2010年6月20日日曜日

気になることを全部あげてみてから整理する目標設定

Clip to Evernote
昼間っから日本酒飲みながら,えびせん片手にブログを書くtomoriです.
ただの飲ん兵衛ではありません.これをするために,朝からずっと家事や雑務をしてました.
やることやって,すっきりした気分で,罪悪感なく昼間から酒飲んでいます.

これもGTD(Getting Things Done)のおかげです.
デビッド・アレン著 田中元監訳 はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 を読み,

実践してから2週間くらいたってます.

GTDとは,ナレッジワーカーのための仕事術です.


基本的には5ステップあります.
  1. 「気になること」全てを1カ所に「収集」する
  2. それぞれの意味と何をすべきかを明らかにする「処理」を行う
  3. その「処理」の結果を「整理」する
  4. それらの行動の選択肢を「レビュー」する
  5. 選んだ行動を「実行」する

GTDでまず大切なのが,気になることを残らず全部挙げるということです.
気になることが全部挙げて,一覧にしてみて,

これはすぐする,
いまはしないけどあとでする,
気になるけど別にしなくていいか,

などと振り分けていくと,何が起こるか.

頭がすっきりして,今の作業に集中できます.
作業に集中すると,生産性があがり,いろいろ仕事をこなして,
その作業をしている自分の感覚が,自信につながります.
 

この相乗効果を生み出すための最初の「収集」というプロセスが,
ADOCの最初の重要な作業を選ぶプロセスに少し似ているかなぁと思いました.

すなわち,95枚のカードを見ながら,自分の気になること全部を挙げて,
それから優先順位をつけて,
頭すっきりして目の前のやるべき作業に集中する.

僕がプレでADOCをお願いした利用者さんも,重要な作業を40項目くらい挙げました.
いろいろと気になっていることを話してくれました.
それで,聴取に1時間くらいかかってしまいました.
チームのメンバーのプレテスト時も重要だという作業を50項目ぐらい選んで,
ratingするときには3/10という項目もあったそうです.

最初は1時間もかかるのは時間がかかりすぎるなぁと思って,どうしようかと悩みました.
でもGTDを学ぶ上で,この時間はクライエントにとって必要不可欠な時間なんだろうなと思いました.
つまり気になることを「全部」吐き出した上で目標を設定しないと,
目の前の目標に集中できないんです. 
だから気になること全部挙げることが重要なんです.

まあADOCをすることで,気になること全部を挙げたうえで,
自分にとって重要な作業を整理でき,頭の中がすっきりするかどうか,まだ確証はないですが,
今は時短よりも,クライエントがいろいろな気になることを「全て」挙げて,
整理することのほうが重要かなと思いました.

なので,ADOCは時短は目指しません.
人によっては時間がかかるかもしれません.
でも,長い目で見た場合,
それがその人の目標達成に最短の時間かもしれません.

2 件のコメント:

  1. ウエズです。
    よくわかります。確認しようとしていることは、
    人生において大切なことですから、人によっては時間が必要でしょうね。
    ボクだって考え込むのですから、人もそうであろうと思いました。
    その後の過ごし方に影響を与える可能性もあるわけですから、
    1時間でも決して長いとは思いません。

    返信削除
  2. そうですよね。自分におきかえても、人生を左右するような意思決定を、
    そんな早くできるはずがないですよね

    返信削除

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