フラガールで おっと思い おせん でやられました.
今日はちょっと長いですので,ご容赦を...
作業に焦点を当てた実践.
本,教科書,論文,色んなところで「イイ」と聞くが,自分の環境で実践するには難しい.
まるでニライカナイと思う方もいるかもしれない.例えば 琉球OT さんの話.
涙なしには見れない...
これだけでも映画化しそうだが,続編がある.
10年そば w
今度は沢山の利用者さん,そのご家族,見学に来た福祉関係者までいるそうな.
その皆さん総出で,「特養に」 そば屋を開店したらしい.
ご存知の通り,特養の施設基準にリハビリテーションはもちろんOTはいらない.
必要なのは,もみもみしてくれる機能訓練士だ!!
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指定介護老人福祉施設(人員・設備・運営に関する基準)
第2章従業者の員数
第2条第1項第五号
五 機能訓練指導員 1以上
第2条第7項
第1項第五号の機能訓練指導員は、日常生活を営むのに必要な機能を改善し、又はその減退を防止する為の訓練を有すると認められる者でなければならない。
3 機能訓練指導員
基準省令第2条第7項の「訓練を行う能力を有すると認められる者」とは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師の資格を有する者とする。ただし、入所者の日常生活やレクリエーション、行事等を通じて行う機能訓練指導については、当該施設の生活相談員、介護職員が兼務して行っても差し支えないこと。
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韓国でサッカーの日韓戦をやるくらいの OBP アウェイ w
そんな場所でもOBPをできるのは「きっと琉球OT さんだからだ」
そう思う人もいるかもしれない.
いんや,いると思う.きっと.
僕,そして琉球OT さんが言いたいのは,
結局,自分次第 ということ
琉球OT さんが職場を変わってから丸二年.
僕は彼の苦悩を知っている.
彼も悩みながら 10年そば にたどり着いた.
僕たちADOCとか言って盛り上がっているけども,
根本はOBPがやりたくても出来ない多くのOTと一緒だということ.
そこでどうにか這いつくばっているということ.
彼が特養に移ってからのメールです.
載せれそうなものだけ載せます.
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10/4/5
いま、午前は要介護5の人にROMex.、午後はデイサービスでマッサージを
やってます。ビックリだけど、まず現実のルールを知ろうと思う。
4/10
うちは日替わりの体操,レクリエーション,手工芸がある一般的な施設みたいです.
毎日午後はデイサービスにいるんですが,歩行リハビリは介護職,
マッサージとホットパックはマッサージ師と作業療法士という不可解な文化が
築かれています.まずは歴史を紐解きながら職員にインタビューしていきます.
10/5/6
自分の歓迎会で大暴れをして仕事がやりにくい.
中略
結果で示すのが一番いいと思う.
具体的に言えば,何人か事例で証明してからシステムを変革する必要性に
自ら気づくように働きかけるのがベストかなと思う.
それでは,また明日.
10/8/11
こちらのデイサービスの状況を簡単に補足した方がいいですね。
OTはマッサージとホットパック、介護士は歩行訓練の役割分担です。
歩行訓練は平行棒、屋内20m歩行、屋外50m歩行で一律です。
レクと体操は半強制的に全員参加で、午前30分、午後1時間、送迎前に30分です。
個別支援計画は1年間ほとんど変化なかったと思います。
立案したプランが現実的かどうかは、介護職員と交渉次第と思います。
かなり妥協しているので、難しいことを提案していないと思いますが、
その分だけ本人の希望を満たすことができるのか不安もあります。
10/9/7
今まではOT実績は個別リハの回数だったみたい。
月に何人、年に何人って感じで、内容は8割がマッサージ、ROM訓練ね。
結果は示す指標はないけど、あっても示せないよ。
病院ではリハ病棟発足から関わったので、苦労はあったけど今にして思えば、
いろんなスタッフと共感できることもありました。
役職がないのは当時も今も同じことですが、今は疎外感に近いものがあります。
でも、本当の作業療法を提供できない苦しさに比べれば、なんてことありません。
ADOCは、環境を変化したい自分のために取り組んでいます。
この機会こそが、1番の助けになっているので、今後も意見交換をよろしくお願いします。
情けは人のためならず、です。
それぞれの希望を満たすために意見交換することが、
このチームメンバーそれぞれのメリットにつながるのではないかと期待しています。
10/10/2
(ADOCでの)評価はしたけど実施はしないのかと、
今日2人のデイ利用者に言われた。
鳥肌立つくらい反省。よし、やろう。
ADOCを聴取したデイサービスの方は、
何でも一人でできるので何を支援したらいいのかわからなかった。
屋外歩行を50mほど、マッサージ、集団レクには消極的な元漁師の男性。
でもADOCによって園芸とサンシン演奏がやりたいことがわかった。
今日、介護スタッフにスクワットを訓練にメニューに入れてほしいと話したらしい。
OTと一緒にパソコンで決めたことを実現するためにOTは調べているらしいけど、
早くできるようになりたいからスクワットをしたい、と聞いた。
いま書きながら気づいたけど、目標に向かって自発的に訓練メニューを練り出したって、
良い変化だなあ。
もう1人は2日前に聴取した80代の女性だが、少し認知症があるかもしれない方。
その方が今日会った時に、この前一緒に決めた目標は実現できそうか?
実現できる方法を考えてくれているか、と聞いてきた。
独居でベッド、車いすへの移乗の時に転落が何度かあったようで、
それをどうにかしたいと話していた。
しかし、それよりもっと大切なことがあった。
50mほど離れたコンビニに日用品を買いに行きたいとのこと。
この半年間でマッサージとホットパックに関すること以外の要望は初めて聞いた。
じつは困っていたんだと、恥ずかしい話だけど初めて知った。
どちらも早く支援してくれと控えめに主張してるわけで、
とても反省した。
聞くだけ聞いて、それで終わりかよって思っているんだろうと思う。
もちろん、目標に向かって自分で考える契機になったのなら嬉しいことだが、
成果とはクライエントの満足度に他ならないと思う。
でも、お尻を叩かれて素直に嬉しい。
10/10/15
おはようございます。
ADOCの評価はカンファランスを待たずに共有させてくれと、
デイサービスの介護職員に言われました。
リスクを恐れて慎重に進めてきたのですが、うまくいきそうです。
PTさんとの会話が症状や機能障害よりも、何をしたいのかに向かっている。
それは斎藤さんの発信によって起こった変化ですよね。
そしてそれは、クライエントが発信した情報だから説得力があったんでしょうね。
先日、友利くん、沖縄メンバーとも話したのですが、
どんなPTでも介護士でも、本人がやりたいことができたと喜んだ方が、
支援者として深い充実感を得ることができると思います。
歩けた、ADLが自立した、レクで笑った、よりも!どんな職員でも!
と思っています。
たぶん、間違いないと思うんです。
10/10/21
先週,デイサービスのリハビリ担当の介護スタッフらと会議がありました.
話を聴いていくと,大切な情報を共有化できていないことが問題ではないかと声が上がりました.
本当は一緒に成功体験をしてからADOCのちゃんとしたプレゼンをしたかったのですが,
今がチャンスだと思ってADOCのプレゼンを5分くらいしました.
介護スタッフは送迎や入浴介助で本人のやりたい話を聞いているが何が違うのかと質問されました.
みんなはよく話を聞いているが記録できておらず,
その理由は重要度と優先度が見えにくいからだと思うと説明しました.
やりたいことをたくさん聴いているのに,もったいない.その手伝いがしたい,と伝えました.
そうかーなるほど,それならいいかもしれないね.
その情報は必ずうちらに渡してよ.スタッフ会議でみんなに伝えないといけないから.
じゃあ,あの人とこの人にも聴いてよ.うちらも何かやりたい話を聞いたら,そっちに伝えることにするよ.
おそらく,みなさんから見れば当たり前の話かもしれませんが,
これは大きな変化です.革命的と言ってもよいくらいだと思っています.
ボクがやりたいからADOCをシステムに取り入れるんじゃなくて,
みんなが望むことを実現しようと思ったらADOCがふさわしいと思ったから提案する.
1ヶ月間のイメトレ通りのプレゼンはできませんでしたが,よい一歩になりました.
チームとクライエントとボクのために,
クライエントが諦めていた希望の実現にみんなで向かおうと思います.
10/11/23
午後から仕事。
でも、2時間くらいマッサージしたら
夕方までポスター作成の仕事に入る予定。
陰で応援してますって言う人が増えてきたよ。嬉しいけど表に出て来いってな。
まあ、グチってるけど予想通りで楽しい。
おれができなければ、誰もできないという気持ちでやってる。
ありがと。
11/7/11
昨日、県内福祉学会にADOCで3つエントリーした。
2つは介護士に発表してもらう予定。
11/10/31
お疲れさまです。
いま、週末の県内介護学会で発表する演題のプレを行いました。
1つの発表20分で3演題続けてADOC事例。だいぶ、ぐったり。
でも、職場内の役職の方々にもADOCが大好評でした。
おかげさまで、少し働きやすくなる。
プレゼン資料を添付します。
11/12/16
いま、県社協から連絡があって、先月発表したADOC紹介の演題を来年の九州福祉施設職員研究大会で沖縄代表として発表してくれと依頼があったよ。県福祉関係の歴史を覆すインパクトだと施設長に電話があったらしい。
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僕は 琉球OT さんに辞めたらいいじゃんと言いました.
でも彼は2年先を見ながら地道にやってきました.
それが 10年おでん で 10年そば なんです.
作業に基づいた実践が出来るかどうかは,
小難しい知識や理論ではなく,
病院だからでもなく,
同僚のOTやPTが変な目で見るからでもなく
患者さんが機能訓練を希望するからでもなく
結局,自分次第 だと思います.
自分がどれだけクライエントに近づけるかだと思います.
クライエントの本当の声を聞いた時,
気がつけばそれに向かっていた.
壁は周りではない.結局自分.
それがうちらの共通認識です.
琉球OT さんが証明してくれたように思います.
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