もちろん今日も後悔しました.でもきっとまた食べるでしょう.
侍OTさんとの研究打合せをかねて,郡山で勉強会をしました.
ボクはクライエント中心が作業療法になぜ必要かを話しました.
そして侍さんの回復期病棟の事例を4例紹介していただきました.
これが素晴らしかったんです!
内容違っていたらすみません.
- 片麻痺,USNのため不安だらけのおばさん.不安とやりたい作業の葛藤の中でチーズケーキを作ったことが,「やってみればできる,作業は継続できる」という自信になり,退院時の日記では「人間すてたもんじゃない! (色々すると歩く練習の時間が減るとの他人の意見に対して) こんなに自分が変われるのに,何てもったいないことを言うんだろう」と書いていたそうです.
- 座位もとれないくらい重度片麻痺を抱えているおばあちゃん.色々話しを聞くと柏餅を孫に作ってあげたい!という希望があり,まず柏餅のレシピを作った.そしてそれを掲示して,皆で作ろうと盛り上げて,実際に作ったところ,「片手効かないの忘れてたー(爆笑)」というくらい笑顔が見られたそうです.もちろん片手だったので形は崩れたけども,味は変わらない柏餅だったそうです.退院時には,「ここまで元気になれると思わなかった.一人で出来ないけど手伝ってもらえればできる」と話していたそうです.
- 認知症でMMSE4点のおばあちゃん.病棟もちょっと手に負えないくらいの症状だったけども,作業療法士は環境の変化によって混乱していると判断し,本人の語りの中から野菜作りを導入.やがて落ち着き,非現実的な言動は激減.最後には「相棒はどこだい?」と言われるようにまでなったそうです.
- 軽度の片麻痺の頑固おじさん.作業を重要性と緊急性で振り分け,畑仕事,草むしり,色々な作業ができるようになってきたものの,車に乗れないと何も出来ないと思うようになってきた.しかしそこで焦らず,促さず,本人の自己決定を尊重し,作業の価値についてじっくり話していった.いつかしら,本人の語りが現実的,前向きに変わってきた.そして車ではなく,電動車を本人が選択した.googleマップで経路を確認して,電動車で畑まで移動できるようになった.
FIMやAMPSでの量的評価もいれつつ,本人の語りをふんだんに織り交ぜながら,
いかにもその場面が想像できるような質感の発表でした.
しかも侍OTさんの病院は整形疾患が少ないのに自宅復帰率は85%だそうです.
つまりADLもしっかり介入した上で,これらの作業遂行へも着目しています.
そんなこともつゆ知らず,わざわざ「クライエント中心がなぜ必要か」何て,
ボクが話さなくても良かったんじゃ・・・と後悔(笑)
翌日は侍OTさんと一緒に玄侑宗久さんのお話を伺ったあと,
作業療法作品展に連れていってもらいました.
この作品展は,福島全県において,作業療法の患者さんが作った
選りすぐりの作品を紹介するとともに,啓蒙活動を行っていました.
毎年実施されているので,患者さんによっては,
賞をもらうためのモチベーションにもなっているようです.
良い取り組みだと思いました.
福島のOTは熱かったなぁ.
友利さん。二日間本当に有難うございました。
返信削除こんなに分かりやすいクライアント中心の講義は初めて聴きました!学生の時からこんな素晴らしい先生と協業できる、大学の学生が羨ましいと思いました。ウチのメンバー達も友利さんの素晴らしさに皆感激してましたよ!
明日からADOCを使用して作業療法します。また感想等メールしますのでよろしくお願いします。
いや~メチャクチャ楽しかった~
侍さん
返信削除ホント楽しかったですねー。
また行きます! コラボしましょうね。
ぜひともADOCをそだててください。
ではでは(^^)
tomoriさん。こんばんは、先日は貴重なお話本当にありがとうございました。すごく楽しい、刺激的な時間でした。作業療法って楽しいって、また強く思いました。
返信削除またぜひお会いできる機会があれば嬉しいです。本当にありがとうございました!
numataさん
返信削除作業療法が楽しいと思ってもらうことがとても嬉しく思います.
侍さんからも聞きましたが,mumataさんはボクにも勝るOTバカだとか... 事例を見ても思いましたが(笑) こちらもそ,またコラボをお願いしますー.