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ADOCの効果ってなんだろなと、たまに考えます。たまにかいっ!て突っ込みたいと思われますが(笑)
ADOCの効果ってなんだろなと、たまに考えます。たまにかいっ!て突っ込みたいと思われますが(笑)
僕らが開発したので、その検証作業で業績を稼ぐことも出来るんですが、まぁなんていうか新しい事をしたがりの性格だし、いちいち全部を研究で確認してたら時間足んないし、最低限のことはやってるので、あとは皆さんで検討していただきたいです。引用さえちゃんとしてれば、研究で使う分には別に許可とかいらないですので。
そんな中でも、気になることが一つあります.ADOCはセラピストどう影響を及ぼすか,すなわちOBPへいざなうのか?ということです.
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「ホントはそんなことしたいって思ってたんだ…」というのがADOCを使った感想としてよく耳にします.
OBPの体験って,まずはそこじゃないですか?
なんでこんな普通のことなのに,ちょっと障害があるだけでやっちゃダメなの?
なんで? なんでダメなの? 同じ人間でしょ? なんでこんなに虐げられるの?
今では「作業剥奪」と表現できるかもしれませんが,その頃は言葉が無い,つまり概念が見つからないので,ただ悶々としていました.
「よし! ○○さんがそこまでいうなら俺がなんとかする! でも絶対二人だけの内緒にして(笑)」
初めて万引きしたときのように(笑),足ガクガクさせながら,僕のOBPは始まったような気がします(笑)
臨床実習の時でした.
それ以降,二人だけの秘密の作業療法.よくやりました(笑)
図書館で偶然見つけたこの言葉を相棒に.
「われわれ作業療法士は人間の作業療法(occupational performance)を扱っているのです.片麻痺や脊髄損傷を扱っているのではありません.いいですか,人間の作業遂行なのです.それは患者としての,死期が近づいた者としての,職業人や学生としての様々な場面での作業遂行なのです」
引用:Mary E Evert, 長谷龍太郎:21世紀の作業療法をめざして.OTジャーナル 31: 1997.
参考:僕の作業療法のルーツ
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僕がADOCで好きなところ.それはOBPを体験できることです.少なからず体験できると思います.OBPの楽しさを.体験できないことは理解できないし,他者に自信もって語れないですよね.
以下.日本作業行動学会のシンポジウムの,寄稿した内容を一部抜粋した内容です.
「ADOCは,アプリケーションに従っていくことで,作業レベルの最低限度の目標設定ができる.これは,理論を学んでから臨床でOBPを実践するという従来の学習プロセスに対して,まずOBPを臨床で体験してから理論を学ぶという,新たな学習プロセスを創発した.
人は自分自身の経験のフレームを通してしか,新たな概念を学習することができない.現在OBPを実践している作業療法士でも,OBPの経験フレームが無かったころは,OBP関連の理論を難解に感じた経験あるだろう.
作業療法関連の理論は,作業療法の可能性を拡げる非常に重要なものであることは言うまでもない.しかし,その理論を学ぶことに多くの作業療法士が関心を持たなければ,あるいは興味があっても挫折してしまっていては,それらの理論は机上の空論に終わってしまう.
ADOCは,まず現場でOBPを手軽に体験し,その体験をもとに,理論などを学ぶための経験フレームやモチベーションを作ってくれると我々は考えている.これまでOBPに全く興味が無かった作業療法士や,OBPを頭では何となく理解していても実践できなかった作業療法士にとって,ADOCが理論を学んだりOBPを実践したりする「きっかけ」になってくれればと願っている」
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ADOC project の活動をきっかけに,OBPの扉を開き,作業療法の楽しさを肌で実感できたならば,僕らはこの上ない幸せです.
事例本,日本臨床作業療法学会は,まさにそのためにやっています.ちなみに竹林さんのFBもいい感じになってきたわ(笑)
もちろん,その他にも僕らはいろいろ仕掛けています.作業療法の楽しさの伝播のためにね(笑)
ではでは,明日もバタバタなのでぼちぼち寝ます.
最後まで読んで下さりありがとうございました.
「ADOCは,アプリケーションに従っていくことで,作業レベルの最低限度の目標設定ができる.これは,理論を学んでから臨床でOBPを実践するという従来の学習プロセスに対して,まずOBPを臨床で体験してから理論を学ぶという,新たな学習プロセスを創発した.
人は自分自身の経験のフレームを通してしか,新たな概念を学習することができない.現在OBPを実践している作業療法士でも,OBPの経験フレームが無かったころは,OBP関連の理論を難解に感じた経験あるだろう.
作業療法関連の理論は,作業療法の可能性を拡げる非常に重要なものであることは言うまでもない.しかし,その理論を学ぶことに多くの作業療法士が関心を持たなければ,あるいは興味があっても挫折してしまっていては,それらの理論は机上の空論に終わってしまう.
ADOCは,まず現場でOBPを手軽に体験し,その体験をもとに,理論などを学ぶための経験フレームやモチベーションを作ってくれると我々は考えている.これまでOBPに全く興味が無かった作業療法士や,OBPを頭では何となく理解していても実践できなかった作業療法士にとって,ADOCが理論を学んだりOBPを実践したりする「きっかけ」になってくれればと願っている」
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ADOCは扉です
ADOC project の活動をきっかけに,OBPの扉を開き,作業療法の楽しさを肌で実感できたならば,僕らはこの上ない幸せです.
事例本,日本臨床作業療法学会は,まさにそのためにやっています.ちなみに竹林さんのFBもいい感じになってきたわ(笑)
もちろん,その他にも僕らはいろいろ仕掛けています.作業療法の楽しさの伝播のためにね(笑)
ではでは,明日もバタバタなのでぼちぼち寝ます.
最後まで読んで下さりありがとうございました.
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