2011年1月30日日曜日

ADOCは生後5ヶ月

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これでも一児の父.tomoriです.
もうすぐ2番目が産まれてくる予定です.
結婚するとか家族が増えるとかって,大変なことも増えるけど幸せも増える.
全ての喜怒哀楽の分母が増えるということなんだろうと思います.



一応ADOCの生みの親も僕です.
色んな方の協力をいただきながら僕がメインで考えました.

しかしADOCはまだ生後5ヶ月.
まだまだ手のかかる時期で,一生懸命育てないといけません.

しかし僕には育てることができません.
僕は大学教員で,ほとんど臨床に出ることがないので,
臨床でデータをとることも,フィードバックを受けることも難しいんです.

世の中には様々な評価が開発され,使われずに終わっていきます.
僕が思うに,それは運とか流行とかではなく,
「育ての親」がいなかったからではないでしょうか.

しかし幸運なことに,ADOCにはたくさんの育ての親がいます.
多くの方がサイトを観て,「共同研究で私に出来ることはありませんか?」
と連絡をくださっています.

こんなに嬉しいことはありません.
臨床のOTがADOCを使ってくれて,意見を頂いています.
ここに名前がある皆さんは信頼性・妥当性検証のためのデータをとってくださいました.
琉球OTさんや,侍OTさんはいつもブログでADOCを紹介してくれています.
北里大の長山さんには統計や費用効果で相談にのってもらっています.
レキサスさんには共同研究という形でプログラミング以外でもご協力いただいています.
ツイッターで連絡をくださった@fumitterさんはADOCの翻訳をしてくださっています.
その他,知人,学会やネットを通じて知り合った様々な方からもご意見を頂いています.

基本的に研究って,大学の研究室トップの教授の先見の明で研究計画が立てられて,
院生メンバーを中心にクローズドに進められると思います.
しかし僕には先見の明も研究室もありません.

でも,僕にはたくさんの仲間がいます.
僕は臨床のOTの方々に役立つことがしたいので,
先見の明よりも,臨床のOTの方々の今現在困っていることの意見が必要かなと思います.
ソーシャルネットワーキングによる臨床のOTの方々とのゆるいつながりの中で,
上下関係なしに,皆が自由に発言しながら良い意見を採用する,みたいな
オープンな形で仕事ができればと思っています.

ひいては,全国のOT,世界のOTが,他職種の方々が
自分の得意な部分や協力できる部分を少しずつ持ち寄ることで,
一人ひとりが「育ての親」として,一緒にADOCを育てていくことが理想かなと思います.

これからもどうぞよろしくお願いいたします.

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