2012年12月28日金曜日

2012年を振り返って...

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1ヶ月ほどカミさんにせがまれてやっと灯油を買いに行きました.tomori です.我が家で唯一の愛車,ベビーカーに18Lの灯油タンクを積み,すれ違う人たちの含み笑いやガン見を気にせず,いやウソ.強がった.かなり恥ずかしかったが,家族のために行ってきました。もちろんオチは買ってきたのに部屋が乾燥するからという理由で一滴も使ってないという…
(カミさんにこの下書き見せたら大爆笑している.いつ使うのかって ←お前が買わせたんやろが!)

さて,2012年ももうすぐ終わりですね.今年も全国の多くの熱い同志に出会うことができた〜 本当に良い年でした.僕は幸せ者です。

このブログも今年は55の記事を残せたようです.今日は「個人的に」思い出深い記事をまとめたいと思います.

生まれて初めての海外.もちろん一人旅(笑).1ヶ月前にパスポートを受けとり,旅行用の英会話アプリを使って朝の歩きながらの出勤時に「Beer please!」 と発音の練習をした.バックが行方不明になるリスクを避けるためにリュックをからい、いつ何時誰かに襲われそうになったときに走って逃げれるようにNB999を選択。というと聞こえがいいが、まぁいつもの格好で行っただけなんだけどね(笑) 




荷物は最小にしたので、下着と靴下は毎日洗った。2日目は靴下が乾いてなかったので沢山あったセブンイレブンに買いに行ったら、向こうのコンビニは食料品しか売ってない.駅の観光案内でどこで買えるのかと聞いたら,「socks?」 と笑われた.教えてもらったお店をiPhoneで探しながら行ったらあいてなかった… それもそのはず。朝の8時半だった。まわりはコーヒー片手に出勤する足の長いカッコいい外人ばかり.一方リュックとスニーカーの靴下履いてない僕.濡れた靴下は素足より悲惨な臭さになると思ったので,そのまま学会場へ向かった. 

てか学会.iPadもって立ってたらかなり質問があった.ホントにホントだよ.一人だったので証拠がないんだけど.ホントに絶え間なく沢山質問あったんだって.

しかしスウェーデンは街全体が一つの作品のように,キレイだった.


これはガムラスタンというストックホルムの旧市街.かの魔女の宅急便のモデルにもなったという場所らしく,このトンネルを探して,朝の5時くらいから一人で散歩した.ていうかスウェーデンって10時くらいまで明るく,朝は4時から明るい.ちなみに時差ボケもあるので,ほとんど夜か昼か分からない.3時間くらいしか寝れなかった.


それでも朝から10kmくらい歩いたと思う.5月末.寒くもなく,ちょうど良い季節.フレッシュな空気だけでお腹いっぱいな,生涯忘れることができないであろう散歩だった.



日本型OBPを発信してみました.研修会のまとめ

しかし今年はOBP研修会.盛り上がったね〜.神奈川で290名,神戸で430名 合計720名くらいの参加者かな.実は,メガネさんと呑んでるときに,なんか研修会でもやっちゃう? という軽い勢いで開催決定したんだよね(笑) そのノリで実行しちゃううちらの仲間っていいな〜といつも思う.

記事にも書いているけど,7/1の前夜祭で,歩きながら寝てたら壁にぶつかってメガネを割り,帰りのタクシーで財布がないことに気づきと.それだけでいくら飛んだか分からんけど(笑),まあそんな小さいことええじゃないか tomori 君,という声が聞こえてくるくらいに沢山の出会いがあった.OT好きな仲間と素晴らしい時間を過ごすことができた.その後の神戸も沢山の方にご協力をいただき,無事開催することができた.前夜祭では前回の反省をいかし,一人寝てた(笑) 

あ,2回の研修会を通して前々からファンだった竹林さんとも仲良くなれた.彼は本当に素晴らしい臨床家かつ研究者なんだけど,基本,性格がに合ってると思っている.勝手に(笑)

来年もぜひOBP研修会を,という声もあるんだけど,来年って結構大きめの学会や研修会がコンスタントにあって,どうするか迷ってるところ.個人的には,少ない参加者で2泊くらいの合宿もアリかなと.Occupation-focusは含めない,実動作で評価も介入も!という一見さんお断り的な超濃厚なOccupation-basedな研修会とか(笑).まあ研修会関連に関してはメガネさんと一緒にもっと面白いことを企画中で,明日東京で打合せです.乞うご期待.


「10年おでん」の舞台裏

わりと好きなのがこの記事.
普段は僕以上にポジティブバカな琉球OTさんの裏側が少し分かる記事.

以下自分の記事より引用

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僕は 琉球OT さんに辞めたらいいじゃんと言いました.
でも彼は2年先を見ながら地道にやってきました.
それが  10年おでん  10年そば なんです.
作業に基づいた実践が出来るかどうかは,
小難しい知識や理論ではなく,
病院だからでもなく,
同僚のOTやPTが変な目で見るからでもなく
患者さんが機能訓練を希望するからでもなく
結局,自分次第 だと思います.
自分がどれだけクライエントに近づけるかだと思います.

クライエントの本当の声を聞いた時,
気がつけばそれに向かっていた.

壁は周りではない.結局自分.

それがうちらの共通認識です.

琉球OT さんが証明してくれたように思います.

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そして,tomori 監修,侍OTさんにナレーション,琉球OTさんに何度も何度も修正してもらって作ったMovieがこちら.





Meaningful occupation,大切な作業

日常では埋れているが,誰にでも必ず存在する.

彼らが大切な作業を発掘した時,
ボクは初めて譲れない意志を持った.

彼らが大切な作業の実現に向けて動き始めた時,
ボクは初めて作業療法の楽しさを知った.

彼らの大切な作業が実現した時,
ボクは初めて作業療法士としての自分を誇れるようになった.

それが今まで埋もれていた,
ボクらにとっての Meaningful occupation "大切な仕事"

"大切な仕事"は"大切な作業"から生まれる

co-creating occupation



僕,ホントに200回以上は見てると思う(笑).好きなんだよね〜.

OBPの障壁を知らない人にこのMovieを見せても全く分からない(笑)
そもそも作業に焦点を当てない作業療法って何ですか?と聞かれる(笑)

でも大衆にOTをPRしたいわけではない.一部の人に届けたい.
OBPの障壁を知ってる人とか,OTってどうなんだろうと考えている人とか.

クライエントの大切な作業が実現した時に初めて作業療法士としての自分を誇れるようになったと.OTって結局,クライエントと一緒に,クライエントにとって意味のある作業と.OTにとってやりがいのある仕事を共創することなんだよね

このブログを始めたとき,サブタイトルに我ながら大それたことを書いたなと思うけど,
「作業療法の未来が明るくなるような話題を微力ながら提供できればと思います」と付けた.

これからも微力ながら頑張りますので,
明るい未来の「共創」をよろしくお願いいたします.


最後まで読んで下さりありがとうございました.





2012年12月23日日曜日

最近の若者は... という前に

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実習生に送ります.苦労は苦労と自分で名付けるから苦労になる.tomoriです.
明日への糧と名づけましょう.

さて,最近の若者は苦労を知らないとよく耳にします.はっきりいって,どの時代でも苦労はしているんです.最近の若者は,と言う前によく考えてください.

例えば,昔はPTOTはお金持ちでした.僕は1年目の時に,40万だすから宮古島で働いてくれと言われました.ボスから聞いた面白い話ですが,就職を控えた学生が身障の病院に見学に行って,見学後に事務長がステーキをおごってくれ,2枚目を注文した時,「〇〇君,就職どうかな」と事務長に聞かれ,「はい!精神科に就職しようと思っています」と答えたそうな.今は試験を受けないと入れない時代です.今から就職するPTOTでベンツに乗れる人は昔ほど多くないでしょう.てか,マイホームを持つこと,子どもを大学に入れることすら怪しい.

昔は学位を持ってるだけで偉かったんです.でも今では学位なんてだれでも持っているんです.昔は論文は数でした.でも今はImpact factorなんです.夜な夜な実験して,引用されない自己満論文ではダメなのです.多くの人に読んでもらえてナンボです.とりあえず,学歴社会はもう終わりを迎えようとしているでしょう.


そう.いつの時代も苦労はしているんです.苦労の質が違うんです.昔はAで悩んだ.今はAはいいけどBで悩む.未来はAとBはいいけどCで悩むって感じ.

だから,自分と同じ苦労をしないと成長できないと考えるのはやめましょう.

僕は自分がした苦労はなるべくさせないようにして,もっと未来のためになる新しい課題を託し,それで苦労してほしいと思っています.後進が新しい課題に力を注げるように,自分たちが苦労したことはなるべくショートカットさせてあげるべき.そう思っています.

ADOCもそうです.皆が上手に面接できるようになって,もっと楽しくOTしてほしい.そして,僕たちが上手くできていない他職種にその楽しさを伝えて欲しいし,誰でもシステマティックに面接できるのでRCTして欲しい←まだそれまでは僕の仕事か(笑)

未来の課題は今は思いつかない.ただ僕がショートカットというのは,決して後進に楽をしてほしいわけではないのです.僕たちができなかった新しいことに集中できるようになってほしい.ただそれだけです.僕はそういう背中を見て育てていただいたので.

先日,米子YMCAで学生へ講義をした際,僕は言いました.
「あー,10年前になんかtomoriって人がいたねー」 
「今はもうそんな時代じゃないよね」とみんなに追い越してほしいと.

これからも,後進が新しい課題を自分で見つけ,それを解くことに集中できるような環境づくりをしていきたいと思います.


あ,もちろん僕ももう少しは現役ですが(笑)


最後まで読んで下さりありがとうございました.


2012年12月18日火曜日

仲間で医学書院から書籍を出すことになりました!

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家族全員ノロ感染しているのに,ウンコはいっこうに正常なtomoriです.
下品ネタで,すみません.


今日は侍OTさんと医学書院に行ってきました.
医学書院のビル,会議室,超かっけーーー







というのも,うちらの仲間で本を出すことになりました〜♫
もちろん先方から頼まれていません(笑)こういう本を書きたいんだけどって,半年前から交渉していました.その企画が先日運良く通って,今日は初の編集会議だったんです.

何の本かというと,作業に焦点を当てた実践の書き方+事例集ですー!なんでかというと,うちらがそうだったんですが,臨床でOBPができるようになったとしても,それを言語として事例報告をまとめていく過程で初めて,自分の糧に,骨と肉になるんですよね.

ADOCや研修会でOBPがわりと出来るようになったんじゃないかなと思います.
でもそれを事例報告としてまとめていくことも支援したいんです.よくばりですか…?(笑)

ちなみにコンセプトはこちらです.




侍さん,マジかっこいい(笑)

ぜひ書き方を真似して欲しいので,事例集のレイアウトは,馴染みのあるA3版のレジメっぽくします.それで書き方を真似して欲しい.最初は真似でいい.それを繰り返すうちに,自分の書き方を見つけて欲しい.それがOTの自信につながります.そして書いたものをまわりの人と共有してほしい...

ボクらはそのためにがんばります.

あと学生のみんなも,先輩のボトムアップのレジメより,この作業に焦点を当てた実践のレジメをパクってほしいです.指導者の皆さんにも,レジメは「こうまとめてっ」て使って欲しいですね.

そうすれば実習も実り豊かで楽しいものになるんじゃないかって妄想しています.
先日頂いたメールのように...


なお進ちょく状況については,ブログ,Twitter,Facebookで随時お知らせします.
こういう内容が読みたいです!こういう内容を希望します!ってご意見,大歓迎です.

ボクらは本も「共創」でいきたいんです.

予定では1年後に発刊です.読んでワクワクする本にしたいと思います.
楽しみに待っててください.

最後まで読んでくださり,ありがとうございました.



2012年12月14日金曜日

日本型OBPを集結してみました@神戸 12/9

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家族がノロに感染し,主夫しています,tomoriです.

買い物の帰りに卵を落として割り,一緒に行った長女に罵られながら帰宅.
生き残った6コの周りにべっとり付いた黄身を洗いとり,冷蔵庫に片付けている最中に,
もともと冷蔵庫に入っていたうずらの卵を落として割りました... 
誰かボクに家事の楽しさを教えてください.


さて,だらだらと続いたOBP研修会@神戸シリーズ.1 2 3 4 5
これで最後にします(笑)

当日キャンセルもあって450名とはいかなかったようですが,
多数の皆様にお越しいただきました.ありがとうございました.
自分でいうのもなんですが,しかも手作りお好みソースのような濃厚な内容でした.分からないよね(笑) どれくらい濃厚かって,んー,同じスライドで2日に分けても話せる内容でした(笑)

Twitterのつぶやきも沢山ありました.ありがとうございました.




しかしオクタホールはいいですね! 演者とゲストの距離も近く,もし琉球OTさんがいたら,飲んでもないのに速攻で酔って(自分に),ジョブズ風のプレゼンしたでしょう(笑)

by 土屋さん←サンキュ

ちなみにボクはいつものパーカー,NBです.
まずボクがトップダウンアプローチについて説明しました.よくトップダウンは,作業が出来るようになることを目標に,実動作メインの訓練を行うと考えられています.一方,ボトムアップは心身機能の向上を目標に,機能訓練を行うことと考えられています.



しかし本当にそうでしょうか? 作業療法でも,理学療法でも歩行訓練はします.
それは下肢機能が低下しているからですね.

でもなぜするのか,という点に着目すると,作業療法の場合には,友達に会いたいから,とクライエントの大切な作業を叶えるため,という,なぜするのかの理由が違うように思います(一般論ですが).



ということは,トップダウンとボトムアップで異なるのは「評価」ではないでしょうか.
そしてどうやって評価するのか.ということで,ポイントとなる「面接」と「観察」について説明しました.

面接では,ADOCの特徴を説明した上で,

ADOC面接のポイントとして,
 1) 対象者がクライエントか患者か判断すること
 2) 作業の意味と目的を把握すること
について説明しました.

そして観察.面接後に観察を行うことが重要で,そうしないと前に書いたTop-to-bottom になってしまうことを説明しました.そして実際に観察すると介入がガラリと変わることを,Meganeさんの事例をお借りして説明しました.でも,トップダウンを皆が実践するためには,柔軟に考えたほうが良い.どうしても譲れないのは,最初に「OTの説明をすること」そしてOTについて正しい認識を持ってもらい,意思決定に参加してもらうこと,と説明しました.

んで最後には,これまでの10年とこれからの10年.
Function based practiceからOccupation-based practiceの10年です.
ボクらのこれからは,「これまでを上手く活かしつつ」の,これからの10年です.

これまでを引き継いだ 齋藤さんの面接竹林さんの上肢機能訓練 へバトンタッチ.

また,個人的に今後の10年はOccupation-based managementになると言った上で,
managementをすでに実践している原田さんへつなぎました.


まず齋藤さん.
自分の経験を振り返った後,20分の面接動画.マジかっけーーーー.




皆さん他人の面接場面を見たことがありますか? てか面接自体習ったことありますか?
齋藤さんのスライドは,面接の10のポイントが詰め込まれていました.


ぜひ機会があったら聞いて欲しいです.面接って話を聞くだけじゃないんだなってことが手に取るように分かると思います.


あ,ちなみに前日の新幹線でちゃんと予演会をしたので,バッチリでした(笑)


お互い何も聞かずにお互いのビールを,しかも同じ銘柄で買ってました.
これぞ以心伝心というものです(笑)



次に竹林さん.
今日にかける思い,そして全身をみなぎる闘士が,兵庫の元気玉を集めたのか!というパーマネントから感じられました!(笑) まあそれはさておき,ちょっとだけ小話を... ボクはプレゼンの時間(1時間)は守れ守れって言ってたのに,何も聞いてなかったかのように,前々日に「スライド70枚から削らないから」と言ってきやがりました(笑) よし分かったと,当日昼休み10分短縮してプレゼンしてもらったら,10分オーバーした(笑) でも通常4時間の枚数だったらしい(笑) 本当に彼の意気込みを感じました.またボクは彼のプレゼンを何度も聞いていますが,今回は意味のある作業という単語も使ってましたし,すごく分かりやすいプレゼンでした.神奈川の研修会が終わってから,やれ竹林さんに追いつけーと頑張りましたが,ウサギとカメの話で言えば,もちろんボクはカメやけど,彼は休まないウサギなんですよね(笑) 今度,かの森岡周先生とコラボで研修会するらしい...




次はライトニングトーク.
籔脇さんの 高齢者のための包括的環境要因調査票(Comprehensive Environmental Questionnaire for the Elderly (CEQ) )の紹介です.みなさん,occupational performanceは,人,環境,作業の3つが重なる部分と教わったと思いますが,人,作業の評価は歩けども,環境の評価って無いんです.それだけ言えば,盲点をついたCEQの価値も分かると思います.

次に寺岡さんの 作業機能障害の種類と評価(CAOD)とOBP2.0 
彼女は鎌倉先生の「理論は出尽くした」説の否定から入ったすごい新人です(笑).ただボクは鎌倉先生が言いたかったのは「机上の」理論という意味で,CAODと信念対立が組み合わさったOBP2.0は「実践的な」理論だと思います.occupation-based management が今後の10年だと思う今,OBP2.0には期待しています.

最後に平松さん.彼にライトニングトークをお願いした理由を説明するのを忘れていました.彼がプレゼンした作業療法実践は,「1年目」の時の実践なんです.ADOCをきっかけにOBPが「1年目」からできます.それを伝えたかったんです.




で,トリは鳥取の原田さん.彼は琉球OTさんの弟子で,神戸は師匠の代わりのデビュー戦でした.ここも裏話を... 正直ボクはコーディネーターとして原田さんに不安を抱えていました.450名だし,ちゃんとできるかなって.もちろん本人には言わなかったですが,琉球OTさんには「大丈夫かなぁ,ちゃんと準備してくれよ」っていつも言ってました.原田さんもブログで書いてましたが,ボクは前日に修正しろって言いました.でも当日の朝,彼は僕らより先に会場入りしてて,「昨日悩んだんですが,スライドそのままでいいですか」って聞いてきました.ボクはそこまで言うならば彼を信じようと思って「大丈夫,冗談だから,好きにやってくれ」と言いました.そしてボクのプレゼンもろくに聞かずに(笑),迎えた本番5分前.写真のように発表直前で足が震えていると言い,ボクの不安を助長しました...



なんのその(笑).杞憂に終わりました.原田さんのプレゼンは笑いあり,涙ありの素晴らしいプレゼンでした.おそらく彼のプレゼンがゲストの心に一番響いたと思います.Occupation-based management 彼が泣きながらこだわってきたこと.不覚にも涙してしまいました.ボクが求めていた10割りの8割くらいだしてもらえばいいなと思っていましたが,12割だったので,ボーナスを支給しました(笑) 終了後は原田さんへの質問の行列がボクよりありました(笑)


彼は鳥取でOBPのコンセプトをベースにしたデイサービスを開設する予定です.彼ならきっと良い支援をしてくれるだろうと思います.




そんなこんなで,楽しみにしていた1日は終わりました.ご協力いただいたスタッフの方々,ありがとうございました.北は北海道,南は沖縄からご参加いただいたゲストの皆様,ありがとうございました.


ボクがお伝えしたかったのは,作業療法は必要,作業療法は面白い,作業療法は楽しい,それはクライエントにとって大切な作業の共創から生まれる,ということです.


そのコンセプトをいつまでも忘れないために,movieを作りました.

共に創る作業 co-creating occupation



Meaningful occupation "大切な作業"
日常では埋れているが,誰にでも必ず存在する.

彼らが大切な作業を発掘した時,ボクは初めて譲れない意志を持った.

彼らが大切な作業の実現に向けて動き始めた時,ボクは初めて作業療法の楽しさを知った.

彼らの大切な作業が実現した時,ボクは初めて作業療法士としての自分を誇れるようになった.

それが今まで埋もれていた,ボクらにとっての Meaningful occupation "大切な仕事"

"大切な仕事"は"大切な作業"から生まれる

co-creating occupation



文章は3ヶ月前から何度も何度も推敲し,動画は何度も何度も修正し,ナレーションも何度もお願いした.ボクらADOC project のコンセプト.なのに最後はoccupatiomとなってしまったところがボクららしい(笑)


ボクらは,OTにとってのmeaningful occupation "大切な仕事"は,CLにとってのmeaningful occupation "大切な作業"から生まれると信じている.つまり共創.だから2つのmeaningful occupationを生み出したい.



でもmeaningful occupationを実現するには,そのための手段が必要になる.それを共有するため,共創するために"みんなのリハプラン"を開発した.手段が増えれば作業を実現する可能性は高くなる.みんなのリハプラン 略してみんプラは,クライエントでも閲覧,投稿できる.


それを世界レベルで共創したい.




それがボクら(ADOC project)にとってのmeaningful occupation "使命"



意味のなく長かったですが,最後まで読んで下さりありがとうございます.



2012年12月9日日曜日

神戸最高でした!

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ねむいけど脳内麻薬で起きてます.tomoriです.
がんばってブログ書こう.

今日は神戸で作業に焦点を当てた実践ーtop-down approachーでした.
全国から多数の方々に集まっていただきホント光栄です.

今日僕たちが伝えたかったことは

作業療法ってもっと誇りをもっていいんだーーーーーーー!ってこと,
そして楽しい仕事なんだ!ーーーーーーってこと.

サギョツイさんのツイートと見ていただけると,それが伝わったかなとも思います.

でもボクは今日の研修会はまだ成功とは思っていません.
ボクが成功だなと思うのは,参加してくださった皆様が,
それぞれ自分なりのカラーを活かして,
今日のことを実践し,なおかつ地元で広めてくださることだと思っています.

それがボクが考える今日の研修会のアウトカムです.


ある学部学生さんからメールをいただきました.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日はトップダウンアプローチの研修会に参加させていただきまして
本当にありがとうございました.

クラスメイトと一緒に聞けたことが,うれしくもありよかったと思っています.

今日帰りながらクラスメイトたちが,
「今日の発表内容みたいな作業療法がしたい」
「感動した,来て良かった」
「作業療法士という仕事を選んで良かった」
「明日から頑張ろう!」

など,とても前向きなことを興奮しながら,喋っていたのですが
そのときの,クラスメイト達の目がとてもキラキラしていました.

普段は,
「自分自身が作業療法士に向いているのか?」
「実習を乗り越えられるのか?」
など不安と迷いのなかにいる,クラスメイト達が
とても興奮しているのを見て,みんなで来て本当に良かったと思いました.

今日は,仲間たちと「興奮と感動」を共感させていただきました.

本当にありがとうございました.



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(;_;) ちょっと感動もんですよね.
次の世代につなぐために,あしたからも頑張ろうと思います.


なお,今回は時間がきつきつで質問をうける時間もありませんでした.
質問や感想などがある方は下記メールでお願いします.

adoc.projectあgmail.com → ’あ’を@へ変換してください
 
最後まで読んで下さりありがとうございました.





2012年12月6日木曜日

作業療法の「これまでとこれから」 (12/9講習会)

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12/9の研修会に向けて,資料印刷依頼したにも関わらずパワポいじっています.tomoriです.てなわけで,手元の資料のスライドと,プレゼンの順番が異なると思います.ごめんなさい.ギリギリまでベストを尽くしたいという思いからです.


それくらならまだしも,重大なお知らせがございます.
申し込みの際の開始時間と,ポスターに記載されていた開始時間が異なっていました.

コクチーズ 10:00
ポスター  10:30

ちなみに,開始時間は10:00~です(終了時間は15:30)

両方作成した私のミスです.誠に申し訳ございません.
もし10:30〜にあわせて飛行機や新幹線などを予約して変更できな方がいらっしゃったら,
こちらへご連絡いただけますでしょうか.

 adoc.eventあgmail.com "あ”を@へ変換してください





当日は,ADOC projectの紹介+トップダウンアプローチについて
ボクからお話させていただきます.

シメは,作業療法の「これまでとこれから」についてのスライドです.



これまでFunction-basedのアプローチが主流でした.トップダウンアプローチはそれを否定するものではありません.活かすものだと思います.どうやって機能を高めるのか,それを生活上の作業にどう活かすのか.世界の竹林さんが話してくれます.

また近年,OBPが盛り上がってきました.この10年で,OT内部で,COPM,AMPS,MOHO,OSなどの認知度も高まってきました.OBPのポイントは,作業療法の説明と面接にあると思っています.そしてその両方はあまり教わる機会がないと思います.それでADOCを開発したのですが,実際どう使えばいいのか,齋藤さんが自分の面接動画をつかって話してくれます.
OBPに関連したライトニングトークでは,OBP実践に向けた新しい評価について,吉備国際大学の籔脇さん・寺岡さんから紹介.そして平松さんからOBPの事例紹介があります.

このように,これまではOT自身が作業に焦点を当てるようになることができた10年でした.これからの10年は,作業を実現するためにOTが他職種もどんどん巻き込んでいくようになるのではないでしょうか.OT協会も生活行為マネージメントを推奨していることからも感じ取れます.では,そのマネージメントの実際について,原田さんが話してくれます.彼は今,作業をベースに支援を行うデイサービス開設に向けて頑張っているところです.


ボクはいつも空想の話ですが,ボク以外は実際に臨床で行われているリアルな話です.12/9は,作業療法の「これまで」を上手く引き継いだ「これから」のお話が聞けるでしょう.


席はキツキツなんですが,どうか楽しんで頂ければ幸いです.


あ,最後に,開催時刻は10時です.お間違えのないようお願いします.

最後まで読んで下さりありがとうございました.


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