脳と身体が分離した感じがするtomoriです。
ただ日々が過ぎて行く...
さて、若松病院の玉城希さん。
先日認知症のあるクライエントにADOCを取って、
ビール飲みがらヤギが食べたいという希望に、
ノンアルコールビールを飲んでもらったという強者でしたが、
とうとうクライエントとヤギを食べにいったそうです。
では、物語スタート
なんと、主治医が前日に予約をとってくれ、かつ主治医、摂食Ns、休みのOT1名が協力してくれました。行く前には挨拶の時から満面の笑みを見せ、吸引の時にも合間に笑顔が見られていました。移動中の車や食堂でも良い姿勢を保ち続け、血圧も落ちず、覚醒も維持していました。山羊食べながらビールが飲みたいと希望でしたが、その時にはビールはクライエントが断りました(山羊の油とビールは油を固めてしまうから良くないという話があります。それで、自らリスク管理を行ったのかな?と推察しています)。
普段の私のリハビリでは15分から20分覚醒が持続できるくらいでしたが、なんと2時間以上覚醒が持続しその後もしっかり起きていました。作業の力の凄さを感じた瞬間でした。
その映像をビデオに収め、ご家族へ見てもらうととても喜んでいただけました。
次の日に、行った事は忘れていましたが、私が「何かクンチ(体力)ついてないですか?」と聞くと「ついてる」と話していました。
------------以上-------------
いや〜.DrもNsもOTもすげ~.
てか翌日忘れてて,しかも15分しか起きれない方を連れ出して,
ビール飲ませようとする破天荒なところが面白い(笑)
でも人として見れば,普通のことなんですよね.
これまでその方がしてきたように...
なんで普通に思えないんでしょう.
患者さんというイロメガネみちゃってるんでしょうね.
クライエントにとって,
普通のことが普通にできるように支援していきたいですね.
2010年10月25日月曜日
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こんばんは、お久しぶりです。
返信削除ヤギ食べに行きました・・・すてきな作業ですね!
みなさんのブログをみていると、勇気をもらえる気がしています。
自分に置き換えれば簡単なことなのに、患者さんと思った瞬間に難しくなってしまうこと、いっぱいある気がします。。。。
でも、普通のことを普通とちゃんと言える、その価値をちゃんと伝えられる、そんな人でいたいデス。
ぬまたさん
返信削除ご無沙汰しています.そっちはもう寒いでしょうか.
ぬまたさんの事例報告からも「普通」の大切さを勉強させていただきました.またいろいろと教えてください.
このコメントは投稿者によって削除されました。
返信削除こちらは初雪が降ったようです・・
返信削除今日もとびきり寒かったデス。
最新の記事も興味深く見させていただきました。
やっぱり、作業療法はおもしろいですね。
こちらこそ色々勉強させてください。
いや〜玉城さん、ほんとすごい。
返信削除ボクは近頃どうも弱気になってるなー。もっとトライしようっと。
このエピソードも、いつかどこかで発表する価値あると思うなあ。
動画を撮影して家族に見せるってところが、
たぶん玉城さんたちにとって大切だったことなんだろうな。
uezuさん
返信削除まあ玉城さんのところは周りも協力がありますので.
ぼちぼちやっていきましょう.
動画を撮影して,本人さんらしさを家族も再認識できたらいいですね.