Do it yourself(DIY) のtomoriです。
かみさんの強い希望で、今日3歳になる娘の棚を作りました。
自宅でせっせと作りましたが、棚を作るだけではDIYとはいえません。
板をホームセンターで買って、家まで運んでくる工程が必要です。
我が家は車をもってないので、重たい板を持ち歩き、むしろ作るより大変でした。
いくら職人なみに棚を作る能力があっても、
板と釘とネジとドライバーを準備して、
広い場所でないと、棚は作ることはできません。
それと同じことが,ADL評価にも言えるのではないでしょうか。
ハブラシを準備できなければ歯は磨けませんし、
洗面台でなければうがいはできません。
でも、既存のADL評価って、ハブラシ持ってきてもらっても、
ハミガキ自体ができれば点数は高くなるし、
実際の生活場面でできなくても、まぁよしとする傾向にあると思います。
だから学生も,
評価表で高い点数だったらこの方に介入することがない、と思いがちになります。
その項目で満点とっても,実生活ではできない
そんな評価って妥当性が高いと言えるのでしょうか.
また環境面においても,ハミガキって自宅でも、病院でも、
学校でも、出張中のホテルでもできて、自立ではないでしょうか。
まとめますと,実際のADL能力を測るには、物や段取りの準備、
環境を考慮した評価表があってもいいんじゃないでしょうか.
(AMPSがありますが、資格がいりますので今回は除外させていただきます)
皆さんはどう思いますか?
2010年6月26日土曜日
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そうですよね。訓練室と病室は環境も状況も違うから、病室にリハスタッフが入るのを促すために回復期リハ病棟ができたのですよね。さらに退院後の生活にまで視点を向ければ、FIMだけでは不十分かもしれませんね。
返信削除なんか学生と話していると、FIMの点数をつけることにこだわり過ぎているような気がするのはぼくだけでしょうか。もしそんな評価があってもつけるのはめんどくさいし、いまさら世界レベルでスタンダードになったFIMの一人勝ちが変わるとも思えませんが、今のままでいいとは全く思えません。
返信削除こんばんは。BIとFIMの両方を採点をしながら、BIでもFIMでも評価しきれていない感じがして(その人のきちんとした能力を表現しきれていない思いで)、いつも悩む問題でした。
返信削除娘さんお誕生日おめでとうございます(^^)♪
ぬまたさん
返信削除おっしゃる通りだと思います.ボクもそのADL評価では,評価しきれていない感がかなりあります.近いうち整理してみたいと思います.
すみません.下手な日本語でした.今日は娘の誕生日ではなくて,今日作ったということでした.すみません.
「できるADL」「しているADL」とかよく評価で使うと思いますが、ある実習先でスーパーバイザーからこんなこと言われました。
返信削除「したくないADLとか、仕方なくやっているADLとか、逆に、してほしいADLとかあるよね」
(まあ実際はシモネタで、「カノジョに風呂で身体洗ってほしいADLだってあるはずだ!」みたいな感じでしたが笑)
あまりに衝撃的な意見だったので、次の実習先でそれも評価しようとしたら、古風なSVから怒られて実習落ちましたケド(^^;)
しかしながら、今でも思うのですが、ADL評価というのは、行為ができれば点数が高いというのは、なんだかそれだけでは釈然としませんね。やはり、そのプロセスやメンタルも考慮してこその評価だと思います。また、人間は様々な複合で生きていますので、それも含めた評価であったほうがいいと思います。
「風呂には入っているが、洗濯が不十分なので、近づくと不快な感じがする」とか、そんな感じで、評価表に点数つけているだけではわかりにくいADL状況なんて、いくらでもあると思います。
菅原さん
返信削除面白いですね〜.ADLって本来そのような質的な評価も必要なんですが,どうも量的側面ばかりが重視されている気がするのは僕だけでしょうか.おっしゃるとおり,点数が高けりゃいいってもんじゃないと思います.