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2011年6月28日火曜日

できることではなく,やりたいことをやりなさい

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今日,嫁にも娘にも八つ当たりされました.tomoriです.
後で,良く耐えた,とかみさんにほめられました.



「できることではなく,やりたいことをやりなさい」

僕はこの類いの言葉が好きです.
でもやりたくないことができない人に言ってはいけません.
やりたくないことができないと,やりたいことなんてできません.
やりたくないことも,やりたいことのためにちゃんとできる人だけが,
本当にやりたいことをすることができます.

「こんなこと自分のやりたいことじゃない」
「やりたいことをやれば自分はもっと力を発揮することができるのに…」
当然です.誰でもできますw


やりたくないことをやってる時に,
いかに安定した高いパフォーマンスを維持するかが重要です.
それがやりたいことができるようになった時の爆発力を生むことでしょう.
それがやりたいことができるようになった時に信頼を得ることでしょう.
やりたくないことをやっている間にどう過ごすかが一番大事です.



「できることではなく,やりたいことをやりなさい」

今日学生に言ったら
「じゃ先生の課題やらなくていいですか」と言われましたがw
その学生ならきっとやりたいことができると信じています.

2011年4月14日木曜日

OTで大学院進学を考えている方へ

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今日スーパーで金ちゃんヌードルを見つけました.tomoriです.
小さい頃,宮古島のサトウキビ畑でよく食べました.あの卵とエビが旨いんだよなー.


さて,最近は作業療法でも修士,博士が取れるようになり,
進学を考えている方もいらっしゃると思います.

大学院ってどうですか?と聞かれて,僕が最初に答えるのは,
1)教員になるためですか?
2)自己研鑽のためですか?

1)の方は有無を言わさず取ったほうがいいですと答えています.
運転免許のようなものです.



2)の方は話し合いが必要です.

大学院に行けば最新の情報があるんじゃないか?
大学院に行けば頭よくなるのではないか?
大学院に行けば自分の悩みを解決してもらえるのではないか?

2)の方は色んな願望があると思います.
しかし,そんな現実はそんな甘いものではありません(笑).
進学するということは,勉強する場所が与えられるだけのことで,生かすも殺すも自分次第です.

大学院に行って最新の情報を得る
大学院に行って頭よくする
大学院に行って自分の悩みを解決する
全て能動態で考えたほうがいいです.

学費払ってるのに全然教えてもらえないよー,と受動態の方は,
進学するかどうか,今一度考えたほうがいいと思います.

分かりやすく言えば,多少ずうずうしいほうが良い,ということになります.

学費払ったんだから,それなりに勉強させてもらいます的な.
院生が教員をつついて相乗効果を生むという構図が一番よさげですし,周りをみてもそうですね.

また,おおよそ2)の場合は,臨床をしながら進学ということになります.
あまり臨床業務を優先しすぎるのも学びに支障を来します.
まさに「二兎追うもの一兎を得ず」
どうせ勉強するなら,臨床はバイト程度のほうが断然いいです.

以上です.
なぜこんなことを書こうと思ったか.
それは今朝,自分がどの環境に身を置くかって大事だなーと思ったからです.

上をみればきりがない,下をみてもきりがない.
じゃ横をみればいいのかとか,only oneを目指せばいいとか,そういうものではない.
やはり上を見ないといかん.

じゃずっと上の遠い人が数名いたほうがいい.

そうなると進学がすぐ頭に浮かぶが,
進学も入る前に良くよく考えないといかんぜよ,と思って書きました.



2011年3月31日木曜日

国試受かった方と落ちた方へ

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さっき風呂上がりにTシャツを足から履こうとしたtomoriです.
頭は常になんか考えています.

今日は国試のことでした.
作業療法士は全国平均が71%と,これまでにない低さでした.


落ちた方へ

あきらめないで下さい.
あきらめずに努力を続ければ,いつか受かります.

僕は今11年目です.
10年目で僕よりすごい人は沢山います.
12年目で僕よりちょっとどうかなという人も沢山います.

長いOT人生,1年先に合格したなんて,
赤ちゃんが10ヶ月で歩けたか,12ヶ月で歩けたか,の違いに近いです.
成人になれば関係ない,ということです.

大事なことは,国家試験を落ちたという事実に,
今日から自分がどう反応するかということです.

僕の好きな 7つの習慣 という本では

「私たちの行動は周りの状況からでなく,私たち自身の選択によって決まるのだ P86」
「本当の意味では,自分の身に起こる出来事によって傷つけられるのではない.
自分がその状態を容認するという選択によって,傷を受けるのだ P88」

と書かれています.

国試が不合格だった,という事実に落ち込むのは,
落ち込むということを自分で選択したからです. 

「くそー! 絶対に来年受かって,先に受かった人を追い越してやる」
という行動を選択することもできるはずです.


国試に落ちるということはかなりショックだと思います.
でもそのショックから這い上がり,ショックに左右されずに
問題を解決していく人が現場では重宝されます.


あきらめることも,さらに頑張ることも,自分で選択できます.
皆さんがたくましく這い上がってくるのを,待ってます.




受かった方へ

おめでとうございます!
ようやく作業療法のスタートラインです.

自分の行動は選択できる,と先に述べましたが,
国試に受かったという刺激に自分がどう反応するかが大切です.

71%の難関を通った!と甘んじては,いずれ今年落ちた人に抜かれるでしょう.

ぜひ今日の気持ちを言葉に書き残しておいて,毎年見直してください.
自分の長所を書き,それをOTにどう活かして,どう社会に貢献するのか.
初心なんてすぐに忘れるものですから.

国試勉強を通して培ってきた努力を
作業療法士になっても継続し,さらに伸ばしていってほしいと思います.


落ちても受かっても,大事なのはそれに自分がどう反応するか,です.

2011年3月24日木曜日

乳幼児にはミネラルウォーターではなく愛情を

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雪でした.東北の皆さん大丈夫だろうか… tomoriです.


水道水からヨウ素が検出されたので,
乳幼児に飲ませないほうが良いとの報道があったとのこと.

100mシーベルトの摂取でも,たった0.5%の上昇
と言われているガンのリスクがそんなに怖いのか?


自分の子どもは,ミネラルウォーターで健康な体になるように育てるよりも,
多少の困難があっても自信をもって乗り越えていけるように育てたい.
だからミネラルウォーターを確保するよりも,これを機会に何が大事なことか,子どもと考えたい.

ミネラルウォーターを飲ませたそばで,好き嫌いを許し,お菓子ばかり食べさせていないか?
ミネラルウォーターを確保するために東奔西走し,子どもと一緒に遊ぶ時間をないがしろにしてはいないか?
ミネラルウォーターを飲ませるために,将来子どもたちが納めるであろう税金から借金していいか?


うちにも生後2週間の子どもがいる.
そりゃヨウ素は不安ですよ.
親は子どもの健康を何よりも大切に考えるものですから.

でも同じように,東北にも子どもと親はいる.
いくら健康であっても,自分だけ助かればいい,と考える子どもにはなって欲しくない.


これからエネルギーは枯渇していくだろう.石油,水,食料,いろいろある。
そんな未来が待っているのに,今,ミネラルウォーターを買い占める背中を子どもに見せたくない.


もちろん僕一人の節約で,東北の乳幼児にミネラルウォーターが行き渡るわけではない.
そんな物資の話をしたいわけではない.


今僕にできること

子どもにはミネラルウォーターではなく愛情をあげること。





最近,感傷的な内容ばかりですみません…

2010年10月1日金曜日

臨床実習に向けて...

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読んでない本があるのにAmazonの古本を見るとついつい買ってしまうtomoriです.
ざっと積み上げて8冊でした.週末がんばろう.
でも読んでる時間を楽しむというよりは,ノルマと感じてしまうのがボクらしいなと思います.自分で買ったくせに(笑)


さて,2ヶ月の夏休みが明け,今日から後期スタートでした.

今日は3年生に臨床実習に向けてのオリエンテーションを行いました.

言ったことは3つだけです.
1.実習は遊びではないこと.
2.実習は患者さんと指導者の厚意によって成り立っていること.
3.固定観念を持たないこと.

焦らせるつもりなんて毛頭ないです.

緊張感を持って,感謝の心を忘れずにいてほしい.
そして特に3番目が重要です.

言いたいことは,

「常に自分の体験から出発して正直に考えてゆけ」

    君たちはどう生きるか(吉野源三郎著)に書かれている言葉です.

具体例を引用します
君は水が酸素と水素から出来ていることは知ってるね.それが1と2との割合になっていることも,もちろん承知だ.こういうことは,言葉でそっくり説明することができるし,教室で実験を見ながら,ははあとうなずくことができる.ところが,冷たい水の味がどんなものなのかということになると,もう,君自身が水を飲んでみない限り,どうしたって君に分からせることが出来ない.誰がどんなに説明をして見せたところで,その本当の味は飲んだことのある人でなければわかりっこないだろう.

臨床実習も同じで,色んな固定観念にしばられることなく,
色んなことを自ら率先して体験し,
自分が感じたそのままをベースに自分で考えられる人間になってほしい.
そう思います.

来年の今頃,成長した皆の顔を見るのが楽しみです.

2010年8月25日水曜日

教育ってあきらめちゃだめだなー

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かみさんの一言。
あんたはいっつも仕事効率化の本ばっか読んでるけど、
いつになったら効率よくなるとねと真顔で言われたtomoriです。
こ、これは趣味だよ、とよく分からない事を言いました。


今日会議から帰ると廊下に学生Aさんが立ってました。
なんか泣きそうだったので研究室で話を聞きました。

Aさんはあまり真面目な学生ではなく、怒っても誉めても何をしても響きませんでした。
でも近頃は、心を入れ替えて頑張っていました。
それだけでも僕は嬉しかったのですが、
今日、Aさんは自分なりに授業で頑張ったのに、
それをうまく認めてもらえずに悔し涙していたのでした。

今までは何を言われたとしても受け流していた感じでしたが、
とめどなく涙がでて来るくらい頑張ってたんだなと思って、
僕も諦めずに応援してよかったなと思いました。
きっとその一生懸命努力した経験は、
Aさんの将来のためになるでしょう。諦めずにがんばれ!


今の学生は昔とは違う、といろいろと避難されることが多いですが、
彼らは本当に成長できるチカラを持っています。
変える、じゃなくて、信じて、適宜水を与え、芽が出るまで待つしかないのです。
彼らはどう動けばいいのかが分からないのです。
よって行動を注意すべきで、人格を否定することがあってはいけません。

僕も若いころは感謝もしらない本当にバカな人間でした。
親、親戚、友達、教員、先輩、後輩、かみさんは、そんな僕を信じてくれました。

きっと皆さんもそうではないでしょうか。
今になって気づくことばかり。
あの頃は何も分からなかったけど…
思い返すだけで、穴を掘ってでも入りたい気持ちです。

そう思って、教育の奥深さと、もどかしさと、楽しさを今日しみじみと感じました。
この仕事について良かったなぁ。
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