2010年10月31日日曜日

10月を振り返る

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昼は長崎ちゃんぽん,夜はキャベツ鍋でした.tomoriです.
お前はウサギか!と突っ込みたくなるくらいキャベツ食べました.


さて月末です.タスクの整理.
11月のやるべきことを整理して,こりゃ倒れるかもと思い,
10月にやったことを整理して,色々あったなぁと思い返しています.

ADOCに関するところでは,
1週目は
昔からの心友と品川で飲んで,回復期リハ病棟の今後について語り合いました.
2週目は
沖縄に行って㈱レキサスさんと打合せして共同プロジェクトのご提案をいただきました.
3週目は
ADOCのコンセンサスメソッドの研究会議,論文添削,OsiriXの研究会参加
ボスからの今後の方向性についてフィードバック
4週目は
のんびり科研費書類作成,Dr. Tickle-Degnenから共同研究OKのお知らせ.
5週目は
焦って科研費書類作成,

ですかね.
特にボスからのフィードバックはADOCの今後について
自分の中ですっきりしました.

でもこうやってみるともっと仕事できたのかな〜と思いますね.
エライ先生方のブログなど見てるとホント過密.

また先週から時間日記もつけていますが,
物書きに時間が取られて論文を読む時間がない.家族との時間も少ない.
Pubmedからのアラートメールもたまってるし,
もう少しサイエンスな活動をしないといかんなぁと反省.
11月はさらに過密スケジュールになるので,
重要な作業から実行して,時間を大切に使っていきたいです.

11月はOT学会の〆切がありますね.
今年の学会のテーマは「意味のある作業の実現」ということらしいので,
ADOC projectからも沢山演題発表しようと思っています.

がんばりましょう!

2010年10月30日土曜日

㈱レキサスが個人情報通信で国際認証を受けました

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昨日前夜祭で教員バンドしてきました.ベース担当のtomoriです.
ブルーハーツの「情熱の薔薇」は学生も知っていたけども,
イエモンの「SPARK」はさすがに知らず,
「教員だからどうにか盛り上げなければ!」 みたいな妙な空気を感じました(笑)
次は学生でも分かる曲をやるように提言しよう.

さて,ADOCを開発してくれた
沖縄のIT企業である株式会社レキサスさんがやってくれました! 

琉球新報の記事
情報関連サービスのレキサス(うるま市、比屋根隆社長)は27日、データの秘密分散技術を活用した同社のデータ通信・保管サービスが欧州連合(EU)のデータ保護指令を満たしているとして、国際的な第三者認証機関テュフラインランド・ジャパンの「個人データ保護認証」を国内で初めて取得したと発表した。(略)レキサスはグローバルフレンドシップ(東京)が開発した元データを複数の断片にして通信、保管する「GFI電子割符」による秘密分散技術をデータセンターに応用することで認証を取得した。電子割符は一般的に用いられている暗号化技術とは違い、元データを細分化して通信、保管するため、断片の一部が漏れたとしても元データを復元することができない。同社は「秘密分散技術は災害対策としての活用はもとより、クラウドコンピューティングとの親和性も高い」と説明した。



国内初だとか・・・ すごい.

ADOCはWebサイトでOTの支援内容の情報共有をすることや,
その他Webを通じていろいろな情報共有の展開をしていきたいなと思っていた矢先でした.
さすが沖縄から世界を目指している会社です.
知らなかったけど,結構すごい会社だったようです.

特に医療系の人たちは個人情報に過敏になっていて,IT化に猜疑心が強いです.
でもエンジニアさんたちはすごい努力をして情報を守る工夫をしています.
その努力を知らずに批判したり疑ったりするのは良くないと思います.

まあそれさておき,
ADOCを通してレキサスさんといいコラボができればいいな〜と思います.
また一歩前進.

2010年10月27日水曜日

作業療法の大きな役割とは

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3歳の娘に早くも無視されるtomoriです.
どうにかして,「洗濯物は別にして」と言われることだけは避けたいのです.


人が何か作業をするには理由があります.
コマンドを入力して動くならただのロボットです.

人が何かするには思いがあります.
「なぜそれをするのか」が分かってないと,人は動けません.
なので,タスクが先に決まるのではなく,
なぜそれをするのか,という理由が先にあります.

例えば,親がこどもに勉強しなさい,と言います.
タスク主義の典型例ですね.
大事なのは分かるけども,何でやるのか分からなければ動けません.

ボクの担当科目の運動学でも,ただ学問を教えるだけじゃなくて,
なぜ運動学が作業療法の臨床で必要なのか分かるような工夫を心がけています.
そうしないと学生は運動学の物理なんて勉強しませんし,したとしても忘れます.

こう言われてみると当たり前なんですが,
日常で我々は意外にまずタスクを押し付けます.

クライエントに「この練習をしてください」
学生には「勉強しろ」
こどもには「これはするな」
できなかったら,「できない相手が悪い」・・・ 「最近の若者は」・・・
という展開,見覚えありませんか? 人はロボットではありません.
やらないことを責めるのではなく,
ここで立ち止まって「なぜそれが必要なのか」説明する必要がありますね.

特に作業療法の役割って,クライエントがしている作業に,
「なぜそれが今必要なのか」という意味を吹き込むことだと思っています.

ADOCは人の作業に意味を吹き込むものであってほしいなぁと思います.
平行棒を歩く練習をしているクライエント.
10m歩くのが目標の人,孫と買い物することが目標の人.
その気持ち(目標)は周りから見えないけども,大きく異なります.

なぜそれが必要なのか聞きましょう.

洗濯物を別にして,というのは生理的に無理ということ.
それは努力をしても改善できないこと.
つまり一生嫌われるということだからです.

2010年10月25日月曜日

ヤギ食べにいきました.

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脳と身体が分離した感じがするtomoriです。
ただ日々が過ぎて行く...

さて、若松病院の玉城希さん。
先日認知症のあるクライエントにADOCを取って、
ビール飲みがらヤギが食べたいという希望に、
ノンアルコールビールを飲んでもらったという強者でしたが、
とうとうクライエントとヤギを食べにいったそうです。

では、物語スタート

なんと、主治医が前日に予約をとってくれ、かつ主治医、摂食Ns、休みのOT1名が協力してくれました。行く前には挨拶の時から満面の笑みを見せ、吸引の時にも合間に笑顔が見られていました。移動中の車や食堂でも良い姿勢を保ち続け、血圧も落ちず、覚醒も維持していました。山羊食べながらビールが飲みたいと希望でしたが、その時にはビールはクライエントが断りました(山羊の油とビールは油を固めてしまうから良くないという話があります。それで、自らリスク管理を行ったのかな?と推察しています)。

普段の私のリハビリでは15分から20分覚醒が持続できるくらいでしたが、なんと2時間以上覚醒が持続しその後もしっかり起きていました。作業の力の凄さを感じた瞬間でした。

その映像をビデオに収め、ご家族へ見てもらうととても喜んでいただけました。

次の日に、行った事は忘れていましたが、私が「何かクンチ(体力)ついてないですか?」と聞くと「ついてる」と話していました。

------------以上-------------

いや〜.DrもNsもOTもすげ~.
てか翌日忘れてて,しかも15分しか起きれない方を連れ出して,
ビール飲ませようとする破天荒なところが面白い(笑)

でも人として見れば,普通のことなんですよね.
これまでその方がしてきたように...
なんで普通に思えないんでしょう.
患者さんというイロメガネみちゃってるんでしょうね.

クライエントにとって,
普通のことが普通にできるように支援していきたいですね.


2010年10月21日木曜日

Dr. Tickle-Degnen L

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夜中2時からのmacbook air の発表後,
持ち前の優柔不断さで眠れないtomoriです.現在5時.
air 欲しかったけど,でもmacbook持ってるからいらないよな〜とか
air は物自体は軽いだろうけど,動作は重いだろうな〜 何てつぶやきながら
眠れないのでブログを書くことに.




さて,先ほど北里大学東病院(現さがみ緑風園)の髙橋さんから連絡があり,
タフツ大学のLinda Tickle-Degnen先生が,
正式にADOCの共同研究者になっていただけることになりました

Tickle-Degnen先生はパーキンソンの方へのRCTをやっていて,
今後ADOCを活用したRCTに向けて具体的なアドバイスをいただく予定です.

あとTickle-Degnen先生はコミュニケーションやラポール形成などの研究に精通しているので,
ADOCにおけるコミュニケーションの方法に関していろいろ意見をいただけたらと思いますし,
実際に髙橋さんとその件に関して研究を進めていくことになります

ボクのイメージとしては,
ADOCを使った面接はどうしても機械的,表面的な面接を助長してしまうこともあると思います

面接の際の,表情,タイミング,会話の内容,などなど,どこをポイントにコミュニケートすればいいのか,
ということを髙橋さんと一緒に研究していこうと思います.

(髙橋さんの仕事はこちら


そうすれば,
iPadのテクノロジカルなハード面と,
会話の職人技的なソフト面
良いところ同士が融合した評価になると思います.


それをRCTで検証するという流れ.
また面白くなってきたなぁという感じです.


いかんいかん.寝よう.



2010年10月17日日曜日

OsiriX が変える医療

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3週間ぶりに会う娘からラブラブ攻撃を受けて,ちょっと戸惑うtomoriです.
普段は近寄りもしないのに.昔女子学生が
父親は少し離れていたほうが優しくなれると言っていたのを思い出しました.

さて昨日は
The 1th OsiriX Japan User Meeting に参加してきました.
正直OsiriXが何かよく分からなかったのですが,飛び込んでいってみてよかったです.


wikiによれば,OsiriX (オザイリクス)は,DICOM 画像を参照することに特化したオープンソースの下で開発が行われている MacOSX および iPhone OS で動作する画像処理ソフトウェアである.と紹介されています.

簡単に言うと,DICOMという医療機器共通の画像データ,つまりCTとかMRIとかの2Dの画像をOsiriXで超たくさん重ねて処理を行って,3D(立体的)にしてしまう! という優れもののソフトです.オープンソースというのは,つまりOsiriXはタダでダウンロードできるし,世界中のエンジニアさんがOsiriXをベースに色んな機能を付け加えるなどのアレンジができるということです.

MRIの情報から,脳にある大きな血管を3D化して,その血管の中を内視鏡のように仮想環境で見えるようにする,といったことが,DICOMのデータがあれば現場の人間でもできる,ということです.すげー.

これまで主に放射線科の画像診断に使われていたのに対して,神戸大学の杉本真樹先生が手術に使ったことでイノベーションが起こったようです.
iPadを手術室に持ち込んでいるのはテレビでよく報道されています.

今はOsiriXで作った解剖学的階層構造を患者さんの術野にプロジェクターで投影してオペをするそうです.つまり画像で得られた腫瘍の場所を,実際の術野に投影しながらオペを進めることができます.かなり小さな腫瘍,血管でも同定できるようです.今回は乳癌の患者さんのセンチネルリンパ節を同定する方法を紹介していました.

リハビリテーションの分野では,iPadに手関節の骨折部位の動画を入れて,プラットフォームにiPadを置いて,それを見ながらROM訓練を行うということがありました.昔というか今も,体の中がどうなっているかイメージしながら動かしなさいと教えていますが,その考えはもう古いようです.体の中を視覚化しながら正確に動かしなさい,という時代がもうすぐ来るでしょう.

あとは,脳血管を3Dにして,なぜこの麻痺が起こるのか,この症状が出るのか,といったことをカンファレンスで教えるそうです.これはMRIの画像を見せられて,それがどこの何かも分からずただただ困った僕たちからすれば,非常にありがたい話です.しかもいちいちフィルムを取ってこなくても院内どこでもiPadで見れるという話.


やはり,動画や画像というのもは,医療を革新的に飛躍させる根源であるような気がします.ADOCはこれらのソフトとは果たすべき役割が違うとは思いますが,最新の医療画像の活用法を聞けて,今後のADOCの展開にも良いアイデアが浮かびそうです.

2010年10月15日金曜日

ADOCの目指すところ

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今日職場の帰り実家に帰っているかみさんに電話してて,
「今日何食べようなか〜」と話すと「すき家にすれば」と言われたとです.
もう週5回は牛丼なんです….ちなみにかみさんは実家で焼き肉でした...
もちろん牛丼食べました.tomoriです.

さて,先日ボスとADOCの今後の方向性についてディスカッションしていました.
そこでまた,自分の視野の狭さに気付かされました.

ボクはずっとADOCを用いたOccupation-based practice(OBP)の効果について検証したいと思っていました.本人にとって価値のある作業を実践することは,健康に寄与するという信念からです.

しかしボスは,OBPはOTにとって重要であるのは間違ってないけど,OBP至上主義はダメだときっぱり指摘してくださいました.カナダは協会をあげてコンセンサスをもってやって来たからそれでいいけど,日本は様々な理論や技術の輸入によって独自に発展している背景があるから,OBP至上主義ではコンセンサスが取れないと.

はっ! としました.

忘れていましたが,開発時のコンセプトは確かにそうでした.ADOCは支援方法までカバーするものではありません.あくまで目標設定をクライエントと共有することが目的です.なので,その目標を実現するプロセスは何でもいいんです.つまり,「釣り」が目標となった場合,それを実現する方法として,CIセラピー,mental practice,川平法,ボバース,認知運動療法,OBP,代償的な作業,何でもいいんです.

ADOCにクライエント中心のような特別な理論はありません.iPadの使い方は直感的ですぐ会得できるし,説明書もありません.必要なときにインフォメーションボタンを押せば説明文が出てきます.だれでも使えます.どの治療理論でも適用できます.

個人的にはOBPが好きですが,動物実験もしているので基礎的な訓練も好きです.てか作業の可能化のために基礎的な訓練は必要です.OTはOBPだ!というこだわりは全くありません.

クライエントもセラピストも,みんなちがってみんないい.

ADOCはそこを目指していきたいと思います.

2010年10月11日月曜日

株式会社レキサス

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沖縄滞在中のtomoriです.
特に行きたいところはなく昼間ホテルの部屋にこもって仕事してました.
ちょっと小説家気分です.観光地と言えども地元なので仕方ない.

先日,ADOCを開発していただいた株式会社レキサスさんと
アプリ修正の打合せをしてきました.
比屋根社長と担当エンジニアの宮里さん伊佐さんにご足労いただきました.

当初ADOCの修正箇所とか準備していましたが,
いやまてよ,そう言えばレキサスさんに
何でこのアプリが必要で,このアプリが今臨床でどんだけ役に立っているのか,
そもそも開発コンセプトを伝えたこと無かったなと思いました.

また,宮里さんは,普段PCの画面ばかり見ていて,
自分が作ったアプリが結構世の中のためになっていることを知らないだろうなと思って
感謝の意を示すためにも,使用感に関するデータとユーザーからの声をまとめました.

・健康とは「やりたい作業」ができること
・そのためには本人の希望を聴くこと
・しかしそれがリハビリテーションの現状では意外に難しいこと
・そのためにADOCが必要であること
・今モニターしていてとても良い感触を得ていること
・今後はADOCの英語版を作って世界中のクライエントが意思決定に参加してもらえるようにしたいこと
・世界中のOTがどうやってその作業を実現したか共有するwebサイトを構築したいこと

などを,説明しました.
(iPadのkeynoteでプレゼンしましたが,これは便利でした)


とかく,一人でも多くの患者さんとOTがhappyになるようにという「思い」のために
うちらのメンバーはいろいろと働いていることを伝えました.

比屋根社長,宮里さん,伊佐さんは,専門外の話でも
非常に真剣に話を聞いてくださいました.

そうすると,これまでは修正箇所や工数,契約金の話ばかりでしたが,
なんと比屋根社長から,「共同プロジェクトもあるね」とご提案いただきました.
まだ話は具体的には進んでいませんが,
OTに対する「思い」しかなく,
プログラミングのプの字も知らないうちらにとって,
これは非常にありがたいお話です.

沖縄から世界と勝負するんだ! 
という熱いレキサスさんとお仕事できるなんて,
同じ県民として光栄に思います.

また一歩ADOC project が前進しました.

2010年10月2日土曜日

認知症者とADOC

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仕事の逃げ道はブログ.tomoriです.
今日はいまいちはかどらないな〜.

さて,今日もADOCにまつわる面白い物語を紹介します.
今日は非常にユニークで素晴らしい支援と,それに対するOTの気持ちの変化もあります.

若松病院(沖縄県) 玉城希さん より.

私の担当の方は、ADOCで旅行がしたいと話していました。また、花も好きという事を教えてもらいました。終了後も、他にやりたい事はないかという質問に「ヒージャー(ヤギ)を食べながらビール飲みたい」と話してくれました。摂食Ns、Drに相談しノンアルコールではありますが、缶から飲む作業が実現できました。本気で飲みたい物は、とろみ剤は必要ないみたいです! 上手に飲んでほろ酔いになっていました。


今回、聴取させてもらった方で認知症を持つ方の共通する事は、ADLやIADLは家族や誰かに手伝ってもらうという認識を持っているように思いました。余暇的な作業については、「やりたい」と話す傾向にあるようでした。

障害を問わずどんなクライエントととも、ADOCを実施してからのOTとクライエントが話す内容は、「やりたい作業について」のテーマが多くなっています。また、担当以外の方に聴取させてもらった後に、担当OTへ「こんな事がしたいと言ってましたよ」と伝えると、担当のOTも「やりたい作業について」をテーマとする会話が増えたように感じました。
何より私自身が、いかにしてクライエントのやりたい事を実現できるか?を常に考えるようになっています。また、機能改善目的に機能訓練を行うのではなく、作業の効率性と正確性、安全性を高めるために機能訓練も行うというスタンスをクライエントとOTが協業出来ているように感じます。クライエントからPTは立つ練習、STは言葉の練習、摂食Nsは飲みこみの練習、OTは何でもする人と感想を頂きました

-------以上--------

このメールをいただいたときには,正直鳥肌が立ってしまいました.
まず,ノンアルコールビールを用意した,玉城さんの知恵と勇気と行動力.素晴らしい!
玉城さんのように,クライエントのやりたいことをいかにして実現できるか?と作業療法士が思えるようになると,解決策はきっと見つかると思います.ヤギも食べることになるのかな.楽しみです.

ADOCで聞き出した作業は,実現しないと意味がない.そのために我々作業療法士がいるんだと思います.実現できないなら目標にしてはいけない.聞いたからには実行するんだ,という責任感をもつべきですね.我々も政治家も...


ちなみにヤギを食べたいというのは認知症の症状ではありません.
宮古島ではお祝いのときのれっきとした高級料理で,ボクやかみさんも好きです.
とろっとろでおいしいです.緑の葉っぱは,よもぎです.




2010年10月1日金曜日

臨床実習に向けて...

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読んでない本があるのにAmazonの古本を見るとついつい買ってしまうtomoriです.
ざっと積み上げて8冊でした.週末がんばろう.
でも読んでる時間を楽しむというよりは,ノルマと感じてしまうのがボクらしいなと思います.自分で買ったくせに(笑)


さて,2ヶ月の夏休みが明け,今日から後期スタートでした.

今日は3年生に臨床実習に向けてのオリエンテーションを行いました.

言ったことは3つだけです.
1.実習は遊びではないこと.
2.実習は患者さんと指導者の厚意によって成り立っていること.
3.固定観念を持たないこと.

焦らせるつもりなんて毛頭ないです.

緊張感を持って,感謝の心を忘れずにいてほしい.
そして特に3番目が重要です.

言いたいことは,

「常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ」

    君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)に書かれている言葉です.

具体例を引用します
君は水が酸素と水素から出来ていることは知ってるね.それが1と2との割合になっていることも,もちろん承知だ.こういうことは,言葉でそっくり説明することができるし,教室で実験を見ながら,ははあとうなずくことができる.ところが,冷たい水の味がどんなものなのかということになると,もう,君自身が水を飲んでみない限り,どうしたって君に分からせることが出来ない.誰がどんなに説明をして見せたところで,その本当の味は飲んだことのある人でなければわかりっこないだろう.

臨床実習も同じで,色んな固定観念にしばられることなく,
色んなことを自ら率先して体験し,
自分が感じたそのままをベースに自分で考えられる人間になってほしい.
そう思います.

来年の今頃,成長した皆の顔を見るのが楽しみです.

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