2013年5月19日日曜日

ADOCメンバーが気を付けているプレゼンテーションのコツ

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ただでさえ睡眠障害なのに、カプセルホテルにいます。tomori です。ていうか、浅草で三社祭があって、ここしか空いてなかったんです。

さて、昨日は銀座のAppleストアで行われた、医療3.0で有名な杉本真樹先生の、プレゼンテーションに関するセミナーに行って参りました。臨床家がハンドリング技術が必要なように、教育研究者はプレゼン技術が必要だと思うからです。

得るものは沢山ありましたが、うちらに関連したものを主に3つあげるならば…

1) 普段からプレゼンテーション思考を持つ

自分ならどう表現するか、伝えるかを常に意識し、短くてインパクトのある言葉を考えたり、写真など撮っておいたりすると、すぐプレゼンできます。これは良く分かります。琉球OTさんも常に写真を撮ってますしね。みんなTwitterなどでプレゼンの練習しています(笑)神戸の研修会のポスターとか、2人のプレゼンテーション思考のたまものだと思います。



2) 常に相手や社会の立場に立って考える

どうすれば目の前の相手や、その背後の社会に貢献できるのか、常に考える事ですね。結局プレゼンは方法ではなく中身です。その中身というのは、相手や社会にとって価値がある内容です。内容がないと聴いてもらえませんし、聴いても忘れられます。また相手に貢献したいと思えば、相手の立場になって、プレゼンの資料やプレゼン中の細かい配慮もするはずです。相手の立場で考える。これが良いプレゼンをするコツでしょうね。


3) Why, How, Whatの順番で伝える

普段から準備を怠らず、相手にとっての価値が生み出せたら、この順番で伝えます。これは僕、琉球OT、侍OTがプレゼンする時には必ずやることです。詳しくはサイモン・シネックさんのTEDで見れますので。これ必見ですよ。

僕らはプレゼンを依頼されると、依頼者に必ずそのプレゼンの目的を聞きます。病院とかでやるときには、管理者さんに、聞き手がどうなって欲しいと思っているか、とか聞きます。好きなこと適当に話して下さいというのは、依頼者は気を遣っているつもりでも、話す側としては逆にやりにくいんですよね。プレゼンテーション思考を持ってるならなおさらです。琉球OTさんは目的が出てくるまで打合せするとか。それがWhyです。まずwhyの共有です。ひどい時はプレゼン前日までwhyについて議論します。それからどんな方法があるのかのHowがきて、具体的に何をするのかのWhatがきます。侍さんも書いています。

例えば、これが逆だった場合… 
ADOCは良いです!(what)  ADOCで作業に焦点を当てた実践が出来るようになります(how)。それできっと作業療法は楽しくなります(why)」という感じでモノ whatが前面にきます。だいたいモノを伝える時はそうなります。これがどんなに優れているのかの理由を説明したくなります。でも僕は常々言ってますが、ADOCより優れたツールが出たらそっちを使います(笑)大事なことはモノじゃないんです。なので、ADOCの事を話してくれと頼まれても、僕たちのプレゼンでまず最初にADOCがくる事はないですし、そもそも使い方や細かい説明もしません(笑)

じゃ、僕らがどう伝えてるか…
「作業療法はこんな風に楽しくできます(why)。そのためには作業に焦点を当てた実践をすることが大事です(how)。その方法の一つとしてADOCがあります(what)」と。

まず大事なことは、これを使うとどうなるのかという聴き手の未来をあたかも見えるかのように、先に伝えます。うちらはよく動画や静止画を使って未来を見えるようにします。whyから先に伝えます。whyが共有できれば聴き手は動きます。

他にも色々ありましたが、とりあえずここまでで失礼します。

あわせてこの記事もどうでしょうか
分かりやすいプレゼンをするために(大島武先生)

最後まで読んで下さりありがとうございました。

以下,僕が参考にしているプレゼン本です.


僕も結構読みなおしています.そして去年は,琉球OTさん,侍OTさん,ちびっ子OTさんなど,仲間に買わせました(笑).プレゼンする機会がある方はぜひ.


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