2010年8月18日水曜日

回復期リハ病棟の作業療法

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ノマドワーカーのtomoriです.
今日の午後は眠たくて眠たくて作業がはかどらなくなったので,16時くらいにマクドナルドに行きました.アイスコーヒー片手に1時間で20枚くらいスライド作れました.1枚3分ですよ.もちろん個人研究室はいただいているのです.ホント贅沢な悩みだとは承知しているのですが,同じ環境だと,どうも集中力が切れますね.まあどうにかこうにか,今日のノルマは達成です.ノマドさいこー.

さて,23日に新戸塚病院でプレゼンがあるので,今日はそのスライドを作っていました.
テーマは要望あって「回復期リハ病棟における作業療法」.
また大した臨床もしていない奴が,壮大なテーマにしたもんだと反省.

そこで「作業」についても話して欲しいという要望がありました.
ボクは作業科学とかの作業の意味や文脈とか,大好きです.
ADLよりもQOLをというIL運動も,COPMも,初めて聞いたときには衝撃を受けました.
ADLが人生の目的になるなんてあり得ない,クライエントは障害によってやりたいことが見えてないんだ,と心から思います.

でも,それはボクがADL訓練をやりつくして,見えてきたものだと思います.
最初からADLを迂回して,QOLに向かうのが危険なような気がするのはボクだけでしょうか.「回復期」ならなおさら.

回復期リハ病棟に求められている基本的なことは,
「ADL向上による寝たきり防止」と「家庭復帰」
社会的に求められていることには応えましょう.

そんなこんなで,回復期では,
本人のやりたいこと+生活の安定(廃用の予防)が求められます.
在院日数が縮小されるなか,このバランスを保ちながら臨床するのは非常に難しい.

でも,カレーにライスが必要なように,どっちも必要なんです.

そう考えると,作業療法は忙しい.
なので役割分担として,理学療法でもしているような機能訓練は理学療法に任せたほうがいいのではないかと思っているのですが・・・.

23日はそんな話をしようかと思います.
コンテンツがすでに多いので,90分で話すには胃もたれ必至,消化不良確実でしょうが,
なるべくそうならないようにと頑張っている,胃潰瘍持ちのtomoriでした.


4 件のコメント:

  1. そうですよね~!ADLとクライアントの重要な作業の二本立て!忙しいですよね。いつも苦労しています。でも私はADLも重要度の高い価値ある作業からトップダウンした構成要素の一つなんだと認識してもらえるような介入を心がけています。なかなか上手いこといかないことも多いですけどね!
    いつも私の作業療法に対する主観的価値を高めてくれて有難うございます。

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  2. いつも侍さんのブログ楽しみに拝見させていただいています.

    重要度の高い作業からトップダウンで考えているとのことでしたが,それだとADOCのマトリクスが使いやすいかもしれません.なぜそれが難しいかというと,セラピストの主観だけで決めているのかなぁと思うからではないでしょうか.マトリクスで一緒にイラストを動かしながら,作業全体を俯瞰的に見れたらいいなと思います.画面小さいけど.そもそもADOCは重要な作業とADLの両方を見ていこうというものですので,ぜひ活用してくださいね.

    こうやって考えるといろいろとつながってくるものですね.

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  3. ご無沙汰してますyasuです。
    当院も回復期のこれからについて
    ちょいと立ち止まって考えてます。
    どうもクライエントの希望よりも
    OTのしたい機能訓練が優先されてるよーな
    看護師が「診療の補助業務」と「療養上のお世話」の
    関係みたいな、、どちらも大切ですけど
    いつかうちの回復期でも整理された
    お話を聞かせてください。

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  4. yasuさんへ

    次回行くときに何かやりましょうね.
    使っていないスライドがありますので.

    yasuさんのとこは認知症をもたれたケースが多いと聞きましたので,
    特にOTが頑張っていかないといけないかもしれませんね.

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