は事例や実践報告がほとんどで,前後比較研究が1件,横断研究が4件,質的研究1件がでした.研究的な内容が少ないです.もちろん事例報告をなめちゃいかん事は先日ブログでも書きましたが、学会として種類が少ないのは物足りなさを感じます。
演題は76でした.今年も参加者の3割ほどは発表という「超参加型の学会」です.その反面,内容は事例や実践報告がほとんどで,前後比較研究が1件,横断研究が4件,質的研究1件がでした.研究的な内容が少ないです.もちろん事例報告をなめちゃいかん事は先日ブログでも書きましたが、学会として種類が少ないのは物足りなさを感じます。
事例報告を研究としてどう発展させるのか,それは大して難しい話ではなくて,事例報告から着想を得た仮説を検討していけばいいだけです。
効果があるのか調べたければ例数を増やしてみる,なぜ変化があったのか調べたければメカニズムを検証する,他の療法士でも出来るようにしたければ介入や評価法の開発研究する、などなど.そんなに難しく考える必要はありません.本学会では研究法セミナーなども開催していますので,ぼちぼち種類も増えてくるだろうと思っています.
もちろん、今回はとりあえず発表する事が目的だった方は、次も発表する.発表するまで色々調べるプロセスが大切です。もう少し文献を読んでみよう、新しい方法と組み合わせてみよう、職場の仲間や後輩とやってみよう、などなど。小さくても良いから目標を持って挑めるといいですね。
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抄録からOBPで用いられそうな検査ツールなどを検索してみました(重複有り)
ADOC( for school, for handを含む) : 19演題
COPM:9演題
MAL:8演題
VQ:7演題
AMPS:4演題
CAOD:4演題
人間作業モデル:3演題
OSA:3演題
MTDLP:3演題
CEQ:1演題
OBP2.0:1演題
意外にADOC多かった(笑)ま、いろいろあるのが本学会の良いところです.近年ツールを使った事例報告が増えています.実践の手続きや介入前後の変化を明確化するためにも良いことだと思います.
抄録からOBPで用いられそうな検査ツールなどを検索してみました(重複有り)
ADOC
COPM:9演題
MAL:8演題
VQ:7演題
AMPS:4演題
CAOD:4演題
人間作業モデル:3演題
OSA:3演題
MTDLP:3演題
CEQ:1演題
OBP2.0:1演題
意外にADOC多かった(笑)ま、いろいろあるのが本学会の良いところです.近年ツールを使った事例報告が増えています.実践の手続きや介入前後の変化を明確化するためにも良いことだと思います.
ADOCもよく使っていただいて嬉しい限りです.ADOCを使いました!という報告もぼちぼち終焉で,普通にADOCは使い,そこから何かを生み出している報告へと移行しているような気がします.ありがとうございます。
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講演です.
東北福祉大学 佐藤善久先生
作業ベースとボトムアップの実践と教育 ~WFOT教育最低基準の見直しから見る作業療法のあり方~
教育基準のお話がメインと思っていたのですが,佐藤先生の考えるOBPに関する「激アツ」なお話から,アメリカに留学された際のエピソードも含まれていました.また,WFOTも「作業」のことを教えるように,というお達しがあるようです.京極真先生のブログにも紹介されていますので,ぜひ原文も含めて参照してください.日本でどのように取り入れるのか,作業療法士協会で検討中だそうです.
神奈川県立保健福祉大学 長谷龍太郎先生
Art &Science 作業療法の現代化を振り返る
やはり作業療法においてクリニカルリーズニングの第一人者なだけあって,Artとは何なのか,そしてArtをどうscienceにもっていくのかの説明が圧巻でした.そして,何事もクライエント中心,臨床を大切にしています.その考えは僕もちゃんと受け継いで行きたいと思いました.最後に,Artをscienceにする一手法として,ご自身で開発された絵コンテ法を紹介されていました.これは自らの臨床技能を高めるために他者をディスカッションするにはとても有用だと思います.聴講された方は,ぜひ試してみてほしいですね.
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最優秀演題は北海道の作間さんでした.僕もたまたま演題を聞かせていただきましたが,精神科でクライエントと看護師の信念対立をOBP2.0などの手法を使い,OTが両者の協働を促しつつ,ADOCで立案した目標も実現した,という内容でした.精神科OTに悩む時期もあったとシンポジウムで発言されていましたが,やはりそんな時に道を示してくれるのは,クライエント,そして仲間だと思います.これからも良い発表を期待したいと思います.
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第5回は福岡です.そして,大会長は僕が務めることになりました(苦).そしてCOT初の「国際学会」にする予定です.テーマはAdvanced Occupation-based practiceということで,世界のOBPをシェアしましょうという主旨で行いたいと思います.
詳細は追ってご紹介していきたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
演題もってご参加くださいね.
ではでは.最後まで読んでくださり,ありがとうございます.
講演です.
東北福祉大学 佐藤善久先生
作業ベースとボトムアップの実践と教育 ~WFOT教育最低基準の見直しから見る作業療法のあり方~
教育基準のお話がメインと思っていたのですが,佐藤先生の考えるOBPに関する「激アツ」なお話から,アメリカに留学された際のエピソードも含まれていました.また,WFOTも「作業」のことを教えるように,というお達しがあるようです.京極真先生のブログにも紹介されていますので,ぜひ原文も含めて参照してください.日本でどのように取り入れるのか,作業療法士協会で検討中だそうです.
神奈川県立保健福祉大学 長谷龍太郎先生
Art &Science 作業療法の現代化を振り返る
やはり作業療法においてクリニカルリーズニングの第一人者なだけあって,Artとは何なのか,そしてArtをどうscienceにもっていくのかの説明が圧巻でした.そして,何事もクライエント中心,臨床を大切にしています.その考えは僕もちゃんと受け継いで行きたいと思いました.最後に,Artをscienceにする一手法として,ご自身で開発された絵コンテ法を紹介されていました.これは自らの臨床技能を高めるために他者をディスカッションするにはとても有用だと思います.聴講された方は,ぜひ試してみてほしいですね.
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最優秀演題は北海道の作間さんでした.僕もたまたま演題を聞かせていただきましたが,精神科でクライエントと看護師の信念対立をOBP2.0などの手法を使い,OTが両者の協働を促しつつ,ADOCで立案した目標も実現した,という内容でした.精神科OTに悩む時期もあったとシンポジウムで発言されていましたが,やはりそんな時に道を示してくれるのは,クライエント,そして仲間だと思います.これからも良い発表を期待したいと思います.
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第5回は福岡です.そして,大会長は僕が務めることになりました(苦).そしてCOT初の「国際学会」にする予定です.テーマはAdvanced Occupation-based practiceということで,世界のOBPをシェアしましょうという主旨で行いたいと思います.
詳細は追ってご紹介していきたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
演題もってご参加くださいね.
ではでは.最後まで読んでくださり,ありがとうございます.
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