2011年10月31日月曜日

OTIPMの特徴1 「観察」

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今日も平和なtomori家です.

娘 「しりとりしよー」
tomori 「いいよー.お先にどうぞ」
娘 「みかん!」
tomori 「終了!」

と,まぁこんな感じです.




久々にOTIPMについてでも書こうと思います.





吉川ひろみ先生 訳


ごじゃごじゃして分からん,と思うのは僕だけじゃないと思います.
僕も講義を聞くまではあまり興味がありませんでした.

なのでシンプルに考えてみました.

OTIPMの特徴は真のトップダウン(True top down)ということです.




【ボトムアップ】
いわゆる学生が書くようなレポートな感じといえばいいのかな.
ROM,MMTなどとステレオタイプな検査を行っていき,
問題点を抽出して,クライエントにとって必要と思われる作業が,
なぜできないかを検査結果から推定していきます.

【トップダウン】
最初に本人にとって価値のある作業を面接で特定します.
でも,その作業がなぜできないのか,心身機能の検査を行うことが多いと思います.
トップダウンの評価と言われているCOPM,OSAもそうなると思います.
上の図を見てください.
トップダウンには,作業特定という項目が入っただけで,
検査ー推定という流れはボトムアップもトップダウンも一緒ですね.

【OTIPM】
まず本人にとって価値のある作業を面接で特定するのはトップダウンと一緒ですが,
その後,その作業を実際に「観察」するところが他のモデルと大きく違うと思います.
なので,本人にとって大切な作業が「釣り」ということになれば,
実際その作業をしている状況になるべく近づけて,実際にやってみて,
それをOTは観察して,なぜうまく出来なかったのか,もしくはできたのか,
クライエントと一緒に考えます.


OTIPMの後半には代償,教育,習得,回復モデルの介入部分もありますが,
別にそれはボトムアップの評価でも導かれるので,そこまでOTIPMの特徴とまでは言えないと思います.
なので個人的にOTIPMが今までのモデルと違うところは,
前半の作業特定ー観察ー解釈というトップダウンの流れだと思っています.

講義を受けた時には,観察の重要性を改めて実感しました.


「出来ないことは予測できるけど,出来ないことをやってみるまでは決め付けないこと」
「出来るかどうかはやってみないと分からない」

というFisher先生の言葉が印象に残っています.

特徴2 は次回書きますね.







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